配信開始日 2020年12月25日

「このジャズマンのどこに実力があって、魅力があるのか理解出来ない」シルヴィ 恋のメロディ マサシさんの映画レビュー(感想・評価)

0.5このジャズマンのどこに実力があって、魅力があるのか理解出来ない

2022年10月24日
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鑑賞方法:VOD

MJQがモデル?
1957年から1964年位までの話だと思うが、JAZZがもう終わりと言う時期ではない。コルトレーンが1967年に亡くなるが、それから暫くはJAZZは進化している。この主人公がフランスに演奏に行くが、フランスでJAZZは飽きられつつあったかもしれないが、ドイツ等では、フリージャズとして70年代まで活気を帯びていた。要はこの主人公のテクニックが時代の流れに乗れなかったと言う現実だと思う。公民権運動が盛んで、ベトナム戦争もこれからの時、ジャズはもう終わりだ。は、絶対に無い。
使われている曲は『ドリス・デイのフライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』『アストラッド・ジルベルトの、いそしぎ』と白人歌手の曲が目立つ。他のロックンロールも白人の歌手が多い様だ。そこに違和感を感じた。
こう言ったすれ違い恋愛ドラマはアメリカ人も好きなんだ。実に日本人受けするが。

『僕は感謝してもらいたくて君と結婚したんじゃない。君を愛していたからだ。
僕の理想の女性にしようとしたこともない。ただ、君に愛されたかった』以上 セリフから

実に良い亭主だと思うけどね。その代わりに選んだ男は、大丈夫だったのだろうか?サックスの実力が追いついても『男はつらいよ』なんて言って、暴力振るった上に、ドラッグに走って自滅する。当時のジャズマンはそういった人が多かったのは歴史が語る。

『貴方なら未来のコルトレーンになるわ』ってセリフがあるが、『ブルートレイン』が出たばかりで、コルトレーンブームは60年代に入ってから。
楽器は違うが、『貴方なら未来のパーカーになるわ』だと思う。しかし、劇中で演奏されるサックスはビーパップとは思えない。

マサシ