トミー・リー・ジョーンズ、奥さん同伴で来日
2005年11月1日 12:00
10月30日に無事閉会した第18回東京国際映画祭の特別招待作品「メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬」のPRのため、監督・主演のトミー・リー・ジョーンズが来日。10月25日、東京・六本木の六本木アカデミーヒルズにて記者会見を開いた。
「メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬」は合衆国南西部とメキシコの国境を舞台に、人種問題などを織り交ぜて作り上げたトミー・リー・ジョーンズ入魂の一作。長編初監督ながら、本年度のカンヌ映画祭で最優秀男優賞と脚本賞を受賞している。初監督作について「TV映画はすでに監督していたので、劇場長編映画が初めてということになる。それだけのことじゃないかな。あと、ジャン・リュック・ゴダール、日本の能、黒澤明の作品群などなど色々な作品、アーティストに影響を受けた作品だと言えるね」とのコメントを披露。
終始顔をこわばらせての会見だったが、フォトセッションでは本作でスチル・カメラマンを務めたご夫人を披露、いかつい強面からようやく笑みがこぼれた。「メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬」は来春公開。