アアルト

劇場公開日:

アアルト

解説

フィンランド出身の世界的建築家・デザイナーのアルバ・アアルトの人生と作品にスポットを当てたドキュメンタリー。

不朽の名作として愛され続ける「スツール60」、アイコン的アイテムである花器「アアルトベース」、自然との調和が見事な「ルイ・カレ邸」など、優れたデザインの家具・食器や数々の名建築を手がけたアルバ・アアルト。同じく建築家であった妻アイノとともに物を創造していく過程とその人生の軌跡を、観客が映像ツアーに参加しているかのような独創的なスタイルで描き出す。さらに、アイノと交わした手紙の数々や、同世代の建築家、友人たちの証言を通し、アアルトの知られざる素顔を浮き彫りにしていく。

フィンランドの新鋭女性監督ビルピ・スータリが手がけ、同国のアカデミー賞と言われるユッシ賞で音楽賞と編集賞を受賞。

2020年製作/103分/G/フィランド
原題:Aalto
配給:ドマ
劇場公開日:2023年10月13日

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(C)FI 2020 - Euphoria Film

映画レビュー

5.0ドキュメンタリーとしても貴重な映像とインタビューで構成されていて、ナレーションも最低限で北欧家具のようにシンプルな作り

2024年2月11日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

代表的な建築をドローンのハイアングルなどで、見るといかにモダンかつハイセンスな設計だけども、使い易さも考えているのが分かる。
個人的にはもっと多くの建物を紹介して欲しい側面もあるが、どちらかと言えば、アアルト夫妻と生涯を追及する側面が強い。

ひるがえって最近の日本建築はどうなのか?とも思う。出来損ないの迷路みたいで使い勝手の悪い建築家の自慰みたいな渋谷駅とか、ガラスがメインで構築されて書籍に有害な紫外線に晒されるとんでもない図書館とか、急造建築で空調もない国立競技場などの利権物だらけに感じる。

アアルトが手掛けた建物(年金会館など)に対する当時の批判もいくつか映画の中で扱っているが、いわるゆる贅沢な作り的な側面が多くて、現在でも通用する作りや使う側に立った考察がなされているので、そこが一流と云われる所以だと思う。

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ミラーズ

4.0コルビジュエとかライトらのモダニズム建築時代における、人間中心主義...

2024年1月18日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

コルビジュエとかライトらのモダニズム建築時代における、人間中心主義の建築をつくっていた稀有な存在。
工業化時代において鉄やガラスが大量に使われている一方で、木を使い窓を丁寧にデザインし、自然と調和したどこまでも人間的なデザインは、今の時代においても色褪せることない、むしろ改めて価値を痛感する。それができたのはフィンランドの豊かな自然の中で育った地域性と、アールトを支えたアイノへの愛情が大きな影響を与えてるんだなぁっていうのを感じた。
また、関わる人に対しての態度や姿勢が、誰からも愛された所以なんだろう。人を魅了する。いつの時代も大事なのはどこまで周囲を大事にできるか。

窓のデザインをら通じて光の取り入れ方と豊かな自然との調和した建築デザイン
どこまでの人間視点でのつくりこみ
手の触れる部分や家具などに及ぶ細部に宿るでデティール

一回観に行きたくなりました。

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ひろみちゃん

2.0建築に興味が無いと眠くなる

2023年12月12日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

寝られる

フィンランド出身の世界的建築家でデザイナーのアルヴァ・アアルトの人生と作品にスポットを当てたドキュメンタリー作品。

奥さんのアイノも同じく芸術家で彼女の影響も多大だったんだとわかった。
ただし、建築に興味ないと退屈で眠くなる。
人を選ぶ作品だと思った。

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りあの

4.0建築の名作の数々を堪能

2023年11月16日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

幸せ

恥ずかしながらアルテックの家具を愛用しているのに、よく知らなかった時代背景やアアルトの人となり。改めてフィルムで見て、デザインに対する考え方も理解できたし、手がけた建築物は本当に素敵なものばかりだった。
実際のモノクロフィルムと書簡のやりとりはなんだか切なかった。
建築の方をもっと色々知りたくなった。

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つむり