劇場公開日 2021年2月26日

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「惚れて愛して欲と威信」レンブラントは誰の手に りやのさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0惚れて愛して欲と威信

2021年6月24日
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鑑賞方法:映画館

知的

画商ヤン・シックスは、競売にかけられた肖像画がレンブラントの作品だと直感し安値で落札した。本物ならレンブラントの作品が発見されるのは44年ぶりだった。作品が本物と鑑定された後、落札できなかった画商から共同購入の約束だったとクレームをつけられてしまった。
また、ロスチャイルド家が所有するレンブラントの絵画2点が売りに出されることになり、フランスのルーブル美術館とオランダのアムステルダム国立美術館が獲得しようとした。2点セットで200億円超の価格に、両国の大臣まで登場し国の威信をかけた大騒動へと発展していったというドキュメンタリー。
レンブラントはオランダに行った時アムステルダムの美術館に入って実際に鑑賞した事がある。その時はゴッホに比べて暗い絵が多いな、位しか思わなかったが、今回色々と解説を聞き、良さを教えてもらえたのが良かった。特に、肖像画を模写してる人の解説で、襟の白いフリルが難しいと言われていたのに、なるほど、と次回レンブラントを見る機会が有れば注目したいと思った。
それと、レンブラントの絵に惚れて、愛している人たちが多い事と、お金にしようと欲の塊のような人達もまた多い事を改めて知れて良かった。
レンブラント好きの方はぜひ観てください。

りあの