劇場公開日 2021年2月1日

「概ね面白かった。贅沢な作品。」Endless SHOCK しんさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5概ね面白かった。贅沢な作品。

2021年2月19日
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鑑賞方法:映画館

2009年からはほぼ毎年入っていたが、数年来梅芸に行くようになり、上田ライバル役はEternalしか見てなかった。結構変更点あり驚いた。

まずオーケストラが贅沢。生演奏の舞台。
映画にした為か冒頭のフライングシーンで、左右の音響のミックスがイマイチ。多分編集も光一が携わってるだろうに残念。
普段舞台で見えない角度からクレーンやドローンを使って撮ってる。舞台のリピーターには嬉しい。
前田美波里の若々しさや存在感はお見事。クレジットがBibaryだったか?
ショーのシーンは随分整頓されたし、観てて気恥ずかしいという程のものでも無かった。
以前は台詞だった部分が歌になり、伝わり易かった。
シェイクスピアシーン好きなのだが、映画館で見ると見易い反面、初見の場合はちゃっちく見えるかも。
とにかく美味しいところをひたすら摘んでる。ウエストサイドから殺陣、ダンス、フライング。昔のジャニー喜多川のテイストも残しつつ、堂本光一の整合性でちゃんと綺麗な形にしましたといった体。

舞台と比べると、赤いリボンフライングでの盛り上がりというか臨場感に欠けた。
多分舞台の場合の幕間が無く、延々繋がってる為だろう。ちと苦しい。

初日1回の挨拶付きだった為、ファンが多く入ってたのだろう。ライバルの告白場面ですすり泣きが聞こえた。あとは劇中に拍手の間の手が入って、観てて臨場感があり楽しかった。
翌週にも入ったが、拍手は全く無しだった。

映画館の大スクリーンで観てこその良さかもだが、是非blu-ray化して欲しい。
普段はひっそり何席か客席を潰しての撮影が、今回は無観客でクレーンやドローンを駆使しているし、別角度から再度撮ったものも編集で加えている。

贅沢に作られてるからこそ2週間の上映で終わりは勿体ない。
ファンには良いが、初見で3時間は苦しいかも。

しん