劇場公開日 2021年9月24日

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「田舎っぺパンクが、痛いし浮くしで。」ディナー・イン・アメリカ bloodtrailさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0田舎っぺパンクが、痛いし浮くしで。

2021年12月6日
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鑑賞方法:映画館

いっや、それは臭いだろうよw

その辺の大学生が思いつきそうな物語り。なんですが、下手にクオリティが高いんどす。先ず、役者さんがAクラスと言っても過言じゃ無い。撮影も演出もAで通用する。大学運動部のショボさなんかは低予算の潔さが、逆に笑いを誘います。

なんと言っても。

ヒロインのパティが、リアルにイケてない。セクシー度ゼロ。演じるエミリー・スケッグスは、なんと30歳?見えないんですけど?と言うか、彼女のテンションの分からなさ加減が雰囲気を支配する、この物語り。すっとぼけたアメリカ田舎っぺ天然女子振りが最高だった。大竹しのぶさん的で、親近感も湧きますしw

この上なく痛いコンビの純愛は、やっぱり痛い。世間からも家族からも、完全に浮いてます。と言うか、鼻ツマミ。パンクに生きれば、そうなるよね、必然的に。この二人を両親に持つ子供の物語りなんかも、楽しそうなんですけどw

みずみずしい、いや、ちょっと濁ってる感や酸っぱさは感じるけれど、アンチハリウッドの愉しさに溢れてて好き。

良かった。
かなり、きたねーけどw

bloodtrail