竜とそばかすの姫のレビュー・感想・評価
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現実だけじゃ生きていけない。
人って現実だけじゃ生きていけないんだなあと実感。
力まないで制作できているようで観てる方も楽に観れて良かったなあと。
スタジオ地図が本当に表現したいことを元に制作したものを観てみたい!
どのくらい観てくれるかとか度外視したものを。
アニメ×音楽×歌を融合した新しい映画スタイル
私はとても感動しました。
コロナ禍でイベントやライブに行けない中、未来の世界観と、変わる世の中でも変わらない人と人との大切な関わり方、そこに音と歌が融合された、ミュージカルでもなく歌手のライブ映画とも違う、新しい形の映画だと感じました。
賛否両論あり、確かにストーリーに「うん?」と感じる箇所はありますが、音楽が聞こえない漫画”BECK”に共感し、震えるような感動をするのと同じ感覚です!!
ストーリーや監督の想いを、頭で考えながら観るような、良い意味でこねくり回した映画と捉えずに、、、肌感覚で世界観と音を感じることで熱さが伝わってくる作品です。
人と人との関わり方が希薄になるこれからの世の中で、一体感を感じさせる映画はとても気持ちがいいものです!!
ストーリーに説得力を与えた切なくひたむきな歌
【なりたい自分を考える】
「サマーウォーズ」より更に壮大になった仮想空間を舞台にした作品だ。
そして、そこにいるのは、幼い頃から思い描いた「なりたい自分」だ。
僕の育った東北の山間部の街は、合流扇状地にあって、二つある川の片方には、すずが通学路で渡るような沈下橋がかかっていた。
今は、ずっと上流に大きなダムが出来て、豪雨でも氾濫することは無くなったが、昔は、よく川から水が溢れていたらしい。
小学生の時、友だちとその川で泳いでいたら、友だちのひとりが溺れて下流に流された。
何人かの友人で助けに向かったが、川の流れが速いうえに複雑で、ダメだった。
その時、さらに下流で釣りをしていた大人がいて、川に飛び込んで、友だちを助けてくれた。
友だちは病院に連れて行かれて、怪我などなかったが一晩入院した。
僕達は、親にも学校でもこっぴどく叱られた。
そして、川に飛び込んで友だちを助け出した大人はすごいと思った。
すずの母親が、中洲に残された子供を助けに入る場面で思い出した。
小学生の頃は、戦隊ヒーローの如く、病気を理由にイジメにあっている友だちを助けに入って、ボコボコに返り討ちになって泣いて帰ったり、僕は無力だったが、いつかは強く、そして、祖母に教えられたような正義感を身につけたいと思うようになった。
仮想空間で多くの人が描くアバターは、きっと「なりたい自分」じゃないのかと思う。
この作品を観て、もし、虐待にあっている子供が助けを求めるようなことが実際にあったらと、胸が締め付けられるように感じることもあった。
なかには、現実社会で抑圧されたように感じ、周りに八つ当たりをしたと考える人もいるかもしれないが、多分、そうした人は、既にTwitterでもそうだが、仮想空間でも生き辛いだろう。
やっぱり、どこでも、人は前向きな方が受け入れられやすいように思う。
それに、「サマーウォーズ」からも引き継がれているメッセージだと思うが、実際の人と人の繋がりは大切だ。
仮想空間の「なりたい自分」が、そのままの自分になれるように、多くの人は努力していると僕は信じている。
その方が、あちこちで八つ当たりを繰り返しているネット民を見るより、ずっと希望がある。
エンタメ作品は素直に楽しんだもん勝ち!
長女熱望で公開2日目の土曜に観てきました。
映像美に目を奪われた、歌と音楽に震えた、
こういう作品は映画館の大画面で観たほうが
その世界に没入して、魅力をより堪能できると思います。
バチバチにアクションとCG駆使した映画とかも。
『竜とそばかすの姫』では、
ネット世界<U>の奥行や輝き、
歌姫ベルの華やかな歌唱シーンも
大画面だからこその迫力が楽しめました。
そのほか、ネットにはびこる悪意や集団心理、勝手な正義感の暴走とか、
甘酸っぱい青春シーンから、
『美女と野獣』のオマージュまでてんこ盛り。
一方、レビューでよく指摘されてる通り、
フィクションならではのご都合主義な部分もあり、
視聴中、キリンラガーと現実の苦味をすすりたがる心の中のスレた大人さんが
「え、そんなアッサリと!?」と囁きだしもしますが、
そういった局面ではいつも
天空の城が崩れる3文字の呪文を唱えて、
大人さんを蹴散らすことにしています。
“うっかり言っちゃうやん”っていう、危険なほど短い呪文の非現実性よりも、
エンターテインメント作品は、
多少のことは観たときの爽快感で押し切ったもん勝ち。
観客側も、没頭して、楽しんだもん勝ちじゃないかと思うんです。
そんなこんなで、私はというと、
序盤、主人公が辛い過去を思い返す場面から
早くも泣いてました。
終盤、お母さんの想いと同調するシーンで
ダバダバ泣きました。
実際はキリンラガーでなく映画館のアサヒスーパードライプレミアムをすすりながら観ていたこともあり、涙腺がゆるみまくりました。
で、映画が終わって娘ズとともに
たこ焼きとラーメン、私はビビンバをほおばりながら、また思い出し泣きしていました。
長女はしんみり共感、
小1次女は「また泣いてるじゃ~ん、ひゃひゃ」と、かつて私も母をちゃかしてたみたいに笑っていましたとさ。
めでたし、めでたし。
(とにかく中村佳穂さんの歌声と劇中歌が良くて、
長女もサントラCD欲しがったけど発売は8/18💦)
ベル≒リン・ミンメイ!?
DV親父一家と主人公、主人公母のつながりについて
ネタバレ注意です。
竜の正体が子供って分かったとき
「誰だろう」ってなった人は僕だけじゃないと思います。
だって、今までのシーンで出てきてなかったから
(一回短いインタビューがありましたが…)
でもね、竜の正体がまったく面識のない子供じゃ面白くないんですよ
つまり、この子供はなにかしら主人公と繋がりがあるという仮定で考察を進めていきます
これは僕の勝手な妄想なんですけどね。
思い出してほしいシーンは、DV親父が主人公の顔を引っかきます、そのあと、ビンタか殴ろうかしようとしますが、主人公の顔を凝視して殴るのをやめます。殴ろうとしている手が空中で止まっている時間が長いので違和感を感じました。
主人公の母親が助けようとした子供いるじゃないですか、助けられなくて母親は亡くなってしまいますが、実はその子供はDV親父の子供なのではないでしょうか、DV親父は主人公の母親の顔をテレビのニュースか何かで知っていて、殴ろうとした時に顔を見てはっ!となったのです
まさかこんなことがあるなんて…と
自分の息子を主人公の母と
主人公が助けようとしてくる運命にびっくりしちゃったのではないでしょうか、そう考えると激アツな映画ですよね
そしてUの世界では息子が主人公を守ってくれると…
主人公母はDV親父と不倫をしていて産まれた子供が一瞬竜の正体なのではと思いつきはしたんですが、それはなさそうですね笑
もし何か気になったりしたらコメントほしいです!
声優さんを使おう、BEASTとベルって(^^
音楽って凄い。
劇中で、パクリダメとか言いながら、どっかで見たことあるゲーム画面とか、野獣と美女がお城で踊ったり、どんな冗談かと、気がついたらイライラしてドン引き。
こんなに堂々と名作パクリやがって。日本アニメの恥。
VFX部分は頑張って細かく作られながら、手書き部分は顔が描かれていない。
ベルが単純に可愛くない。気持ち悪い。
Uの中では、中心だけピントがあって、外側はあのロゴのように違和感。3Dメガネ無しで見ているような不愉快さ。
「あなたはだれ?」とかいながら、あいつだろうのネタバレ感。
ジャスティンだかなんだか知らないけど、完成度の低いヒーロー出てきて、なんだこれ?お子ちゃま映画か?
ネットで匿名でいじめはやめましょう的な。
何より、声優さん使おう。いろいろな人の顔が浮かんでしょうがない。集客・番宣のためなら数人はしょうがないけど、こんなに顔が浮かんで来る人を使ってはダメ。成田凌はカッコイイし、染谷将太はキャラ違うし、役所広司は若いし、石黒賢はこういう役多くない?し、佐藤健だけ分からなかったけど、見ながらこの声誰だろう、、って集中出来ません。
主役の中村佳穂さんだけダントツで演技が下手。
と、、、、、言いつつ、あの歌声ならすべて納得。
オープニングを含め、歌い出すだけですべて帳消しにできるぐらいの説得力がある。
SNSやインターネットの問題とか、高校生の恋愛や悩みとかもあるけど、私は母から子へ父から子への愛情に涙。あんなことして恨んでいたお母さんと同じことしちゃうんだね、、、と。
最後の30分は予想の範囲から外れていって、完全に感動して涙。前半のイライラを、逆に反動で良い話だった。
音楽、歌声って凄いね。
最後に、久しぶりに駐車場でサントラか曲買って、そのまま聞いて帰ろうって、、って思ったら発売してないの?
サントラと全曲早く発売して。熱が冷める前に。
映画は娯楽だと思う。 それに対して、低評価もあって良いと思う。ただ...
映画は娯楽だと思う。
それに対して、低評価もあって良いと思う。ただそれが排他的であったり、重箱の隅をつつく意見では無価値だと思う。そしてそれが全ての意見だと勘違いしない方がいい。そう気づかされた作品だった。(実際私はレビューを見て、見に行くのを躊躇した)
作り手は人間で、作ったものから生活の糧を得ている。その中でも創造性を持ち、それを実行する。世間から評価されないリスクを背負っている。しかも約2時間という枠で表現しなければならない。
自分で何かを創造しながらリスクを背負いながら仕事をしている人は、排他的であったり重箱の隅をつつくことをせず、制作者に敬意を払うと思う。
私は予告で美女と野獣みたいだと感じ、既視感を感じた。しかし映画を観た後、調べてみれば、ディズニーの美女と野獣の原作はフランスの民話であって、ディズニーのものではなかった。
しかも美女と野獣のシーンもこの作品では一部でしかない。
危うく貴重な体験逃すところだった。
主人公の声優はミュージシャンであって、声優ではない。私には声優としても違和感がなかった。
その歌唱力だけで涙が出そうだった。映像、ストーリー展開、楽曲、多くの人が聞きたいと感じる映画館の空気、全てが合わさって、初めて感動した。
これらの体験をしたとき、この映画は映画館で観るのがベストだと感じた。
色々な意見は一人ひとりの意見であって絶対ではない。どうしても私は低評価に目が行きがちだった。
映画は娯楽だと思い、身構えることなく、Uの、竜と〜の世界を体験することをお勧めする。
大切な物について考える映画
感想として、まず作中の歌がすごく良かったです。うますぎて惚れ惚れしました。感動です。映像美と合わせてこれだけでもみる価値あります。
キャラクターの良さも声優の演技も素晴らしかった。最近はここでこける作品も多いが問題ないです。
ストーリー全体でU(仮想現実)の世界のワクワク感もあり、見ていて面白かった。が、もう少しこのポイントで物足りなさを感じました。もっと見たかった気持ちが少しある。
それでも作品を通して細田守監督の特徴とも言える人間味溢れる多くの場面を見れて涙がでました。
理屈や表現など粗探しするうるさい人はレビュー上でいますが、そこは問題ではなく、何を伝えたいか、見た人が何を思うか、大事なのはそこだと思いますし、作品の評価として繋がるポイントではなかったと思います。
見終わった後に元気になれる作品です。
間違いなく細田監督の過去最高傑作です。
強くおすすめできる映画です。
なんか泣ける
Japanese Diva の誕生!
控えめながら芯が強く心のきれいな主人公、美しい日本の原風景、過不足ないストーリー展開、和風抒情SFとして素晴らしい映画でした。非現実世界での出来事を通して成長していく、アナログベースの人と人との絆をメインテーマとする、これは過去の作品の根底に流れるテーマと思うのですが、とても共感できます。なによりベルが素敵でした!
酷評が散見されるため不安であったが個人的には満足
竜とそばかすの姫
単純に楽しめました。
単なるオマージュじゃない
CMで観た透き通る歌声と映像美に引かれ急遽観ることにした。現実世界の素朴さと仮想空間の美しさと心の琴線に触れるメロディと歌詞と歌声に圧倒された。仮想世界「U」の中でアバターの事を総称としてAS(アズ)と呼んでるが主人公の「すず」はASに「Belle」と付けた。ネタバレになるので詳細は避けるが映像もディズニー調になる部分もありオマージュである事を伺わせる。またナウシカを彷彿させる場面もあったが単なるオマージュ映画では勿論ない。結局のところいくら仮想空間の出来事ではあっても必ず現実とリンクしており、怒ったり悲しんだり不快に思う事は沢山ある。その事を改めて思い起こしてくれたし、人は幾つになっても分からない事があったり、勉強し成長できる事を学んだ。素敵なそして心が洗われる素晴らしい作品に拍手。監督、スタッフそしてキャストに感謝。
圧倒的な色彩の美しさ!にだね、おばさんは度肝を抜かれたのだよ。
ある意味、これは、「非常に日本的な美しさの情緒を濃厚に湛えている」、と言えないだろうか。
そもそも笑映画館に映画を見に行くという行為は、そこに、「感動」があるのかどうか、この一点にかかる(私の場合は)。
美しいのか、美しくないのか、迫力があるのか、迫力にかけるのか。
そりゃあ、言い出したらキリなく、アレやコレや言いたいことは随所にあるだろうが、つまり、そんなことはどうでもいいって、おばさんは、ただただ色彩の美しさに涙したのだよ・・・
で、一夜明けて、おお、あの色彩は日本の情緒にあふれていたからか・・・繊細で、やわらかで・・・と思った次第。
そいでもって、あの圧倒的な歌声も、非常に日本的な情緒に訴えるのだね。
細田守監督って、今日的な日本美の極地を(意図しないで?)出してしまっているように、おばさんは思ったのであ〜る。
映画館で映画をみよう!
映画館で美しいものに触れよう!結論はこうだ!
(0.5を差し引いたのは、あの妖精さんかな?)
歌と映像の力。それだけでも、振り切れれば良し。
私にとって前の劇場公開作2作(つまりバケモノとミライ)がごちゃついた設定と矛盾した脚本で本来の細田監督が持つ魅力を半分も出せずに終わっている印象でした。
正直、監督はもう終わっちまったの?っていう、虚しい気持ちを引きずったまま、だけど一縷の望みをそっと胸に仕舞い込んで、初日劇場鑑賞した次第です。
全くもって杞憂でしたよ。精神的に抑圧されたものが一気にほとばしる様な仮想空間歌唱には目を見張るものがございましたね。
特に歌が素晴らしかったです。終始鳥肌が立つほど心を動かされました。中村佳穂さんという実力派シンガーが歌ってることを映画観てから知りました。一時間くらいずーっとコンサートシーンでもたぶん私は文句言いません。いやむしろ、続編はこれで良い(笑)。コンサートなどライブで音楽聴かれる方なら映像美も相まって、このシーンの質の高さに気づくと思いますね。
そしてシンプルなストーリー展開がむしろ効果的で監督が最も得意とする映像表現、演出が際立つ結果となりました。恋愛模様も親子の愛も複雑にして奥深く、時に実に清々しい・・・良い意味で原点回帰した感があります。
細田監督の初期の映画を好きな方、そして特に音楽を、歌を愛してやまない方はぜひ鑑賞されることをおすすめいたします。
では。
全889件中、181~200件目を表示









