「いいぞ大谷51ー51」石がある オプンチアさんの映画レビュー(感想・評価)
いいぞ大谷51ー51
気乗りしなかったが知人に付き合い鑑賞。
ああやっぱり、何も起こらないやつか…映画はさぁ、意味とか意義とか理論とか深読みしながら観るもんじゃないよな。以上が感想。だがこの後、映画終わりで知人が私にこの作品の“解説”を熱く長く語るだろうことはじゅうぶん予想がつく。応戦するか、仮病で逃げるか……
かつて三島由紀夫がベケットの『ゴドーを待ちながら』を貶して、いやしくも芝居で何も起こらない、ゴドーが来ないというのはけしからんと怒ったが、世界中で愛されるベケット信望者たちから非難の砲火を浴びた。何も起こらない芝居だと分かっていながらも観客は絶えず、日本の劇団員も大好きで……ハアどんだけおるんそっちの人間!
上映後、外に出ると、なんと大谷の号外が配られてるじゃないですか~助かった~これで話題は大谷君のみ。やっぱり人生、“何かが起こる”って愉しいなあ。
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sow_miyaさんのコメント
2024年9月23日
他作への共感とコメントありがとうございました。「招いて」の中身、あのドキュメンタリーでもはっきりとは断言してませんでしたが、割と強引に連れてきながら、その分生活はちゃんと保証したというニュアンスでした。
この「石がある」という作品、未見ですが、小川あんさんと聞くと、レビューの内容全てが腑に落ちます。
自分もゴドーは好きだし、ちょっと「そっち」の傾向があるので、ご友人と同じタイプかもしれません。気をつけます笑。