劇場公開日 2022年12月23日

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真・事故物件パート2 全滅 : 特集

2022年12月15日更新

新ホラークイーン誕生! チアガール姿でR18+描写に挑んだ窪田彩乃が語る見どころと撮影秘話

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話題の映画を月会費なしで自宅でいち早く鑑賞できるVODサービス「シネマ映画.com」。オカルトメディアのサイゾーの映画配給レーベル「エクストリーム」製作プロジェクト作品で、ホラー映画専門の動画配信サービス「 オソレゾーン(OSOREZONE)」セレクト作品「真・事故物件パート2 全滅」が、12月16日から3日間、劇場公開直前プレミア上映される。

今年2月に公開された「真・事故物件 本当に怖い住民たち」の大ヒットを受け製作された第2弾で、事故物件を舞台にした恋愛リアリティショーが、想像を絶する殺戮のバトルロワイヤルの場と化していく様を描いたバイオレンスホラーだ。前作に引き続き佐々木勝己監督がメガホンをとり、前作を上回るショッキングな描写を盛り込み、今回はR18+指定となった。主演の窪田彩乃と叶井俊太郎プロデューサーに、撮影の模様や本作の見どころなど話を聞いた。

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真・事故物件パート2 全滅(佐々木勝己監督/2022年製作/75分/R18+/日本)

■心霊もの、血まみれゴア描写に尻ごむも 「キャリー」などを参考に役作り
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CMやドラマで活躍する若手の窪田にとって、今回が初の映画主演作。ユーチューバーたちが事故物件で撮影に挑む恋愛リアリティショーのADで、チアガールにスカジャンという個性的なスタイルの姫宮伊吹役を、初主演とは思えないほどの存在感で演じた。

ホラー、スプラッター映画に関しては、「『死刑にいたる病』のような犯罪や猟奇殺人なんかの話は好きなのですが……実は心霊ものとかは得意ではなくて。内臓が出る作品なんてできるかな? とちょっと不安になりましたし緊張しました」と吐露。

ホラージャンルならではの表現に戸惑いがあったものの、役作りの参考に「羊たちの沈黙」や「ハンニバル」など海外の傑作を鑑賞したそう。「日本のホラーは残酷な描写がそこまでないので、海外の作品を見ました。血を浴びるという点では『エスター』や『キャリー』を参考にしました。父がこの手の映画が好きで、役について相談したら『キャリー』を見た方がいいと薦められたんです」

■リアクションが秀逸! 「新しいホラークイーン誕生」と製作陣が太鼓判
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怪しげな事故物件での撮影隊のADとして奮闘する姫宮を演じる窪田が物語をけん引する。序盤はややテンション低めの姫宮だが、その後次々と起こるおぞましい現象に直面し我を失っていくのだ。

これまで数々のホラー作品に携わってきた叶井プロデューサーは「顔のリアクションが秀逸で、素晴らしいんです。驚いた表情がもう完璧。僕も含めて製作側の人間はみんな主演が窪田さんで良かったと意見が一致しています。新しいホラークイーン誕生ですね」と太鼓判を押す。

そして窪田は役作りをこう振り返る。「序盤でリアリティショーに出る人達のVTRを見るシーンでは、姫宮の態度は全部アドリブです。自由にやらせていただいたので楽しかったです。終盤の盛り上がりに向けて温度差があるように、前半は本当にこんなADが現場にいたら怒られるだろうな(笑)、というちょっとだらけた感じにしました」「ホラーは怖いものを初めて見るシーンが多い。だから、“初めてのリアクション”をする、ということを一番に心がけました。作るというよりも、目の前でこんなことが起きたらヤバい顔するな、それだけを考えていたんです。人の内臓が出てくるところなんて見たことないですし、だからウァ!って、初めてだからこそできるリアクションだったと思いました」

■製作費倍増! 今作の見どころと撮影秘話
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低予算で作った「真・事故物件 本当に怖い住民たち」の予想以上のヒットを受け、すぐに続編製作を決めたと叶井プロデューサー。「佐々木監督がなかなかうんと言ってくれなかったところを、承諾していただき、今回の脚本も好きなようにやってもらいました。予算を倍増して、更にグロいことをやってくれるのかと思ったら、そっちではない方向でしたが(笑)。現場に行って驚いたのは、脚本にはなかったモンスターの出てくるシーン。自分のギャラを削って作ったそうです」

前作はR15指定、今回はR18+となった。「監督と映倫に2回行き、脚本にいくつも修正が入りました。特に後半はかなり血みどろになるのですが、そこの2か所にダメ出しされましたね。最終的に元のエッセンスは残した形でR18+となりました」と修正を余儀なくされたものの、その過激な表現には自信を見せる。

恐怖を描いた作品だが、窪田をはじめ、前作から続投の海老野心、小野健斗、そして石川涼楓と若手メインの現場は「すごく雰囲気良く、和気あいあいとしていた」という窪田。「ひとつひとつのゴアの表現やホラー要素を含めて、佐々木監督はすごくこだわりを持って、しっかり準備されていて。映像もゴアだけどきれいに見えるんです」と見どころを語る。

そして、「衣装合わせの時に、型取りというカテゴリがあって。何の型だろうと思っていたら、現場に人の首から上の型がいっぱい落ちてて(笑)。そこから、内臓を一回内側に入れて出すとか、『わ、グロい!』と思いましたね。目から血を出す場面も、目薬ではなく細いホースを使うんです」と初のホラー映画の現場ならではの驚きのエピソードを披露。スタッフの実家で撮影を敢行したそうで「お面やヤバい人形など、家の雰囲気はそのままなんです。これは本当にある家だと意識して見てもらえると面白いかも」と叶井プロデューサーが付け加える。

■細部への“監督のこだわり”を確認できるのが配信のメリット
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劇場公開されない地域に住んでいたり、自宅でリラックスしながら見るのにうってつけな配信サービスだが、その他のメリットを「映画館では臨場感を楽しめますが、配信は細部まで何度も見られるのがいいですね。実は特殊メイクしていたり、とか、スクリーンで一瞬しか映らないところや監督のこだわりが配信だと確認できるのが利点だなと思いました」と窪田。特に、(共演の)海老野心の顔を見てほしいです。特殊メイクをしている場面があるらしくて、私も気づかなかったので」と見るべきポイントを紹介してくれた。

■窪田彩乃、今後の展望とこれから作品を見る観客へのメッセージ

現在24歳の窪田。これから多方面での活躍が期待されるが、今作で彼女の“女優”としての魅力とポテンシャルに注目する人は多いだろう。「トークなどはあまり得意ではないのですが、自分じゃない何かになっている時間が長ければ長いほど幸せで。ドラマでも映画でも舞台でも、役の中にいる時間が増えるように頑張っていきたいです。今回映画を経験してわかったのは、何事も飛び込まないとわからないな。ということ。だからどんな作品も一生懸命やっていきたいです」と意気込みを語る。

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「エンディングを是非、ご自身で想像していただきたい作品です。タイトルに『全滅』とありますが、どっちが勝ったのか?と考えるのが楽しいと思います。ゴアも、スプラッターもホラーもあり、コメディ要素もある、いろんな映画のいいところが楽しめるバイキングみたいな作品です。うっかり見逃してしまうところもたくさんあるので集中して見てほしいです」

キャストやスタッフの熱量も倍増の「真・事故物件パート2 全滅」、そして新星ホラークイーン窪田彩乃の姿をこの機会に一足早くチェックして欲しい。

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