「パール・ハーバー」、一大イベントに批判の声も
2001年5月22日 12:00
5月25日、アメリカで「パール・ハーバー」が公開されるが、大金を投じたプロモーションもいよいよ佳境に入ってきている。なんといっても目玉は、2000人を招待してハワイの空母の上で行われる大プレミア上映会だ。ここには、世界各国のジャーナリストだけでなく、真珠湾攻撃を体験した退役軍人も招待されるという。「パール・ハーバー」のイベントをハワイという場所で、しかも、えひめ丸の事件から間もないこの時期に行うことに関し、日本人の国民感情からすれば複雑であるが、実はアメリカ側からも批判の声があがっている。とはいっても、批判の矛先はそのコストで、石油価格が高騰し、電力危機が深刻であるこの時勢に500万ドル(約6億円)もかけてイベントをやること自体が不謹慎だというのだ。