脳移植により生まれた異色のラブ・サスペンス「天使の牙」舞台挨拶
2003年8月19日 12:00
直木賞作家・大沢在昌のベストセラー小説を映画化し、いよいよ今週末より全国公開となる「天使の牙B.T.A.」のプレミア試写会が、8月18日、丸の内東映(東京・銀座)にて行われた。多くのファンや招待客が詰め掛ける中、主演の大沢たかお、佐田真由美、黒谷友香、萩原健一に加え、佐野史郎、嶋田久作、小木茂光と原作者・大沢在昌、監督・西村了の総勢9名による舞台挨拶が行われた。
本作を皮切りに、以後半年で5本の出演作を抱える大沢たかおは「とにかく手に汗握る2時間。昨日から興奮して、今もドキドキしてます。是非楽しんで見てください」と挨拶。脳移植によって同じ外見で異なる人格になってしまう“1人2役”を演じた映画初出演の佐田真由美は「最後まで画面に釘付けになると思います」と続けて作品の魅力を語った。他の出演者では、佐野が「僕が出てくるとだいたい犯人だと思われるかもしれませんが(笑)。この映画では、僕が犯人かどうか自分でもわからないような役。犯人探しの謎を楽しみながら見てください」と、会場の笑いを誘いながら、作品の異なる側面をアピールした。