「鬼太郎が生まれたのは昭和29年で31年じゃありません」鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 eigas@uKiさんの映画レビュー(感想・評価)
鬼太郎が生まれたのは昭和29年で31年じゃありません
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☆1すらもったいない。マイナス5000兆以下
水木しげる生誕100周年を記念作品として期待していましたが、水木しげるアンチが作ったとしか思えない間違いだらけのヘイト同人誌です。
鬼太郎の先祖が絶滅したのは人類そのものの繁栄で衰退したからです。水木先生は人類の文明を批判する作品をたくさん残しています。ごく少数の人間が妖怪を滅ぼすなんて馬鹿げた話は水木先生の思想に反します。
脚本やキャラクターは全部横溝先生の「犬神家の一族」丸パクリです。
肝心の鬼太郎の生まれ年は公式設定で昭和29年かそれより前です。
この映画ではなぜか勝手に昭和31年設定に改悪してるので間違ってます。
原作や過去の公式設定をまったく把握してない人が作ったのでしょうね。
今の水木プロにも鬼太郎の設定や物語を把握している人は一人もいないのでしょう。
重要アイテムの注射器のアンプルも当時は存在していないガラス製のワンタッチアンプルだったり、昭和31年にあるわけのないビニール製のアイスがあったり、時代考証もめちゃくちゃです。
この映画では語られていませんが目玉親父が妻を探していた期間はなんと10年だそうです。妻は10年も鬼太郎を身ごもったまま敵に捕まり続けていたということです。
しかし原作で「私は妊娠三か月です」と妻が話すシーンがあるのでこれもおかしい。
だいたいあの目玉親父が10年も身内を探せない筈がないでしょう。
目玉親父が10年も鬼太郎を助けられなかった話を水木先生生誕100周年に捧げる神経がわかりません。
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