主演クラスが勢揃い!邦画史上最大級「亡国のイージス」
2004年8月31日 12:00
最新鋭の防空システムを備えた海上自衛隊の護衛艦・イージスを中心に、国家の存亡を賭けた男たちの戦いと苦悩を描いた福井晴敏のベストセラー「亡国のイージス」の映画化が決定し、8月31日、帝国ホテル(東京・日比谷)で製作発表会見が開かれた。会見には、阪本順治監督ほか、原作の福井晴敏、主演の真田広之、寺尾聰、佐藤浩市、中井貴一らが出席した。
そのスケール感から映像化は不可能とされていた本作だが、阪本監督以下、いずれも日本アカデミー賞主演男優賞の受賞歴をもつ4人の強力なキャストを揃え、撮影には防衛庁、海上自衛隊、航空自衛隊も協力し、映画化が実現。原作者の福井氏は「紆余曲折があったが、気がついたらこんな凄いことになっていた。防衛庁の協力も得られたのは“時代の流れ”が大きいと思うし、その流れに乗れたことはありがたいが責任も感じている」と心境を語った。また、阪本監督も「(本物を使った撮影で)作り物でないスケール感を出したい」と語り、主演の真田は「世界に通じる作品になると思う」とコメント。同席した製作者らも一様に「日本映画のエポックとなる」と意気込みを見せた。公開は来夏。同時期公開の「スター・ウォーズ エピソード3」に挑む。