竜とそばかすの姫のレビュー・感想・評価
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セリフ付きミュージックビデオ(120分)
序盤以降起きる出来事に尽く説得力がなく「なんで?」と思うシーンばかり続く。
展開は早いけど不要なシーンばかり多く感じてテンポが悪いように感じる。
ぶっちゃけ「竜」周りの要素を全部削除して他に注力してほうがまともな映画になったと思う。
「サマーウォーズ」や「時をかける少女」あるいは「美女と野獣」のような大作アニメ映画を期待しないで120分の長い長いミュージックビデオを見に行くつもりで映画館に行きましょう。
ここからは再レビュー
諸事情でもう一度鑑賞することになり「2度目だし何か見逃した点を見つけられるかも」とか「『めちゃ感動した』と言ってる人があんなにたくさんいるんだからそういう要素に注意を向けていればそう感じるはず」と思っていたんですがやっぱり無理でした。あまりに世間の評価と自分の評価が乖離してて「自分の感受性が死んでる?それともなんか鏡の世界にでも迷い込んだ?」と感じるレベルでした。
脚本の不自然さや不可解さが「これは創作なんだから」で許容できるレベルを大幅に超えてますって…不気味なホラーかギャグのどっちかでしょこれは…なんかの小説をめちゃくちゃ下手くそに要約して2時間の映像作品に仕立て上げたような感じがします。
イマイチ
細田守といえばネット世界の描写と甘酸っぱい青春の描写、そして家族愛だと思っています。
ネット世界のデザインは綺麗で良かった。
主人公以外のアバターは可愛くて、細田守!って感じでした。
(人生はやり直せないけど、usなら〜というコンセプトは少し疑問が残りましたが)
主人公は青春の香りがしないのですが、カミシンが超絶青春します。(ものの5分とかですが)
甘酸っぱくて可愛くて最高です。
改札のシーンはニヤニヤが止まりませんでした。
時かけとサマーウォーズを思い起こす良い表現でした。
(2人がなぜお互いを好きなのか描写がなかったですが、脇役ですしご都合主義は仕方ない…かなぁ)
家族愛はイマイチ書ききれていなかったかなと。
お父さんとうまくいっていない所はもう少し丁寧に描いて欲しかった。
一方、他の方の意見にもありますが、内容を詰め込みすぎててとっ散らかってます。解釈の余地を残し、見る側に解釈を委ねる、とかそうゆうんじゃない。
投げっぱなし。
小説の描写を拾いきれなかったのでしょうか。
見てる側が置いてきぼりになります。
各キャラも掘り下げが薄く、何かと半端。
メッセージ性はあるけれど、どれも中途半端で伝わりにくかったかなと思います。
美女と野獣のオマージュは本当に寒かった。
前後と噛み合わせがチグハグ過ぎて共感ができない。
アナ雪と美女の野獣のキメラ作品が突然混ざり込んできたな、という印象。竜なんて悪役な設定どこいった?実は深い理由があって致し方なく…って感じもない。
ベルのキャラデザは世界観に合わなくて最悪、主人公の心理描写も雑で、とにかく主人公の魅力がない。あの主人公に共感できる人は稀じゃないでしょうか。陰キャっぽく仕立てたかったのかもしれませんが、ただの厨二要素を詰めたつまらんキャラでした。
厨二、なろう主人公は流行りと言えば流行りですが、それにしてもすず、もう少し丁寧に描いてあげて欲しかった。
過去作が好きな懐古厨にはオススメできません。
細田守の初期作品を期待していくと外れます。
ディズニーが見たいんじゃないんですわ、細田守監督の作品を見に行ってるんです。
カミシンのシーンは懐古厨ホイホイでした。
?ばかりが沸き上がる。
なぜ、すずは数少ない人間の容姿、しかも美しい容姿のBelleになったのか、引き継がれたソバカスさえ、バランス良く配列されワンポイントに。
なぜ、Belle の歌に万人が魅了されるのか。
確かに中村佳穂さんの唄は表現力があり、宇多田ヒカルさんの世界観と雰囲気を感じさせる。
しかし歌唱力・テクニックがそれほどでもないと感じ(好みの問題もあり)、
説得力が無くシラケてしまった。
この歌を素晴らしいと言える人が羨ましい。
当然本業でない声優業はさらに悲惨。この主役のミスキャストが作品を駄作にした。
すず/Belle 役がLynnさんだったら全然違った作品になったはず。
なぜ、竜はBelleを助け、二人の距離が急接近したのか違和感しかない。
竜本人に会うまでも、無理があり過ぎ。
窓の外のビルから地域を特定。それだけで探せる?タイミングよく出会す?
なぜ、二人を庇うすずに彼等の父親は怯む?
なぜ、ルカはカミシンに惹かれたの?
てな具合。細かく見たらきりがない。
すずの言動はもどかしさを大きく飛び越えてイラつくのみ。良かったのは幼なじみのすずを優しく見守るしのぶの存在だけ。
そして、無駄に豪華な声優キャスト陣。
特に俳優陣は声だけだと素人同然。
俳優業はいかに表情が大事なのか、ということを知らしめた。
まともだったのは佐藤健さんと豪華過ぎる合唱隊の声優メンバー。表現力という点では俳優より歌手の方が声優には向いていると感じた
役所広司さんも無駄ギャラ。玉城ティナさんは論外。
声優には声優さんを当てて欲しい。
表情を見せられない分、演技はオーバーになる。俳優にはそれを使い分けられる人は少ない。
2時間もの上映時間なのに、繋がりや気持ちの変化の描き方が雑。
作品も自分にとってもお金と時間の無駄遣いでした。
非現実的な救いの向こう側
細田守監督とは趣味が合わない、というのはすでに過去作から分かっていました。でも期待して見に行ってしまった。後悔。
虐待的なトラウマがある人は見ない方がいい。
映像は美しく、高校生の恋模様シーンは良かった。
美女と野獣のオマージュがとてつもなくて、そこまでオマージュしなくても良いのではと感じたし正直なところ蛇足に思えた。ベルと竜の心の交流を描くにしても伝わらないのでは?ベルは好奇心から竜の正体を調べ始めるけど、行動に説得力がなく(恋愛感情でもないので衝動がどこから来るのかわからない)またダンスシーンはいきなりすぎてテンポが悪かった。ベルが竜に憧れる要素が少なく、それが同情や寂しさからの親近感という雰囲気も少ないので。
描きたいものは、家族愛=歪んだ支配も含むものと外界とのつながり、という事だとしたらあまりにも非現実的な児童虐待救済アニメという印象。
アニメだからという言い分もあるかもしれないけれどあまりにも現実離れしているというか。
たぶん四国から東京まで向かううち子供たちは暴力で大変なことになっていると思ったし、東京までたどり着いてから子供を恫喝するような成人男性は、女子高生を殴るくらいの暴力性を持ち合わせていると思う。そこに仮に世間体(他人を叱らない父親)があったとして、雨の日に外まで子供2人を探しにきて殴ろう、支配しようという人間なのだから、あそこで情けなく怯むわけがない。
細田守監督は成人男性が他者を恫喝する声を聞いた事がないんだろうな、と感じた。そこに立ち向かう鈴ちゃんはカッコいいけれど、大人ですらどうにもできないことを女子高生に立ち向かわせることは美談ではない。
児童虐待をテーマにしたかったのはいいけれど、何の救いやこちらへの問いかけにもなっておらず、正直なところもっと練るべきだったのでは?という気持ちになってしまった。
良かったのは、映像の美しさやUの中の世界観の美しさ。ベルの歌声やキャラクターも面白かった。人間の醜さ、好き勝手言っている正直な匿名の誰かという表現。
こうして匿名で感想メモしてる自分が言っても説得力ないと分かってはいますが、でも98%期待してなかったけど2%は期待してたので脚本のまとめ方もう少しどうにかできなかったのかな、と思ってしまう。せめてテンポが良ければ。
ファンタジーにしたいのか現実にしたいのか。どっちだったんだろう。
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まずいい所として映像が綺麗、音楽もいい
近年、どんどん映像のクオリティが上がっている中でもトップレベル。
さすがスタジオ地図!!
建築デザイナーとかいろんなクリエイターを使ってデザインしてるだけはある
歌も鳥肌たつぐらい表現力に驚き
では本題に入ると…
一言で言うとストーリーが破綻しておる
まず一番重要なところである成長の瞬間適当すぎ。結構無理やり持ってた感がすごい。
重い虐待というテーマを持ってきたのは流石にきつかったかも
そして主人公が色々悩んでるんだけどいまいち苦しみというかその辺が伝わらないからうまく感情移入できない。
多分こっからおもしろさは決まってた気がする
もっと深く掘り下げて欲しかった。バックグラウンドとしてはバケモノの子はよかったなぁとしみじみ思う。
あとはリアルの主人公とその他の愉快な仲間たちの関係。主人公のダメさを見せるためにイケメンに成長した幼馴染を好きという設定にして劣等感やらを出したのかなと思ったけど、成長したならその辺は回収はしてほしかった。結構長尺でその話してたのに結局なにもなし。why?
東京行く時も他の人たちも誰も助けないのも笑った。
まぁ一番気に食わないのは竜を助ける動機。もちろんアザがあったり、なんか辛かったりしてるのはわかるが、これで助ける?とか思った。
ストーリー的に現実とリンクさせるのが最後なのはしょうがないと思ったけど、最初にするべきじゃねって思った。元も子もないけど笑
でもスタジオ地図ファンならDVDで見るより映画館で映像美と音楽を楽しんだ方が良さげ。個人的な意見だし、面白いと言ってる人もいるからわからないけどミライの未来よりは面白い
コロナのせい?ですか?
細田守さんの作品は大好きです。おおかみこどもと時かけは何回見ても泣いちゃうくらい素敵な話で大好きです。
しかし、今回の映画は
物語の本筋がよく分かりませんでした。
途中までベルのオリジン。成り上がり迄はワクワクドキドキしたのですが、竜が出てきてから話がややこしくなりました。
急に『あなたは誰?』しか言わなくなるベル。竜の正体探し。現実の恋愛、嫉妬。謎のジャスティス男。必要性を感じないおばちゃん達。誰も同行しない。結構逃げれそうな子供達。覇王色の覇気。
と
消化不良のまま、エンドロール。
面白くない映画の名場面スクリーンショット付きエンドロールは苦痛でしかなかった。
何故こんな事になったのか、
コロナで製作環境が変わった事によるCG担当チームと2D担当チームのコミュニケーション不足?
脚本の練り不足?
制作時間の不足?
いや、
やっぱり
脚本を奥寺さんにするべき。
脚本以外はベストを尽くされてました。
宮崎駿の背中を追っているのかは知りませんが細田さんは監督脚本をしなくてもいいと思う。
今回の映画はディズニーをかなり意識して作られてましたが、ディズニーアニメも監督と脚本は分かれてます。
宮崎駿も売れっ子新海誠なんかも意識せず
脚本は別の人に任せて、良い映画を作ってほしい。
次があるなら期待。
身バレしたVtuberの話
ざっくり言うと歌ってみた系Vtuberがネットで知り合った迷惑系Vtuberと仲良くなる
なんやかんやあって迷惑系Vtuberを助けようとするが身バレしないと信用しないと言い出して
結果身バレして、最後は覇王色の覇気に覚醒してめでたしめでたし
俺やっぱこの監督嫌いだわ
最高の食材使ってゴミ作るあたり
なんで誰も止めなかった?
でも歌は良いから、そこは評価してる
なにもかも雑
映像と音楽は素晴らしかった。
が、良い所を全て忘れてしまうほど脚本がつまらない、要素をたくさん入れはするものの方向性もバラバラで全くまとまりがない。歌以外に絶対に必要だと思えるシーンがひとつも無い。
何よりテンポが悪い。
オープニングが『u』の説明なのに、その直後が主人公がウジウジしながら『u』のアカウントを作成するシーンと、連続して同じような説明がされる。
みんなが使っているはずの『u』を主人公は触れたことが無く、なりたい自分になれるのはずなのにアバターは写真とリンクさせ自動生成・変更不可と、わざわざ2回も説明した設定も矛盾しており、開始5分で既につまらない。
(主人公の自信のなさや性格の説明の為のアバター作成シーンだと思うが、テンポも悪いし、はわわ私美人になっちゃったは寒過ぎる。変身シーンはポジティブな気持ちで魔法をかけてほしい。)
たくさん要素があるが、全くまとまりがない。
ひとつのテーマを描ききる自信や目的がないのか全てぼんやりとしている。
・嫌われ者の醜い竜と美しい愛され歌姫の交流
・人前で歌うことへの恐怖
・現実とバーチャルでの二面性
・自己犠牲
・親と子のすれ違い
・虐待
さらに同級生とのイザコザや青春ラブストーリーが加わるが、面白くもないし必然性も感じない。
飼い犬が義足なのが、この作品の無駄な情報の多さを象徴している。
児童虐待は繊細に扱うべきテーマだが、雑としか言いようのない内容。
ネットに自由にアクセスし動画も配信出来るのに、やることはバーチャル空間で他アバターをボコるだけの被虐児。
虐待されている子供を見て1秒でも惜しいと、地域しか絞れていないのに飛び出す主人公。
↑を送り出す大人達、なんか認めてくる父親。
なにより虐待への解決策が、勇敢な主人公を見て被虐児自身が勇気を出して立ち向かう!というもの。
虐待を受けてる子供に対し勇気があればどんな壁も乗りこえられる!お前自身で立ち向かえ????
こんなことを主張する人間は児童虐待問題を扱ってはいけない。
フィクションでも言ってはいけないもの、してはいけない主張はある。それが主人公の、作品としての答えならなおさら。
脚本はマイナスだが、映像と歌は本当に素晴らしいので星1。
細かいディテールにこだわった結果、全体は雑な印象受ける作品。
そして監督は2度と虐待問題を取り扱うな。
ひどく退屈
冒頭、若干既視感()のあるものだったがそれなりに盛り上がりを感じる事ができた。
世界観を説明されながら、群衆の中央で歌う歌姫。賑やかな画面が楽曲と合わさって期待値が高まる。
しかし、ここがピークだった。
Uから切り替わると布団の中からそばかすの少女がマイクを持って出てくる。
いや、仮に仮想現実の世界だったとしてもそんな状態であの音響にはならないだろうと。
(この後を考えると)どうでもいい、ツッコミを入れた時点で期待値はやや下がり。
(これに留まらず技術と世界観的な噛み合わなさは随所に見られた)
そこからは本当にひどかった。
一言で言うなら、退屈。
話が冗長で、シーンの切り方や間がひたすら悪く、あくびを噛み殺すのに必死だった。
時系列の説明も下手で、「すず」が「ベル」として認められていく過程もカタルシスが薄すぎる。
美女と野獣の唐突なパロディーには居心地の悪さすら感じた。
そもそもそれを入れる必然性すらない。なんなら入れたことによって、彼のベルへの感情とすずからの彼への感情に決定的な温度差を生んでしまっている。
龍が忌み嫌われ追われる展開にも説得力は薄く、アンベイルの設定にも無理を感じる。
現実パートでは掘り込みの足りないわき役の心底どうでもいい上に、くすりとも笑えない恋愛模様が本当に無駄な尺を使って描かれたり、すべてを知ってましたという気持ちの悪いおばさん連中の、いつの間にと思えるような友情ごっこも見せられる。
終盤の展開は噴飯もので、アンベイルしたのにわざわざベルに戻ったり、(散々言われてるが)未成年の少女を一人で虐待をしているであろう成人男性の元に送り出すなど、真剣に作品とその場面が持つ意味について考察したのかと問いたくなる場面が続く。
あの場面はおばさん連中も一緒に行くが、手分けして探す中で、すずだけがたどり着けた、という展開でもなんら問題はないのに、そうしていない所に監督の脚本力のなさを痛感した。
以前から細田守監督の脚本に関しては賛よりも否という感想を抱くことが多かったが、ここに来ていよいよ彼が脚本を手掛ける事に対する期待値は最底辺についた。
本心を言うと、二度と脚本はしないで欲しい。センスがない、テンポが悪い、気持ち悪い、自己完結し過ぎ、そして退屈。
特に脚本を細田守本人のみが手掛けるようになってからは酷さが目立つ。
今回の映画も脚本が違えばもっと別の評価をできたと思う。
現に、劇中歌は声優と言うか歌手の中村佳穂さんの歌声もあり実に魅力的だった。
また、場面場面では悪くないと思える演出も多少見られた。
アンベイルという自己犠牲を経る事によって母親が自分を置いてまで他の子供を助けた、というトラウマを理解し克服する場面など、言外にそれを描く手腕は確かであり、評価したい。
しかし、鑑賞時間の大半が退屈と感じられてしまった事は事実で、それを鑑みても私はこの作品を評価する事はできない。
煮えきらない…
大枠として「サマーウォーズ」の精神的続編であり実際舞台設定もそれを踏襲してる箇所が散見されました。
具体的には「メタバース(今作では『U』と呼ばれる)と現実世界を往復し双方に影響を与える」点ですが今回流石に全てのアバターがロックアウトされクラッカーによって仕掛けられたRSA暗号をかわいい男子高生が計算力で解いたり自立式AIが軍事衛星を降下させたり…みたいな展開はありません。
その代わり、高知在住の地味子がお歌で殴ります。ただし彼女は当初人前で歌えない引っ込み思案です。そう、基本的には現実の学生生活や日常で全く冴えない彼女が「U」に生まれ落ちた「Belle」というバーチャル歌手として活躍する地味子こと鈴の成長譚なのです。
物語では早い段階で鈴の母親が彼女が幼い頃に溺死してしまった事が明示され、その結果残された父親とも家庭内別居みたいな感じでほぼ口を利かなくなってしまいます。
それまでは親子で仲良くGarageBandで曲作ってたのに(因みにこの作品で出てくるDAWは一貫してiOS/macOS用のGarageBandです。監督の趣味でしょうか?)。
鬱々と過ごしていた彼女を見かねて友人のヒロちゃん(細田守作品最高の眼鏡っ娘!)に「U」を教えてもらいアカウントを作成し本格的に話が動きます。
妬みやゴシップに晒されつつも歌唱力のみで「U」でのPROPSを上げる鈴/Belleの前に突如現れる「竜」とそれを追う追手の自警団っぽい正義狂人(タイバニみたくスポンサーが付いてる)。当然彼にも中の人はいるのですが、後半で正体が明らかになった途端に思わず吹き出しそうになりました。理由は後述します。
何か良くわかんねぇ自警団っぽい正義狂人達に目を付けられつつも「竜」との逢瀬を繰り返す鈴/Belle。因みに彼女も一度正義狂人のリーダーに囚われ「竜の居場所を吐かんと『外道照身霊波光線(忘れたので仮名)』でわれの素性を『U』全てに全公開させるきな😡(大意)」と脅してきますが竜の配下のAI妖精たちに助けられます。このAI妖精たち、何気に人間入りアバターより戦闘力高いです。
その後紆余曲折あって「竜」の中の人の中学生(「おおかみこどもの雨と雪」の雨くんっぽい陰のある子)とその弟(視線が定まらない業病を患ってるっぽい子)の存在を知る鈴/Belle。コンタクトを取るもどうやら兄弟揃って父親に折檻 a.k.a. 虐待を受けネットを介してSOSを発し来る人全てに空疎な言葉しか投げかけられておらず人間不信に。
だが、どうしても助けたいと願う鈴に幼馴染みのしのぶから投げかけられた言葉は「アバター捨てて『U』でいっちょカマしてこい(大意)」といったヒロちゃん憤死ものの提案。
それを呑んで正義狂人の「外道照身霊波光線」をわざと浴び、鈴の姿で歌い上げ「竜」の中の人の信頼を勝ち取ることに成功。その場に居合わせた大人たちと兄弟救出作戦を立てるも調査の結果神奈川県某所に在住する事が判明し時間的に高知発の飛行機も出てないので、鈴単身で夜行バスに乗り凸を試みる事に。
果たして鈴の、「竜」の中の人兄弟の運命は!?
…ざっと、こんな話でした。
まず、細田守監督作品中最も暴力表現含むセンシティブな表現が多い様に感じました(嘔吐とか)。
あと意図的に描いてるとは思いますが、自警団面した正義狂人含む「U」民の態度が現実の「インターネット民」の戯画化なのでしょうが、総じて悪め。
それと、ぶっちゃけ「外道照身霊波光線」浴びて鈴の姿で歌うシーンが冗長で寝落ちしそうになりました。
てか、そもそも舞台を高知県にする必然性、距離感の演出以外にありますかね? 物語の大半はメタバース上で展開されてるし、単なる尺稼ぎじゃね?
キャラ造形について一点。
鈴ちゃん、もしかして細田守監督の投影(女体化?)じゃね? お相手が何とも都合のいい事に「ケモノ兼ショタ」ですし。
「未来のミライ」よりかは比較的分かりやすくなってますが、そう来ましたか…と吹き出しそうになりました。
色々書いて来ましたが腑に落ちる箇所以上よりどうにもスッキリしない箇所が多く、だがそれを確認する為にヒロちゃんを意識しつつ何度も観たいか? と聞かれると…ちょっとそこまでして、みたいな感じに。
何か煮え切らない感想になりましたが以上です、編集長。
支離滅裂
キャラクターの行動が支離滅裂すぎて理解できない、感情移入できない。
動機にツッコミどころが多すぎて集中して見られなかった。
各々のキャラクターの設定を中途半端に出すからどれも薄っぺらくてわけがわからない。
忍くんへの恋愛感情
母親の死を乗り越えられない自分
父親との接し方
同級生マドンナへの憧れと後ろめたさ
Uの中の自分と現実の自分のギャップ
竜を助けたいという思い
2時間しかないのになんでこんなに情報を詰め込んでしまったのか。情報が分散して薄っぺらい。故にキャラクターの行動に理解が追いつかず支離滅裂な言動に見えてしまう。
そんなに世界中の人間が竜の素顔知りたいか?
そもそも竜は格闘場で暴れてただけで、それ自体に問題はないのでは?
自警団が勝手に追い回して被害を拡大させてるだけでは?
Uの運営がポンコツでは?竜がそんなにトラブルを起こしてるというなら自警団みたいな連中に任せてる場合ではないはず。
そのレベルの放任運営をしてるんだとしたらUはもっと治安悪くなってると思う。
あんだけワールドワイドなUの世界で、竜が結局日本人でしかも多摩という都合の良さ。
家庭内暴力を止めに行くのに女子高生一人で行かせるなよとつっこみたい。
立ち向かってみるよ、と竜は言ったがあのあと竜達が救われるという保証はなく、暴力は余計に悪化するかもしれない。
忍くんは結局何がしたかった?幼少期から高校生まで他人だったのに実はずっと保護者目線でした?
合唱クラブのマダムたち、助けに行きますか!ってすずの元に駆けつけたけど、何もしてなくない?現実でもUでも。
母親を亡くしたショックと歌えなくなった事は関連している?
してるならアバターになるだけでダメージ0ですんなり歌えるのは違和感。現実世界でも他人が居なければ歌えるのでは?
Uの世界、生体認証でアバター作成してる割に奇天烈な容姿のアバター多くない?本人満足なの?
音楽と映像は綺麗だった。
中村佳穂とmillennium paradeには⭐︎5あげたい。
細田守さんは脚本家ではなく映像の人だ思った。
映像と中村佳穂さんの歌声は素晴らしいが
ストーリーに問題ありすぎ。
細田守監督の作品は結構好きだったので、正直がっかりしてしまった。
台詞ひとつひとつにも違和感を感じる。
良いシーンにしたいんだろうな、って所で台詞が不自然。お父さん、娘に「きみ」って言うか?
声の演技もところどころ無理があった。
ネット世界の人達、あそこまで子供っぽいアンチばっかりかな?
現実はまともな人達の方が多いと思うが。
もっとちゃんと人間の本質を描いて欲しかった。
匿名社会=悪口言うだけの場所 みたいな表現に思えて、なんだか感じ悪かった。
それなのに最後はベルの歌でみんな浄化?
キャラにも物語にも芯が無さすぎませんか!
竜との関係にも謎しかない。
ベルが竜の正体を最初からあんなに知りたがる動機も不明だし、一人で竜の城に行きたくないなら友達が補講ない日に改めて行けばいいし、急に踊り出したと思ったら急に心結ばれててついていけない。
無理矢理『美女と野獣』の名シーンを再現したかったんだな感。。。
結局竜の召使いAIたちの存在はなに?
AI達、ベルのことあんなに嫌ってたのになんで急にベルの味方になった?
結局「秘密のバラ」ってなんだった?
てか他のアズには家とか無さそうなのに、なんで竜だけ城に住んでるの!?笑
あと学校の人気者るかちゃんの恋愛描写、あれいる??
物語に関係ないし、そこに時間割くならもっと補足すべきシーンがありすぎる。
合唱団の人達のわざとらしい「幸せ」談義もいる?
そして最後。
竜があの男の子だろうなっていうのは多分ほとんどの人が気づいてたと思うけど、予想通りすぎて……
やっぱ虐待か。
50億人もユーザーいるのに歌姫も竜も日本人ってのもなんだか、、結局狭い世界なかんじ。
そんであんな奇跡的に住所特定とかできる?
あんな高いビル2つくらい東京のどこにでもあるよ!笑
さらに暴力振るう男がいるあんな危険な場所に、女子高生を一人で行かせる?
そこはしのぶくん、または合唱団の大人たち付いていけよ!
一人で急に手ぶらで東京行かせるとかリアリティ無さすぎ。
多摩川駅から必死に走ってたのも謎。
住所わかってるならスマホでGoogleマップ見ながら行こうよ…あんな仮想空間がある時代なんだから……。
ラストの投げやり感も半端ない。
暴力振るうお父さん、女子高生一人にあんなビビるか?笑
すずの怪我の感じはもののけ姫のオマージュかしら。
けいとすずのやりとりには違和感しかなかった。
「大好きだよ」って!!!
なんでそんな感情に至ったの!!?
ダメだ、ツッコミ所をあげるとキリがないです。笑
せっかく綺麗な映像と音楽、膨大な予算があったろうにストーリーで全てを台無しにしている。
本当にもったいない。
次回作に期待します。
主人公に全く共感できない
音楽と絵は良いのですが、ストーリーが稚拙すぎて途中で飽きて早く終わらないかなと思っていました。主人公に全く感情移入ができません。自分のことばかりを考えていて見ていてイライラします。
父親や幼馴染を顧みないくせに人を助けたいは笑えますね。毎日夕食を食べてないようなそぶりでしたが、それだったらもっと拒食症の人みたいにガリガリになってるはずでは?それなのになぜそんな健康的な体をしている?
思春期なのでまあ仕方がないかもしれませんが、父親が話しかけてるのにつれない態度を取る理由が分かりません。母親が亡くなったのは父親のせいではありません。
どういう態度をとったら良いかが分からないのかもしれませんし、それはまだ分かるのですが、そのような人間が仮想空間で知り合った素性も何も知らないような人間をリアルで助けに行きたいと思う心情になることが理解不能です。意味分かりません。
学校内でモテまくりの幼馴染が主人公を気にしているってのも少女漫画のようなご都合展開ですね。世の中にはこんな人いないですよ。陰気で性格の悪いヒロインを気にかけてくれるイケメン幼馴染なんてw
そんなイケメンを無下に扱う主人公にイライラします。話しかけてくれてるのにロクな返しもせず、言いたいことを言わずにうじうじしていて見ていて不愉快です。主人公は終始不愉快でした。
最後に幼馴染の忍は「今後は普通に付き合える」的なことを言ってましたが、は?忍は主人公のことを好きなのですか?こんな性格に難ありの女を??ほんと少女漫画か何かですか??付き合えるという意味が人としてなのか恋愛的な意味なのか分かりませんが、後者ならドン引きです。
仮想空間内で竜が最初はベルを突き放していたくせに、急に親しくなる(打ち解ける)流れも全くもって意味不明でした。
この話をすっ飛ばした独特の雰囲気はジブリのようですね。理解できません。
しかもベルは竜を気にする要素なんてほぼない(ライブに乱入されただけ)なのにわざわざ竜に怒られてまでも城に忍び込む理由が分かりません。なぜそうまでして竜の素性が知りたいのか、その流れを作中で表現すべきではないでしょうか。
あと城で竜とベルが踊ってるところは美女の野獣かと思いました。名前もベルだし。既視感がありましたね。
ベルが竜に素性を明かしてそれを信じてもらうためにUの中で自分の正体を明かすのも「は?」と思いました。
どれだけのリスクがあるか分かっているのでしょうか。
主人公は住所や本名を特定されて炎上してその後病む未来が見えますね。
全体的に「?」だらけでストーリーは全く面白くありませんでした。想像力がある人なら話の中で表現されてない部分を上手く想像して楽しめるのかもしれません。
音と美術だけが良かった作品でした。
終盤の展開に正直言って
良識を疑いました。
【大人を含む周囲「がんばれー」→少女1人で川崎へ→加害親と面会→加害親退散→周囲「おかえりー」】
「母親が英雄的な行動ゆえに亡くなった」件の主人公なりの落とし前という意味は分かります。
でも、これは頂けません。
現実と地続きの社会問題を邦画アニメ大作が無神経な描き方をしている。影響力を考えると、有害と言わざるを得ないです。
細田監督の独特さを今までほんのりと支持してきましたが、何か決定的なズレを感じました。
一見良いテーマを打ち出してしまっているだけに、不誠実な描写をするだけで、かえって有害なものに成り下がってしまうんですよ。
結果的に「U」の世界もテキトーなものに感じてしまいました。
餅は餅屋、細田守はあくまでも演出家で売れたにすぎない
一言で言うなら、一見豪華だが、品数が多すぎて途中で飽きてしまう料理。
本作は、細田守が監督と脚本を手がけている。私自身が細田守監督の作品に惹かれたのは『おおかみこどもの雨と雪』の雪原を雨と雪と花が無邪気に自由に走り回るシーン。これは私の自論だが、映像だけではなく音楽との掛け合いがあってこその映画だと考えている
本作の音楽メンバーは、常田大希手がけるオープニングにU(中村佳穂)の歌声と岩崎太整が音楽監督を務めている。豪華なメンバーに期待して映画を見に行ったが、あまりにも脚本が拙いもので、音楽のことは忘れてシナリオに集中してしまい楽しめなかった。最初の15分がクライマックス。
脚本が拙いと感じた点に、
・伝えたいものがわからない
・見せ場がよく分からない
・電脳世界の説明不足
・登場人物多すぎ
・構造がよくわからない(敵はだれ)
・SNSの設定の雑さ
・急に恋愛要素入れるな
・美女と野獣の世界観
・謎の人物の正体
あまりにも情報が多すぎて、大衆向けアニメーション映画を手がける監督して自覚がないのでは?と思わず思ってしまった。大衆向けである以上誰もがわかりやすい内容にすべきでは。
一応本作のよかった点とてして、
・アバターのビジュアル
・ベルのキャラデザ
アバターのビジュアルに関しては、『サマーウォーズ』を彷彿とさせるものであった。
ベルのキャラデザは、かのディズニー映画のキャラデザを手がけた方が作られたようで。
悪い意味でもう1度この映画を見たい。細田守はどういう意図でこの脚本にしたのかを念頭に、おそらくだがAmazonプライムビデオに後々来ると思うのでぜひ見てみたい。
ストーリーがめっちゃくちゃ
脚本細田守の時点でそこまで期待していなかったですが、予告編で気になり観ました。
ツッコミどころが多すぎて物語に没入できません。
なんで一緒に作ってる人達はこれをスルーしたんだろう。
終わり良ければまあいっかと思って観ていたら、終盤が1番めちゃくちゃ。
これまた挙げたらほんとにキリがないので一つだけ
なぜDV男がいる場所に女子高生1人向かわせといて戻ってきたらやったぜ!みたいな雰囲気になれるの?
オープニングの歌が最大の盛り上がり
正直オープニングが始まってその歌の勢いや構図にはこれから始まる物語へのワクワクが止まらなかった。
残念なことに物語中盤からはその曲も出番が減っていき、ディズニーの美城と野獣の構図を完全になぞったような演出に権利関係大丈夫なのかと現実に引き戻される。
無意味なミスリードに最後主人公の謎のオーラ?で撃退。
もう最後にオープニングの感動を思い出す曲をエンディングに聞けたらいいかと思ってクレジット最後まで見てもそれもなし。
昔FF Xー2をプレイした時のオープニングで感じたワクワクからずっと続く微妙さを何倍も悪くした感じ。
正直呆れてしまうような作品。
ここ数年の中で1番ガッカリ
上映後、周りの方も「何あれ?」「意味分かんない」など言ってる人が多かった。
美女と野獣をそのままパクってるシーンもあり得ないし、色々とこだわったと言ってた割には、何でここでクジラ?とか何で手ぶらで東京来れるの?とか疑問に思うシーンも多々あり。
トータル的に内容の薄い作品だし…
助けに行った家族もただお父さんに言っただけで…それだけで変わるの?結果どうなったの?って感じだし、とにかくつまらない作品だった!
映像と歌は綺麗だし良かったですが。
いまいち
ストーリーに入り込むことができなかった。
Uの世界では華やかな場面が多いが現実の世界の描写は最初の30分くらいずっと暗く、つまらないと感じた。
また、無駄な描写が多い。ルカとカヌーの男の子が駅で話すシーンが長いのは何のためか分からない。
他のアバターはみんな動物だったり不思議な生き物なのに、なんですずだけ人間なの?ルカよりも綺麗になる?
クラスメイトがすずの悪口を言う描写も謎。
なぜ竜の正体を知りたがるのかも謎。すずが好きなのは竜なのかしのぶなのか分からなかった。
竜の正体を見つけるのも早すぎる。ビルを見ただけで特定できるのかな。
お父さんからの言葉は泣けたけど、面白かった!とは言えない。
詰め込め過ぎてまとまりがなく、釈然としない作品
全体的にストーリーが散らかっていて、ワンアイディアを集めて無理やり繋げたようなまとまりのない作品に感じました。
中村佳穂さんの歌は感動しましたし、映像は綺麗でしたので、★1にしました。
こうすれば泣くでしょ。的な持っていきかたや、ネット社会が普及している現代の人間関係への社会風刺、美女と野獣のオマージュなどメッセージ性を持たせたい意図が透けてしまって、だいぶ序盤で冷めました。
その他に気になったのは・・・
主人公と父の関係はなぜここまでこじれているのか(母の死には直接関係ないのに)。
友人のススメで「U」をはじめて、1回歌っただけで全世界でバズる。しかも数日で。
母の死がきっかけで歌うことが出来なくなったのだろうが、きっかけもなく急に歌えるようになる。
主人公は引っ込み思案でクラスの端っこにいるキャラかと思えば、中央的な女の子(陽キャラ)と1対1で和気あいあいと話すシーンがあったりして、立ち位置が不安定。
忍の立ち位置がよくわからない。彼が実は「竜」だったのなら、まだまとまりがあった。
もしくは、父が「竜」なら、また違う落としどころがあったのではないか。
DVをしているであろう他人の親へ東京→大阪を、女子高生一人で向かわせてしまう周囲の大人や友人たち。
女子高生がDV親を睨みつけただけで尻もちをつき、逃げてしまう。
そして、虐待問題は解決していない。
音楽は良いのに、フェードインフェードアウトがシーンに合っていない。
曲が入ってきた瞬間、何回かズッコけそうになりました。
素顔を晒して聴衆が泣くシーンは、アノ曲ではなかない。「歌よ」だと思う。
そもそもタイトルが「竜とそばかすの姫」ではない。主人公・鈴の物語なので、例えば「鈴-ベル-」とか。
幾田りらちゃんは本業声優かと思うくらい上手かったですが、それ以外のタレントはキャラと乖離しており微妙でした。
よって、ジャスティン役の森川さんだけ際立っていました。
「サマーウォーズ」が好きだっただけに、それ以来の感動が味わえるかと期待していましたが、残念でした。
もっとシンプルでストレートな細田作品を期待しています。
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