クォン・サンウとユ・ジテが刑事アクションドラマで共演「美しき野獣」
2006年1月31日 12:00
TVドラマ「天国の階段」、映画「火山高」「恋する神父」などを経て、現在は韓国四天王を凌ぐ人気スターとなったクォン・サンウが、「オールド・ボーイ」「南極日誌」などで知られる若手実力派のユ・ジテと共演した本格刑事アクション大作「美しき野獣」。1月26日、東京・六本木のグランドハイアット東京で記者会見が行われ、来日した主演の2人とキム・ソンス監督、そして音楽を担当した川井憲次が登壇した。
だが、この日、主演のクォン・サンウが体調不良のため早朝のフライトに間に合わず、遅刻というハプニングが発生。場内は一時騒然としたものの、ユ・ジテ、ソンス監督、川井氏の3人で会見がスタートした。
「オールド・ボーイ」などで知られるパク・チャヌク監督の助監督を経て、本作で監督デビューを飾ったキム・ソンス監督は「この映画は単なるスター俳優が出ているアクション映画ではありません。我々を取り巻く環境の中で、『守るべきことは何か』ということを考え直してもらいたいという気持ちでこの映画を作りました」と力強くコメント。また今回、専門用語が多く含まれる台詞を覚えるために家に防音装置を取り付け、その上実年齢より年上に見せるため、体重10キロ増でエリート検事役に臨んだというユ・ジテは「商品としてのユ・ジテではなく、人間ユ・ジテを観客に観てもらいたいですね。人間ユ・ジテの演技に注目してもらいたいです」と語り、「イザベル・ユペール、ジェレミー・アイアンズ、役所広司、高倉健は尊敬しています」と話した。
そして、会見の終わりにようやく主役のクォン・サンウが到着。「いままでの作品すべてに思い入れがあるのですが、この『美しき野獣』は特に体力的に苦労しましたが作品には満足しています」と一言だけコメントした。2月11日、日韓同時公開。