劇場公開日 2022年8月20日

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アートなんかいらない! Session1 惰性の王国のレビュー・感想・評価

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4.0必要なアートとは?

2022年10月1日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

なんとなく”素晴らしいもの”としてやり過ごしているアートの素顔を見せられる様で唖然としつつも、個人的には知らないことも多く面白く観れた。

アートがいらないと挑発しているにもかかわらず、これだけアートについて描き続けられるというのは、逆に歪んだ愛情表現なのかもしれない。

「表現の不自由展」で大炎上した作品を作った大浦氏の穏やかな話ぶりが印象に残る。

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やみーやみー

3.0レビュー0って凄いな。

2022年9月18日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

session1&2の感想です。
監督が現代美術に感動しなくなって、「そもそも現代美術って何だっけ?それ、要るっけ?」という問いから始まる一種のロードムービーです。

なにしろ、個人的な現代美術体系ですから、かなりの知識がないと付いていけない感じです。リアルドールとか話に必要だったか疑問。でもまあ個人的な現代美術の解釈と悩みだから仕方ない。
現代美術が足を踏み外した、、と思われるデュシャンの便器や、その贋作説とか知らんかった事もあり楽しめた。
三鷹の変な家なんて監督と同じ行き詰まりからの建築に移行した作家の作品で、1人の作家の終着点として監督も同じような「終の棲家」を観てるような気配だ。
この辺は個人で違うところなんで「へー」とか言いながら真剣に見る必要もないと思う。

愛知トリエンナーレの主催側のまとまった話を聞けたのも良かった。現代の芸術が昔の「お行儀の良かった美術」から足を踏み外し、自分や周り、あちこちとぶつかりながら進まざるを得なくなってしまったストレスから生まれたドキュメントなんだろうな。

同じような行き詰まりを感じてる方は是非。

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masayasama