劇場公開日 2021年4月9日

  • 予告編を見る

「戦火の中での女性の苦悩。淡々と描かれる重たいテーマ。」レッド・スネイク 門倉カド(映画コーディネーター)さんの映画レビュー(感想・評価)

2.5戦火の中での女性の苦悩。淡々と描かれる重たいテーマ。

2021年8月22日
PCから投稿

悲しい

怖い

知的

【賛否両論チェック】
賛:“戦時下での女性の苦悩”を正面から描いているので、その不条理さや、それでも戦い続ける彼女達の逞しさなど、思わず考えさせられる部分が多い。
否:アクションシーンはさほどないものの、暴力シーンや殺害シーン等、目を覆いたくなるような描写が多い。

 過激派組織に捕まり、奴隷として売られてしまったヒロインを助けた、女性だけの特殊部隊。やがてそこへと加わった彼女が、復讐へと身を投じていく姿が、何ともいえない重苦しい切なさと共に描かれていくのが印象的です。
 また、アクションシーンはそれほど多くないものの、女性に暴力をふるうシーンや、非情な殺害シーン等、思わず目を覆いたくなるような描写も多数あります。
 決して軽い気持ちで観られる内容ではありませんが、「戦火の中での女性の苦悩」という重いテーマを描いた作品です。目を背けてはいけない戦争の現実を、是非ご覧になってみて下さい。

門倉カド(映画コーディネーター)