劇場公開日 2022年1月28日

「単品として見るから。」優しき罪人 yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0単品として見るから。

2022年3月27日
PCから投稿

今年84本目(合計357本目/今月(2022年3月度)26本目)。

もともとは「未体験ゾーンの映画祭り」か何かであったものを、韓国映画ということで、韓国映画を良く扱うシネマートさんで急遽扱うようになった経緯があるようです。

この映画を一言でいえば「赦しと許容」という部分になるのかな…と思います。
日本と韓国は法律など似ていますし、軽々しくはいえませんが、「過失運転」といった、(アルコールなど絡まないような、純粋たる過失運転)というものまで、極端に加害者を責めるのも、趣旨(被害者感情)としては理解はしえても、「バランスが取れない」という点は確実に言えます。この点、ここのフォローは少ないものの、いかにして「赦しと許容」という部分に落とし込んでいる点で、普通に映画として見るなら(「未体験ゾーン~」は「諸般の事情で日本で放映しづらい~」と書いてある)、そこまで変な作品でもないかなと思います。

 ▼ 豆腐

 ・ ここでは、韓国式豆腐を指すようです(「豆腐」とは字幕では出ますが、日本でいう豆腐とは違う。日本でいえば「はんぺん」のようなものが想定できる)。

 ---------------------------------------------------------
 (減点0.2) ここは日本なので、日本の方が字幕で観ることが想定できますが「ひき逃げで猶予されて、示談金(和解)でもこれしかもらえなかった」という趣旨の発言があります。

 ただ、前者は列記とした刑事事件(もっとも、日本基準でいえば、交通刑務所にあたるようなケース。故意性がないため)で、刑事事件で「いくら払え」ということは言えない」ので、(日本では、それらが終わって、さらに民事で起こして金払えというように二重構造になっています。刑事と民事では求められる範囲が違う。刑事事件で「金払え」とか、民事事件で「厳罰にしたいから無期懲役にしろ」とは言えない)ここは混乱を招くかなと思ったところです(大筋でもないですが)。
 ---------------------------------------------------------

yukispica