凪の憂鬱

劇場公開日:

凪の憂鬱

解説

「コーンフレーク」「ミは未来のミ」の監督・磯部鉄平とインディペンデント映画で数多く活躍する俳優の辻凪子が2020年より手がけてきた短編シリーズ「凪の憂鬱」の続編となる長編映画。福岡インディペンデント映画祭2020で優秀作品賞と俳優賞を受賞した短編「凪の憂鬱 高校生編」、YouTubeとTwitterで公開されたミニドラマシリーズ「凪の憂鬱 大学生編」に続き、社会人になった主人公・凪が過ごす初めての有給休暇を描く。

大阪で契約社員として働く凪には1年前から付き合っている恋人がいるが、初めての有給休暇の前日に振られてしまう。個性豊かな仲間たちに振り回されながら、怪談をしたり、ライブに行ったり、ゲートボールをしたり、かつて好きだった人に再会したりするうちに、凪のメランコリックな休暇は過ぎていく。

共演は「シュシュシュの娘」の根矢涼香、「裸足で鳴らしてみせろ」の佐々木詩音。

2022年製作/98分/G/日本
配給:モクカ

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映画レビュー

4.0大阪から届いたちょっと変わったクセになる味わい

2023年3月30日
PCから投稿

主に大阪を舞台に柔らかくゆったりとした空気感でユニークな人間模様を紡ぎ続ける磯部監督。その最新長編となる本作は、これまで短編「高校生編」、中編「大学生編」と展開してきた「凪シリーズ」の最新作である。主演の辻凪子が体現するこの役柄もついに立派な社会人となり・・・とは言いつつ、今回もユルユルと心地よいペースなのは相変わらずで、怪談ナイト、ゲートボール、銭湯、映画館などで巻き起こるクスッと笑ってしまうエピソードの数々が「何気ないけれど忘れ難い一瞬」をまたひとつ更新していく。これがなんだかとても愛おしい。一度ハマってしまうとまた通いたくなる店の味、とでも言おうか。凪が七転八倒しながら笑って悩んで眉をしかめて試練を乗り越えるたびに、親戚のおじさんのように応援してしまう自分がいた。磯部監督の巧みな映像表現と辻の唯一無二の演技力が深く調和した一作。今後も歳を重ねる凪の姿を見届けたいと思わずにいられない。

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牛津厚信

3.0リアルなコロナ時代のドラマ

2023年4月30日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

幸せ

コロナ禍真っ只中の大阪の下町を舞台に、主人公の派遣OL凪と彼女を取り巻く友人たちとの、どうってことのない1週間を描いたドラマ。

怪談を聴きに行ったり、ゲートボールをやったり、自主映画を撮影したりとイベントは盛りだくさんだけど、平熱で淡々とこなしていく様にそこはかとない面白味がある。

この作品でとにかく驚いたのが、作中の人物がみんなマスクを付けたまま会話をしていること。コロナ禍の日本では見慣れた景色ではあったけれど、映像作品中で当たり前にマスクをしているのにはお目にかかったことがない。

ある意味こちらの方がリアルであり、肩肘張らずに日常風景を描いているという点で稀有な作品である。

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ku-pa-

3.0凪お疲れさま

2023年4月23日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

ゲートボール大会は何だったんだろう?

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かん

1.5もう作らなくて良いよ

2023年4月21日
iPhoneアプリから投稿

なぜ?なぜ? 作り手側の承認欲求の為に観客の1900円を消費させるのは如何なものか?

ラストに向かってちゃんとプロとして作ったのか?

主演の人は好きなんだけど、最近こういう作らなくても良い映画が多すぎて何が何だかわからない状況になる。ムーラボみたい

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ビビ
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