竜とそばかすの姫のレビュー・感想・評価
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映画館でみるのがいい、テレビ画面だとどうだろう
映像、劇伴がよかったので、映画館でみられてよかった。
見終わったあとに、なんだかなぁという気分にはならなかった。
細田守監督作品はサマーウォーズとおおかみこどもだけ鑑賞済み。
・Uの設定については、色々考えたんだろうなとは思う。進行にはとくに関わらず、こんなすげーSNSだよ!どや!ぐらいに終わった。
冒頭の5人の賢者が〜等のあたりで、なにか意味はあるんだろうか、と思ったらこんな世界観!って意味だけのでそっか〜!って感じ。
・サマーウォーズみたいに行政やら実生活の根幹部分と連携して〜じゃなかったので、人類の危機!というよりは、基本はすずだけ胃痛ポジでそれでも世界は普通にまわる。スケールは小さいけど、全世界の人に注目されてる。別に竜がだれだって、何悪さしたって人が死ぬわけじゃないのに大盛り上がりしてるところは、しょーもないなあと思ったけど、それを俯瞰的にみせる場面があってもいいような気がする。実際にUを始まる前の鈴はバズってるアーティストそれなに?状態だったんだし。
・無茶苦茶な部分はあるけど、それ以上に何でお前はその行動をとる?って部分
忍が鈴にベルだろ?って声かけたのはマジでわからなかった、もしかしたらUで歌ってる姿みて何か思うところあったのかもしれないけど、なんで聞いたのかわけわからん。
・竜が他人のAsをぼこすかデータ破壊するまで攻撃するのは、普段父親からうけてる行為でしか自分を表現するしかできなかったのかなと思うけど、弟がそれみてヒーローっていうの虚しすぎるから行動原理知りたい。あとさ本当にUの運営に支障きたすっていうなら、運営側がBANすりゃいいはなしなのでU自体は竜を絶対悪とは認識してないんじゃないの。5人の賢者さんのつくったご自慢のUは何を考えてるのかわかんねえ〜!
・スポンサーいっぱいついてたあの男、あいつはわかる。なんでそんな権限もったかの経緯はわかんないけど、権力もったら振りかざすタイプなのでふつーに理解できる。
・美女と野獣はめちゃくちゃみてたので、笑った。城に入るときの「誰かいますか〜?」とかそのまんますぎる。やりたかったんだね、やれてよかったね。映像綺麗だったよ。
・生かせてない設定はたくさんあるだろうから、設定資料集とかでたら、ほーん?って気持ちで眺めたい。
タイトルなし(ネタバレ)
期待度が高かっただけに、残念な映画だった。
キャストを知らずに鑑賞したので、鈴役は10代の女の子なのかと思って鑑賞していた。この映画で褒めれるところがあるならば、女の子が声優をしながら歌を歌ってる所だ。だから、この子に何か賞を上げて欲しいと、鑑賞しながら思っていた。そしたら声優は中村佳穂さんで29歳だと後で知ったので、なんだ、歌手やんと、残念な気持ちになった。
(中村佳穂さんの歌声は素晴らしいんだけど)
竜がUの中で悪者になってる理由が分からない。なんであんなに追われてたんだ?竜の正体は家庭内暴力を受けている恵と言う男の子だ。彼は救いを求めていたけど、実社会で散々と裏切られてきたみたいで人を信用しなくなってた。
鈴はなぜ歌えない?鈴は母を事故で亡くしてるから父と二人暮らし。でも父とは疎遠。母は鈴が幼い頃に川に取り残された他人の子供を救うべく、水嵩の上がった川に入っていって溺死。公式サイトに「歌うことが大好きだったが、幼い頃、母親を事故で亡くしてから人前では歌を歌えなくなる。」とある。それは映画を観ただけでは読み取れないな!
Uでベルが歌っている時は、実社会で鈴も歌ってるのかな?その辺が分からなかった。
鈴は小さい頃から幼なじみのしのぶが好きなんだけど、そのくせにUの中で竜といい感じになってて、軽いヤツだなと思った。
ディズニー作品のキャラクターデザインで知られるジン・キムがベルをデザインしてるんだけど、作品全体がディズニー感が出ていた。
ベルの正体を明かしたら、なんで恵が信じるんだろうか?理解出来ない。でも、鈴が姿を明かして歌うシーンはちょっと感動した。ただ、なんで人前で歌えないのかの理由が不明瞭だから、入り込めなかった。
歌は良かったし、歌っているシーンは良かったと思う。
その一方で、恵が虐待されているって言うのが、映画をつまらなくさせてると感じた。もっとポップで明るい映画に出来たんじゃないかな?
ほんとのこと言えなくてごめん
やっぱりサマーウォーズ・時かけは超えられない感が強い。
まず、すずが苦しみを乗り越えて、竜たちを助けるまでの原動力があまり見えなくて感情移入が全然できなかった。自分の本来の姿を見せて、人の心に寄り添うことができるようになった、というのはわかるけど、そもそもお母さんのことを乗り越える、というのが一番大事なところじゃないの?助けた少年が竜と関係があるのか、あるのだろうけど(ほんとのこと言えなくてごめん、のセリフの意味的に)、そこが一番大事じゃないの?
児童虐待の背景も見えないから、殴る父親もすごく陳腐に見えた。
そして竜とベルが一気に親密になるシーンも、どこが通じ合ったのか、過去のことに気付いたのか、一切描かれないから、置いてけぼりを食らった感じ。
ベルと竜の様子はディズニーぽくて、ジャスティスたち?はアメコミぽくて、なんか冷めちゃうし。
この作品単体で見たら、音楽や映像も素敵だし、泣けるポイントもあるんだけど、過去作からの期待があるから、満足とは言えないかなぁ。
染谷将太さんと役所広司さんの声優がとても良かった。特に役所さん演じるお父さんの包容力が素敵。この映画の中で、LINEで話すシーンが一番すき〜〜
素晴らしい映像と歌声。
せっかくの世界観、映像の革新的な表現、そして素晴らしい神秘的なほどの歌声。
それなのに、なのになのに…どうしてちゃんと設計されてないの、キャラクターや物語の細部が。
でも、7/17土曜の15:30時点で、文句を言うためだけにレビューを書いてる人を含めて167件。
これってスゴい。
正直、観る気もないのに急に決めて観たので、事前に予告編すらもあまり観てなくて、本当に真っさら無知識で観てみたのですが、期待してなかった分、素直に映像の素晴らしさに入り込めた気がしてます。
あと、仮想空間で素性バレたのに歌声一つでみんなをまとめちゃうとかすごすぎる設定ではあるけど、合唱のシーンは少しジーンとしました。
しかし50億人の中で最も注目される2人が、2人とも日本人の子供とかね、物語云々の前に設定した人の頭がファンタジーだと思うよ。
それでも3点台なのは、子供がいるのに命懸けで他人を助けた、本来なら表彰もんのお母さんの行為を、お母さん亡くした挙句に世間から叩かれて、潰れてしまった鈴と、理由は分からないけどシングルファーザーになって苦しみ、歪んでしまった竜のお父さんの物語のリンクは、心に響いたことです。
それにしても鈴だからベル?
で、まさかの美女と野獣オマージュみたいなあれ?
ディズニーはネズミモチーフに異様に厳しいのに、この作品にはケチつかないのか不安になるほどです。
細田、お前もう脚本から降りろ
同級生その1「その音楽聞いたことあるわ!」
同級生その2「その音楽が流れてる地域が分かるわ!」
同級生その3「そのビルが映ってる場所は見たことあるわ!」
終盤の大事な展開の時にこんなバカみたいな脚本しか書けないならいい加減に物書きとしての才能がないことに気づこうや…
今からまた奥寺佐渡子に頭を下げて脚本を書いてもらった方がええやろ
テーマも児童虐待、家族、青春、ネットリテラシーと全ての要素がとっ散らかしすぎてまとまってもいないしな
あと最後のショタを助ける展開はどう考えても家の場所がわからないスズが外で歌ってそれを兄弟が聞いて外に出てくるってのが普通にいいだろ?
何で勝手に兄弟が外にいるねんアホか…
お前ってほんとエンタメってもんをわかってなくてガッカリだわ
良く言えば「尖り」悪く言うと「雑」
待望の細田守作品
…といっても自分は観たことが無かったので
公開までに一通り過去作を観ておくことにしました
時をかける少女から未来のミライまで観て
細田作品には共通した世界観があり
そこを知りながら観ていかないとテーマが
わからない部分もある印象でした
個人的に一番良かったのは
「おおかみこどもの雨と雪」
いきなり狼男というファンタジー要素を提示
したおかげで世界観がつかみやすくメッセージ性も
明確でわかやすかった
「サマーウォーズ」は後半のスパコンや池に漁船を
運んでくる展開でなんか白けてしまいました
人類の危機だから急にそういうなんでもあり展開に
なっちゃったのだとすれば
この監督そんなデカいテーマは向いてないと
いう気がしました
バケモノの子は渋谷にまたがる2つの世界を
九太が普通に行き来し始めてから白けたし
未来のミライは30分くらいで
エピソードが区切れており
必然的に4歳児が有能にならざるを得ず
奇妙な作品に見えました
で今作の感想は
ネットの仮想空間などこれまでの細田作品
のエッセンスを踏襲した
ビジュアルは素晴らしくスタジオ地図の
底力を存分に感じることが出来ましたが
そういう過去作からの世界観からの応用
なしではキャラクターの行動が突飛で
つかみづらい部分もあり見終わって
よくよく考えるとチグハグさが残る
感じでした
高知の片田舎で暮らすそばかすの少女すずは
幼い頃大好きだった母が洪水で川の中洲に
取り残された子供を助けるために死亡
無謀だと批判する意見も多く
なぜ母が他人の子供を助け自分を置いて
死んでしまったのかを理解できぬまま
塞ぎ込んで父との関係もうまくいかず
コミュ障一直線の毎日を過ごしていました
細田作品ではお馴染みの超遠隔地から
通う高校は田舎とは思えない全く普通の高校
には幼馴染みで人気のある忍や
陽キャのカミシンに学校一の美人のルカ
などにコンプレックスを抱く日々
そんなある日親友のヒロに進められた
もひとりの自分になってなんでも自由だ
と謳うSNSアプリ「U」をすすめられ加入
UはサマーウォーズのOZにだいぶ似てますが
アバターを任意で作れず本人の容姿から
自動的に生成されるシステムのようで
いきなり思い通りにならないんですけどと
実在したらその時点で非難囂々だろと
思っちゃいますがまあいいとして
すずはUだとそばかすのある絶世の歌姫「ベル」
そこで現実世界では出来なかった歌を
思う存分歌うとたちまち話題が拡がり
50億人のフォロワーを付ける事になります
これにより自信を付けたすずは現実世界でも
元気が出てきて生活に張り合いが出てきます
そしてネットワーク内でのコンサートの日に
迷い込んできたお尋ね者の「竜」がコンサートを
台無しにしますがベルはその竜に惹かれる所が
ありネットワーク内を探し求め会うところから
すずとベルを巡る運命は急転していきます
Uの世界は現実のSNSの世界の現実を示しており
ひたすらリア充を装う者や特定ユーザーへの信者やアンチ
秩序を振りかざし取締りに躍起になる自治厨など
あるあると感じられるところに
OZの頃より現実のネット世界が浸透して
状況が変わったんだなと思わされました
仮想空間の自分は現実世界と別人になれると
システムは謳いますが結局行動原理は一緒で
中身は一緒という事のように感じましたが
あんまりこの映画はそのUの世界と現実の
登場人物がみんな仮想世界で繋がってるわけでは
ないのでどうも印象が薄くなっている印象です
世界的アプリらしいですが結局
すずとヒロしかやってないっぽいのは
物語としてどうなのか
竜の正体に会いに行くシーンも取って付けたように
場所を特定し急がなきゃと言ってるのに
深夜バスだったりお金どうしたのかとか現実世界の
現実性をすっ飛ばした展開に置いてけぼり
細田作品は後半にシナリオがだだくさになりますが
今作もそうなっちゃってる感じでした
別に大阪とかで良かったんじゃないかなぁ
リアリティとファンタジーの境目が曖昧なことで
観ている側はどこに視点を置いていいのか戸惑うところに
描写とことん引いたカメラで客観的と
ちぐはぐな感じになってしまうのは今作も変わらず
悩ましいところでしたが
未来のミライやバケモノの子よりは
まとまってたかなという気だけしました
音楽目当てなら◎
映画前予告で流れてた曲が好きだったので、曲を聴きに行くつもりで見に行きました。
別の予告の棒読みが凄かったのもあり、ストーリーや映像には全く期待していませんでした。
主題歌や予告の曲など、劇中で歌われた曲はどれも本当に素敵だったと思います。
映像も、歌パートなどは特に素敵で素直に感動しました。
ストーリーとセリフは全体的に酷かったなぁ…と思います。
主人公は歌に全振りで棒読み箇所が多かったし、「竜はヒーロー」という弟君がどこ見てるかわからない感じなのも相まってものすごく不気味でした。
嘔吐は妙にリアルでちょっと引きました。
ストーリーは他レビューでも散々言われていますが、詰め込み過ぎで結局作品の核になるテーマが見えない印象です。
どんどん話が進んでいくので、自分が知らぬ間に寝落ちたのではないかと心配しました。
かと思えば美女と野獣パートや告白パートで妙にテンポが悪くなったり…中間は残り時間が何分あるのかずっと気にしていた気がします。
流れと雰囲気で察してね!ってところが多く、最後虐待していた父親がすずにビビって逃げた理由も、見終わったときは全くわかりませんでした。
今は「自分が正体を暴き、スポンサーを取られるきっかけになった少女だったから」ってことかな…と無理やり納得しています。
あの場面で初めてすずと目が合うので…
音楽目当て&割引がある日だからある程度満足ですが、映像とストーリー目当てで観に来てたら時間を無駄にした…と感じたと思います。
あくまでライブ映像もしくはMVを見にきた、位の感覚だと楽しいんじゃないでしょうか。
もうこの映画を見ることは無いと思いますが、サントラが8月に出るとのことなので、そちらはぜひ購入させていただきたいです。
同じシーンの使い回しが多い
映像は綺麗でしたが脚本はなかなかご都合主義の糞脚本でした。
まずびっくりしたのがベルが一回歌っただけで即人気者の歌姫になったこと。そして歌うシーンも曲も少ない。赤いドレスから花が散るシーンは3回も繰り返し使ってました。
ドームでのライブを中断されたらしいですがドームでやっていたことといえばくじらと戯れていただけ。いや歌えよ…製作側の曲数足りなかったのかな。ドームのライブでどんな歌歌うか楽しみにしていたのに。
全然ベルが活躍してる様子が描かれてないのにいきなりドームでライブとか言われてもハア?って感じでした。赤いドレスでくじらの上で歌ってた場面以外にももうちょっと衣装変えや歌唱シーンはあった方がいいと思った。
あとアバターはキャンセル可だからあの男の子は竜のアバターキャンセルすれば良かったのでは。というか竜醜いか?あの外見でそんなに嫌われるのが不思議。
虐待されてる子供を助けにいく主人公を送り出す大人たちにもびっくりです。ついていけば良くない?一緒に行けない理由も言わないし。意味が分からない。
脚本で良かったところは美女と野獣をパロディにしてるところかな。
サマーウォーズが好きなので期待していたけどいまいちでした。
でも映像は綺麗だったので星3で。
楽しみにしていたのに残念
まっすぐ伝えたいことに進んでいくストーリーに感じなかった。必要か?と思うところもいくつもあったし無理やりな所も多かった。家族愛や恋愛、友情など詰め込みすぎて描ききれていないように感じた。
すずが女子から目の敵にされる所で急に出てきたゲームは何なのかも分からなかったし、秘密の薔薇の1片でどのように見つけ出したのか、なぜヒロちゃんは豪邸だったのか、ベルが来る以前に人気だった歌手(名前忘れた)やジャスティンの中身は誰なのかもあれだけ個人を特定するなら出しても良かったと思う。カミシンのカヌーも繋がりがないし景色を描いているだけで高知感もなかった。
予告でも感じていたが中村さんの声優がひどかった。歌声は本当に完璧で惹き込まれたが声優が状況に合っていない声だったり大きさだったりで棒読み感が否めず話が頭に入ってこなかった。歌声で選んだならしょうがないとは思うがもう少し指導した方が良かったのでは。
だが歌声、歌、映像は綺麗でとても楽しかったし児童虐待まで描いているところやすずがUに参加する場面は凄いなと思った。
もう一つのサマーウォーズあるいは細田版美女と野獣
オープニング、色を赤にすればサマーウォーズ?
Uの世界にようこそ。
仮想世界であるUの世界が描かれてない。アバターがふわふわ浮遊してるだけです。この世界では何ができるの。やり直せる世界?他のアバターは変わった形で、ベルのような姿はあまりいないのはなぜ?
サマーウォーズと同じくくじらが泳いでる。好きだね。
そして現実世界、土佐弁じゃないのね。声優陣も棒読みが多く感じる。
河原を歩く姿、時かけで見たな(未来で待ってる)。
鈴がUの世界でいきなり歌い出してあっという間に人気者に。Uの世界がきっちり描かれていないから、都合よすぎに感じる。
なんで鈴は現実世界で歌えないの?子供の時の母親との交わりでキーボードに触れるが、歌がすごく好きになると言うような表現にまでは行ってないと思う。本当は歌いたいらしいが全く説明不足。
原作、脚本、全部ひとりでやってるから過去作品と同じような世界観になるよね。時かけとサマーウォーズに美女と野獣を入れて作った作品だね。なんで複数の人で脚本を練らないのかなあ。
最初、野獣はお身内の方かと思ってたからそこはビックリ。でもね、世界50億のUの世界なのになんで野獣の家はそこなの?
後半の鈴(ベル)の歌うシーンは良かった。静かに感動の波がきました。涙が流れたよ。
原作、脚本甘々でした。現実世界の「野獣」の救出はあれで良いの?1人で行ったのになんで彼は「見ていた」って言うの?ネットで中継されてたのか?
「野獣」の正体が判明してからの主人公やその他の登場人物の行動にはかなり無理があると思う。また、彼らとまさか外で出会うとは驚いた。
無事地元に帰ってきて、いったい何が解決したのか。
でも歌は良かった。鈴の歌を聴くためだけにもう一回観に行きたいね。
ストーリーを真面目に追うと「?」だらけになる。
ネットの匿名性と自由、残虐性、現実社会の虐待は同一か?
エンドロールも盛り上がりに欠けるぞ。
沢山テレビ局の名前が出てきたから、エンドロールはカットされる想定でこうなったのかな。
全体を通して「何これ?」と引っかかる
元々細田監督の作品は全て観るくらい好きな監督なのだが、映画館で予告を観て一目惚れしてからずっと公開日を待ち望んでいただけに、とても残念な映画だったなぁ…と。
歌も映像も本当に美麗で素晴らしいのだけど肝心のストーリーに引っかかるところが多すぎる。
序盤のUでのライブシーンはずっとワクワクしっぱなしでこの時点では観て良かったと思えた。しかし途中から、なぜ初対面の竜にそんな興味持つの?と疑問に感じ、美女と野獣オマージュのシーンも何これ?って感じで自分は何を見せられているんだ…と複雑な感情になってしまった。
挙句の果てに、ラストの竜のオリジンを見つけ出すシーンと東京にすず1人で向かいに行くシーン、あそこ普通女子高生1人で行かせないだろとか何で皆それに対して何の疑問も抱かないの?とかツッコミどころ満載で全く頭に入ってこなかった。
すずとお父さんとの関係性についても、2人の間にある背景について自分で何となく補完できるとは言えあまりにも投げやりで雑だったなぁと感じた。細田監督はこの辺の家族愛については丁寧に描くイメージがあったのでとても残念だった。
とは言え良いところはもちろんあり、先程も書いた通りベルの歌声は圧倒的なもので、作画も半端ないクオリティなのでこれは劇場で見る価値はあるかと。
細田監督の作品は好きなので次回作に期待したいところ。
いい話
細田守の映画は全部見てるわけではないので深くは言いませんが細かい所を見てしまうとなんでそうなるのとかありえないでしょって考えてしまう事が多かったので割り切って見るしかないですね笑
個人的にはすずがバスの中で父親とメールするシーンでうるっと来ました。話の内容を父子家庭や虐待など取り入れたのは深みが出て個人的にすきでした。すずがお母さんと同じような誰かを救うために行動する(成長する)様子なんかも良かったです。
ただ美女と野獣感が半端ない笑劇中歌をよく歌うので映画館で見るべき作品ですね!
ミュージカルではないけれど
脚本にものすごく問題があると感じます。
でも、Belleが歌唱するシーンでエモーションをつかまれてしまいました。
歌をテーマにした映画としてはそれだけで良いのではないか?とも感じます。
アナと雪の女王のLet it goのように彼女が輝けばよいのですから。
とはいうものの、どこかで見たようなシーンの連続には食傷してしまいます。
いつものようにクジラが舞い潮を噴き、目にも止まらないパンチのアクション。コメントの乱打。ウィンドウが一斉に開くシーンも何度あったか。
主人公がどうして歌えなくなったのか、父娘の関係の原因、出す意味あったのかママさんコーラス・・・。
実力のある脚本家が参加していれば90分くらいで無駄ない映画になったのではないか・・・もしかしたら再編集だけでももっと観やすくなっていたのではなんて感じました。
迷走は抜けきれてない模様。
色々詰め込もうとして、全体としてまとまらなかった感じ。
まず映像と音楽は本当に素晴らしかった。バーチャルの世界はサマウォとほぼ全く同じような世界観だったけど、明らかにパワーアップしており、迫力や色彩の力も素晴らしかった。
が、大きなテーマが複数ありすぎてストーリーに一貫性を感じられなかった。母親の死、バーチャルを通しての世界、幼なじみとの恋愛、ここまでは分かるがメインとなる部分がまさかの児童虐待で、突然の重すぎるテーマに驚愕してしまった。またそこから取った主人公達の行動も色々とツッコミどころありすぎて、せっかくの素晴らしい映像美が流れている中それどころではなかった。
細田守作品はサマウォが大ヒットしてからこれまで迷走してる感は否めなかったが、やはりここでも脱出できなかったか…という感じ。ただ前作よりは強みを生かせている感はあるので、次作に期待したい。
感性の作品、心で受け止める作品、カンヌが大好き作品
細田守監督のサマーウォーズとバケモノの子は僕にとって凄く人生を豊かにさせてくれた作品でした。
今回の作品もとても期待していましたが、ストーリーがしっかり組んであるというよりも、感性に訴える作品であると思います。ツッコミどころはたくさんありました。
まずストーリーですが少し飛び飛びに思えました。主人公すずことUの世界のベルは竜に対してとても親近感を覚えて、背中の傷はなんなのか、嫌われる理由はなんなのか、彼が誰なのか、そして助けてあげたい気持ちになっていきますが、そこの理由が足りないのかなって感じました。
すずが6歳で母親がなくなってしまい、父との距離感も掴めない中で自分が過去の傷を負っていて向き合ってないのに、そこまで竜を救いたい気持ちになるのかなって思います。親近感が湧いたとしても、救いたいまでの余裕はないはずだと思ってしまいました。また竜の心を開きたいと思うベルは少し強引で、時間をかけて見守ることを知らないのも残念だなって思いました。
親の虐待を受けている子どもを助けに行くといって一人で行ってしまうところ、何故か虐待の子供を助けるときにその親から殴られないところ、虐待家族のことの顛末を描かないところはご都合主義かーって思いました。それならサマーウォーズのようなミサイルが近くに落ちてプログラムで回避する方がスッキリする。描ききれなかった感じなのか、感性で終わらせるのか知りませんがちょっと疑問。
それにバラのシーンや、竜(もうビーストと呼ぶべきか)と踊るシーン、ベルの名前などが美女と野獣のパロディでしかない。オリジナリティが欠けている感じはあります。
その上でも3DCGでここまで違和感なく背景と同化させ新時代の技術を取り入れていこうとするところ、新海誠監督の絵と音楽はメジャー性を狙っているところを真似せず自分自身の世界観を表現しようとしているところは流石だなと思いました。売れる作品を作りたいと思ってないのが素晴らしい。
また歌のシーンは圧巻でこんなにも綺麗に音は撮れるんだ、歌は歌えるんだと思い涙が出そうになります。
ストーリーよりも歌や表現で心に訴える。
ベルが歌うと皆んなの心が光照らされるように、理屈ではない感じがしました。
この作品は描ききらない。感性で留めたのかなって思います。そう思わないとストーリーに批判してしまう。
脚本が…
脚本が奥寺さんだった、サマーウォーズと時をかける少女はとても大好きな作品です。
今回も脚本は細田監督だということで期待半分、不安半分で観ました。
良かった点
・お母さんとの思い出、お父さんとのLINEでのやりとりのシーンは感動した
・圧倒的な音楽、映像美…これは素晴らしかったです
・声も違和感なく観ることができました
違和感を感じた点
・50億人の前で顔を晒すことになったすず。今後の彼女は平穏な生活は送れないでしょう…
・竜の正体…CMや序盤ネットに貼られている画像、ちょくちょく映ってます。正体がわかった時は、あーこの子ね…となるけど、現実のすずとの繋がりが無さすぎてあまり感情移入できない…
・竜と家の特定の仕方雑くない??
特に家の特定…アバウトすぎ。ばったり会えて良かったね…リアルじゃありえん
・Uで散々暴れた竜とジャスティンのオリジンはどうなる?なんのお咎めもなし?
・しのぶ君がすずにしてくれたことってある?50億人の前で顔を晒せってのも無責任に感じてしまった。せめてDV男に出会すのがわかってるんだから、すずについていって東京行けよって思った。
ベル=すずってわかっているなら、しのぶ君もせめてUの世界で助けてくれても良いのに(ルカちゃんはUで、ちょっと助けてるぞ!)
・しのぶ君とすずの過去のシーンはもっとちゃんと描写して欲しかった。思い出の割に、さらっとしてる。
・DV男が根本的に解決していない。あの感じだとDV繰り返すのでは?(動画が拡散して、あの2人が保護されることを祈る)
色々と違和感をもってしまった点が色々あったのと、終盤の失速もあって観終わったあとは、もやもやっとしてしまった。
細田監督は、なんでもできる宮崎駿監督を意識しているんだろうなと思う。けれど、ここ数年の作品を観て脚本は細田監督はやらない方がいいのではと思う。脚本は奥寺さんに戻して欲しいというのが映画を観た感想です。
どうしてそうなる?が多い
ベルの圧倒的な歌声はぜひ映画館で聴いてほしいレベルでよかった。でも気になったところが多すぎて映画に集中できなかった
〜〜〜以下気になったところネタバレ〜〜〜
・ライブで竜が乱入する場面。初めての自分の大規模ライブ、乱入してきた相手に対して(なんやねんこいつ邪魔するなよ)とかと思うならまだしも、純粋に(あなたは誰なの?)っていきなり思う?
・やたらと醜いと箔押しされる竜
・マントについてるもののことをアザと呼ぶ違和感
・美女と野獣のオマージュが多すぎてどういう感情で見たらいいのかわからなくなる
・同じシーンの使いまわしが多い
・衣装のデザイン、元絵や発想は素敵なのにいざ着るとオシャレではない
・最大の違和感。DVおやじの元についこないだまでひきこもりだったか弱い女子高生を一人で向かわせるか?周りに保護者のように見守ってる大人もいるしあれだけ心配してた忍だって側にいたのに鈴ひとりで飛行機の距離を?加害されるの目に見えてるのに?
しかも現地ついたら家がどこにあるのか策があるのかと思いきや足で稼ぐしかないというのに?色々とあり得なさすぎてこのあたりで現実逃避してきた
・DVおやじが鈴の眼力で腰抜けて足震えだすところ。なぜ…
・いきなり竜が大好きと言う。そこまでの親密さがあったっけ…??
以上がぱっと浮かぶもやもやする箇所です。
予告では非常に期待していたけど、結果は歌は◎だけどストーリーは相変わらずの細田守作品だなぁといったところで残念です
もう一声何か欲しい感じだったかな
昨今の潮流に乗って音楽を有効利用した作品にしたかったのだと思うが
残念ながら弱い感じがした
単体で聴くと悪くない曲だと思うのだが
アピールする力、特に盛り上がりが後一歩足りない気がした
中村佳穂の表現力は決して低くないと思うので
単純に曲の良さが足りなかったかな
肝心の物語の方は悪くない感じだったのだが
何か歯痒さがあるようなそんな感覚で観ていた
ネット世界Uの描写があまりに現実離れしてるので
多分ハマったら抜け出せなくなる世界と思うのだが
そう言った部分は描かれなかったし
無名な人はいいことやってても注目されないところとかも描いて欲しかったな
まぁ、監督は有名になってるからもう気持ちがわからんかも知れんけど
耳のイヤホンみたいなのひとつで仮想現実の世界に行くのは設定だから
別にいいんだけど無理あるよね
細かい事言うとそういう所が多い
ネットから他人の自宅の映像簡単に見れちゃうのってどうなのよ?ってね
まぁ、そうしておかないとあの二人を見つける手掛かりがないので
しょうがなかったのかも知れないが...
あと肝心の竜との出会いのシーン
自分のライブに乱入して暴れてる人をさぁ
普通の女の子でもありネットで話題になってて有名人気分も味わってる女の子が
突然気になる?
自分のやりたい事邪魔されてるんだから惹かれないでしょう?
ってか普通に考えたら、多分いろんな男からアプローチかけられるはずだし
目が行かないんじゃないかな?
ちょっとそうゆう設定の甘さがアニメとはいえ気になった
概ねストーリーとか映像はよかったのだが
ネットについての描写、考察とかだけでも、もっと深い部分を追求できたと思うので
訴えかけるものが全体的に弱い感じがしてしまったな
総評は悪くはない映画だったが推したくなるような映画でもなかった感じです
期待してたので残念
最近映像などの質、ディテールに関してはとても高いのに
設定や物語の質はあと一歩足りない感じの作品をよく見受ける気がします
この作品もそんな感じかな
もっとネットの構造について踏み込んだほうが面白かったんじゃないかと思いました
説得力が弱い
冒頭のシーンや前半の学校生活の描画、音楽も素晴らしく視聴者に期待された点を考えて作成された感じがしました。
ただし、父やモブの言動、ラストやその前後には違和感しかありません。優秀な脚本家がいればという感想です。
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