アカデミー賞の前はご機嫌だった! ラッセル・クロウ来日記者会見
2002年3月26日 12:00
先日発表されたアカデミー賞で作品賞、監督賞など4部門に輝いた話題作「ビューティフル・マインド」。授賞式に先立つ3月20日、主演のラッセル・クロウが来日し、新宿パークハイアット東京で記者会見を行った。
本作は、実在するノーベル賞学者、ジョン・ナッシュの半生を綴った物語。毎回違った役柄を演じるクロウだが、作品選びのポイントについては「一種の“鳥肌現象”のような、感情に訴えてくる脚本を選ぶようにしているよ。本作に関しては、天才や精神分裂症といった要素があるけれど、それよりも想像を絶する困難を乗り越えて支えあう男女の姿がこの話の中核だと思っている。この素晴らしい夫婦の物語に鳥肌が立って、出演を希望したんだ」と語った。また、共演のジェニファー・コネリーについては「素晴らしい女優。これほどエモーショナルな、深みのある役は彼女の長い女優キャリアの中でも今回が初めてだろう」と顔をほころばせた(ジェニファーはアカデミー賞助演女優賞を受賞)。
しかしながら本作は、ここにきてさまざまなトラブルに見舞われ、心中穏やかではなかった様子。先週もお伝えしたロンドンでの暴行事件について記者が質問しようとしたが、もちろん却下。そしてアカデミー賞主演男優賞も、デンゼル・ワシントンにさらわれてしまったのはお気の毒。ともあれ、アカデミー賞前のクロウは上機嫌。「ワールドカップが大成功することを心から祈ってるよ。楽しんでね!」と日本のファンにメッセージを送っていた。