早くも「少林サッカー2」？　チャウ・シンチー来日会見

少林寺とサッカーという奇抜な組み合わせと「マトリックス」以来の衝撃的なVFXで、観客を感動と爆笑の渦に巻き込むサッカー・エンターテインメント「少林サッカー」。本作で監督・脚本・主演をこなした、香港映画界のナンバーワン・ヒットメイカー、チャウ・シンチー（周星馳）が来日し、3月19日、ウェスティンホテル東京（東京・恵比寿）にて来日記者会見を行った。

ハリウッドの大手配給会社ミラマックスによる全米公開も決まっている本作だが、記者団の中からは「ミラマックスは作品に手を加えて大事なシーンをカットしている」という意見も飛び出した。これに関してチャウ・シンチーは、「せっかく上半身をブルース・リーのように鍛え上げたのに、アメリカではそのシーンがバッサリ切られちゃって。これは納得できなかったよ。どうしてカットしたのか尋ねたら“痩せすぎてかっこ悪い”と言われたんだ（笑）。アメリカは筋肉質な体が好まれるけど、アジアでは細い引き締まった体が好まれるんだね。だから、上映される国に合わせて編集されるというのは仕方ないんじゃないのかな」と配給サイドを意識したコメント。また、続編「少林サッカー2」についても軽く触れ、「続編のアイデアは既に頭の中にあるよ。でも今はプロモーションで忙しいからね。落ち着いたらゆっくりシナリオを組み立てていくつもりだよ」と語った。続編は次のワールドカップ開催年か？　シリーズ化に期待しよう。