ブラピ主演でリメイクも。「列車に乗った男」ルコント監督来日
2004年3月16日 12:00
「橋の上の娘」などで日本でも人気のフランスの名匠パトリス・ルコント監督が、新作「列車に乗った男」の公開にあわせて10度目の来日を果たし、3月16日、センチュリーハイアット東京(東京・新宿)にて記者会見を開いた。
本作は、全く接点のない2人の男が偶然出会い、友情を深めていく物語。ある日、主演のジャン・ロシュフォールとジョニー・アリディという正反対の2人の組み合わせを思いついたところから、物語が生まれていったという。
また、本作は02年のベネチア映画祭で観客賞と男優賞を受賞したほか、アメリカでもロサンゼルス批評家協会賞の外国語映画賞を受賞。ワーナー・ブラザース映画がリメイク権を取得し、ブラッド・ピットを主演に据えるという話もある。監督は成功の要因について「何がヒットするかは公開前も後もわからない。ヒット作を生むレシピなどなく、魔法のようなもの。リメイクといっても私は何も関与しないしね」と落ち着いた様子で語った。会見の最後には、母娘揃って監督のファンという寺島しのぶが花束贈呈に駆けつけ、華を添えた。4月10日よりBunkamuraル・シネマにて公開。