注目の若手が声優に挑戦!「銀色の髪のアギト」製作発表
2005年6月14日 12:00
「青の6号」「戦闘妖精雪風」「LAST EXILE」など、常に時代の先端をゆくハイクオリティなデジタルアニメーションを生み出してきたスタジオGONZO(ゴンゾ)が、初めて手掛ける劇場用アニメーション大作「銀色の髪のアギト」の製作発表会見が、6月9日、六本木ヒルズのアカデミーヒルズ40にて行われた。
本作は、300年後の荒廃した未来を舞台に、少年アギトが過去からきた少女トゥーラと出会い、巨大な運命に巻き込まれていくというSF冒険ファンタジー。主人公アギトを「亡国のイージス」「空中庭園」など、今年相次いで話題作に出演する勝地涼、少女トゥーラを若手実力派として活躍している宮崎あおいが演じる。2人は「最初は掛け声や息づかいなどのアドリブが難しかったけど、じっくりと取り組ませてもらい、次第に楽しくできるようになった」(勝地)、「声だけの演技は勉強になった。映画のほうは、音楽や映像がとても素敵」(宮崎)と、アフレコや作品について感想を述べた。このキャスティングについて杉浦慶一監督は「声優としての“技術”より、役者として“感情”をフィルムに置いていってもらいたかったから」と語り、「森や木など、CGで難しい部分もびっくりするくらいの出来になっていると思う」と作品への自信をのぞかせた。
その他、大杉漣、濱口優(よゐこ)、布川敏和、古手川祐子、遠藤憲一らが声優として出演する。松竹の配給で、06年正月全国ロードショーの予定。