「M:I-3」の新監督、その興奮を語る
2004年8月24日 12:00
「M:I-3」の監督に決定したJ・J・エイブラムスが、自らが手がけるTVシリーズ「エイリアス/2重スパイの女」のDVD発売のプロモーションの席で、「M:I-3」の監督に抜擢されるまでのプロセスを明らかにした。
プロデューサーのトム・クルーズと会ったのは数カ月前で、「エイリアス」を見たことがないというクルーズに、同シリーズのDVDを手渡した。当時は、可能性ゼロだと思っていたエイブラムスだが、その後再会したとき、クルーズはDVDに収録された全44話のエピソードをすべて見ており、監督のオファーをしてきたのだという。「すごく興奮してるんだ! とてつもないチャンスだよね。僕はTVシリーズの大ファンだった。自分が監督できるなんて、これ以上ないくらいラッキーだ」
現在、エイブラムスは「エイリアス」の第4シーズンと、秋からスタートする新シリーズ「ロスト」の準備に追われて、まだ「M:I-3」に取りかかることが出来ていないという。「M:I-3」については、すでにフランク・ダラボン監督(「ショーシャンクの空に」「グリーンマイル」)が、「ペイチェック/消された記憶」のディーン・ジョーガリスと共同執筆した脚本があるが、その脚本に手を加えるかどうかも分からないという。「まだ次のステップを話し合っているところ。フランクは大好きな脚本家で、すばらしい脚本に仕上がっているよ」
エイブラムスは、「エイリアス/2重スパイの女」や「フェリシティの青春」など、自身がプロデュースするTVドラマでは何度も監督を経験しているが、映画監督としては「M:I-3」がデビュー作となる。出演は、キャリー=アン・モス、ケネス・ブラナー、ビング・レイムス、スカーレット・ヨハンソンら。撮影開始は05年夏、全米公開は06年の予定。