躊躇するトムを説得。「コラテラル」監督の口説き文句は?
2004年10月26日 12:00
トム・クルーズが銀髪の殺し屋に扮し話題沸騰のアクション・スリラー「コラテラル」の公開に先立ち、PRのため来日したマイケル・マン監督が10月21日、東京・六本木の六本木アカデミーヒルズにて記者会見を開いた。
トム・クルーズが94年の「インタビュー・ウィズ・バンパイア」以来10年ぶりの悪役を演じるということが話題の本作。そのことについて、マン監督は「トムは初め、(本作での)悪役に少し躊躇していたんだけど、『スティーブ・マックィーンも、アル・パチーノも、ロバート・デ・ニーロも皆悪役を演じてきたんだ。今度は君の番だよ』って言って説得したんだ」と嬉しそうに語った。
また、「トムがアカデミー賞にノミネートされるのでは?」と聞かれ、「私の予想を披露しよう。この映画では主演男優賞にトムがノミネート、助演にジェイミー(・フォックス)だね。で、ジェイミーは『レイ』(レイ・チャールズの伝記映画)で主演男優賞にノミネートされるんじゃないかな(笑)」とし、「監督自身の作品・監督賞は?」と聞かれると「私は自分のことは分からないんだよ」とコメント、会場の笑いを誘っていた。「コラテラル」は30日公開。