ワインスタイン兄弟、新会社の強力ラインナップ
2005年5月31日 12:00
今年の9月30日をもってミラマックスを去るワインスタイン兄弟が、新会社ザ・ワインスタイン・カンパニーの旗揚げを行った。さっそく発表された今後のラインアップは、タランティーノ監督やロバート・ロドリゲス監督の新作など、ミラマックス時代に培ったコネクションを生かしたものばかりで、ワインスタイン兄弟の業界における吸引力をあらためて見せつけた形だ。
ハリウッド・レポーター誌によれば、ザ・ワインスタイン・カンパニーは、06年の終わりまでに、12本の映画を配給する準備があるという。具体的には、ロバート・ロドリゲス監督の「シン・シティ2」、ロドリゲス監督とタランティーノ監督との共同プロジェクト「グラインド・ハウス」、「コールド・マウンテン」のアンソニー・ミンゲラ監督とジュード・ロウが再タッグを組んだ「Breaking and Entering」、エルモア・レナードの原作を「恋におちたシェイクスピア」のジョン・マッデンが監督、タランティーノがプロデュースする「Kilshot」、スティーブン・フリアーズ監督、ジュディ・デンチ出演の新作「Mrs. Henderson Presents」など、ミラマックス人脈を根こそぎ引っ張ってきた形。さらに、チェン・カイコー監督、真田広之主演の「無極/THE PROMISE」や、黒沢清監督「回路」のハリウッド・リメイク、「ザ・パルス」も含まれている。