トム・クルーズ、「M:I-3」で撮影許可が下りず
2004年5月11日 12:00
「ミッション:インポッシブル」シリーズ最新作、「M:I-3」の主演と製作を務めるトム・クルーズは、ドイツの連邦議会議事堂での撮影許可を求めていたが、結局、許可が下りなかったために、他のロケーションを探すことになった。
連邦議会議事堂は、19世紀に帝国議会議事堂として建設。第2次世界大戦の空爆で被害を受けたが、東西ドイツ統一とベルリンの首都移転に伴い、99年、イギリス人建築家ノーマン・フォスターにより、全面改装されたベルリンの観光名所だ。先月、ロケハンのためにベルリンを訪れたトムは、議事堂の屋上にある直径約40メートルのガラス張りドームをいたく気に入り、撮影を希望。だが、議事堂側は「議会の威厳を保つため、いかなる映画の撮影も許可しない」とトム・クルーズ側の要求をはねつけた。
「M:I-3」はキャリー=アン・モス、ビング・レイムス、スカーレット・ヨハンソン、ケネス・ブラナーなどが出演。脚本にフランク・ダラボン、監督はトム・クルーズ製作の「NARC」の新鋭ジョー・カーナハンといった陣営で製作される。全米公開は05年5月6日の予定だ。