劇場公開日 2021年7月9日

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「これ程の熱意で日本を撮る監督にLOVE!」唐人街探偵 東京MISSION 琥珀糖さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0これ程の熱意で日本を撮る監督にLOVE!

2022年11月18日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

原題は『唐人街探偵3』
監督は俳優出身のチェン・スーチェン(44歳)
日本へのリスペクトが半端無いです。
50日間以上の撮影期間で移動してる距離そして都市や交通機関。
リストをみて驚きしかなかった。
《そして妻夫木聡ほか日本人キャスト大活躍が嬉しい》
中国・日本・タイの探偵が東京を舞台に、
東南アジアのマフィアのボスが殺された《密室殺人事件》の容疑者
暴力団組長・渡辺(三浦友和)の真相に迫る映画です。
テンポと展開が早く、中国人監督の目に映る日本の顔が面白くて、
とても楽しめました。
日本も日本人もこんなに元気ないなぁと思うほどで、
日本人俳優が皆格好良くて、殆ど日本映画のようでした。
推しの妻夫木聡がセクシーで美しい。
それだけで十分嬉しい映画。
金満中国映画ですからお金掛かってます。
妻夫木聡の衣装も良かった。
若い女子が着る赤系の小紋柄の着物を仕立てたスーツの上着なんか
似合い過ぎてて、スタイリストさんセンス抜群ですよ。
長澤まさみの衣装はコンサバ系でちょっと地味ですが、
仕立て良く上品(秘書だもんね)。

ヤクザの銭湯入浴シーン
(刺青に褌姿の高齢者・・・ヤクザも高齢化、苦笑)
相撲取りとチン(ウ・ハオラン)のバトル。
弱点攻めの関節落としとか、これぞ反則技。
剣道家たちvsタイ人探偵(トニー・ジャー)の剣術シーン。
CG駆使して武術というより舞のよう。
武家屋敷と日本畳・襖・障子と日本情緒も盛り沢山。
資金潤沢は、
渋谷のスクランブル交差点を栃木県足利市に建設(?)
この足利市スクランブル交差点をセットの件『サイレント・トーキョー』で
観た気がする。確か3億円で作ったものです。
なんと実は『今際の国のアリス』と、
Wikipediaをみると3作品で合同で制作したんですって。
使い回しと言うか壊さないで、足利市が買い取って、
1日の使用量は80万円で貸してるとか。
空港のセットも名古屋市に設けるなど多額の予算を惜しみなく注いだそうで、
総製作費は65億円。
『るろうに剣心最終章』の2本分とか・・・もう敵いませんね!!
これだけの日本人総出演で、アベンジャーズ・エンドゲームの
初日興行収入を抜いて
第一位を更新して1週間でなんと578億円!!スゴ過ぎる!
秋葉原のコスプレパレードや、
マリオカートのレース、
東大阪市の京橋商店街や寝屋川でもロケ。
エキストラは1日1000人延べ3000人。
結構に驚いたのは防水場のシーン。
数シーンで場を掻っ攫った染谷将太の転落シーン。
長澤まさみの水没シーンも真に迫っていて、
かなりの見せ場でした。
もちろん渋谷のスクランブル交差点の通過人数を数える指令
(黒幕のQがクイズ形式で仕掛けてくる)
オープンデッキの二階建てバスからお札をばら撒くシーンも、
見応えありでした。
内容も殺人事件の真相が、父親と娘の確執とか日本のドラマのような内容で、
こんな内容が中国人に受けたのかとちょっと不思議。
日本人にも関心のある過去の戦争の悔恨などを絡めた
ツボを心得た脚本です。
妻夫木聡はすっかり多国籍映画に溶け込んでいて、
まったく動じない度胸と自然体は流石ですし、
長澤まさみも悲劇的生い立ちの悲しい役どころを
手を抜かず入魂の演技でした。
(美しかったです)
一番良かったのは、テンポですね。
飽きなかったし、チン(ウ・ハオラン)は観てるだけで面白い。
ただ、中国では大スターらしい主演のワン・バオチャン。
(全く魅力が分からず。彼が美男にみえるとは?
…………お国柄なのでしょうかね)

この映画の経済効果が1051億円と試算されていて、
習近平は嫌いだけど
庶民レベルでは中国とは仲良くした方がいいという事ですね。
(NEWYORK MISSIONも観ねば!!)

琥珀糖
グレシャムの法則さんのコメント
2022年11月18日

コメントありがとうございます❗️
こちらのレビューで、割と細かいところまで楽しく思い出せました‼️

グレシャムの法則