劇場公開日 2020年12月18日

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日本独立のレビュー・感想・評価

全39件中、1~20件目を表示

4.0新憲法制定をめぐる交渉や攻防のドラマを通じ、真の“独立”とは何かを考えさせる

2020年12月30日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

興奮

知的

第9条で戦争の放棄を宣言し、世界でも類のない平和憲法と評される日本国憲法が、第二次世界大戦敗戦後の連合軍占領下にあったこの国でどのように作られ、制定に至ったのかを描く。戦後内閣の外務大臣・吉田茂と、彼からGHQとの交渉役に起用された白洲次郎、それぞれの名前に聞き覚えはあっても、2人が新憲法制定にかくも深く関わっていたことを本作で初めて知り、彼らがもしこの難しい交渉に失敗していたら今の憲法は違った内容になっていた可能性もあったのだと思い知らされた。

面長の小林薫は、「ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男」でゲイリー・オールドマンに辻一弘が施しアカデミー賞のメイクアップ賞を受賞した特殊メイクと同様に、頬の肉を足して丸顔に寄せ、吉田茂そっくりの容貌になった。浅野忠信が演じた白洲は、日本の敗戦を予測し郊外で農業をしていたなど身の振り方が独特で、彼の生き様や価値観をもっと掘り下げてほしい気もした。

本筋とは直接関係のない、戦争体験記「戦艦大和ノ最期」に対するGHQの検閲と出版差し止めの話を敢えて組み込んだのは、占領下にあり独立していない国の状態がどういうものかを、別の側面から伝えるためだろう。9条をめぐる護憲・改憲の論争や、言論・表現の自由など、今の日本と真の独立について改めて考えるよう諭された気がした。

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高森 郁哉

4.0現在を形作った過去の1ページが見れる。まさに「その時歴史は動いた」

2023年7月10日
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日本国憲法がどのように作られたのか歴史の1ページが、リアルに絵が描かれる。

アメリカの都合で、短い時間で、専門家でも無い人を集めて作られた憲法。

それを日本は飲むしかなかった。

特に、条項の中で、軍は持ってはいけないという部分。

軍がなくて国家として機能するのか。

これは当時の日本としては屈辱的であったことが理解できる。

今となっては、表面的かも知れないが、アメリカと協力することによって、抑止力が働きなんとか自衛につながっている。

そこで作られた日本国憲法が今もなお日本を作っている。

そういう意味では、意外とよくできている憲法なのかもしれない。

ただ、与党の自民党は日本国憲法を改正することが一番の目的である党である。

その自民党内で現在重鎮の麻生太郎。その祖父である吉田茂がこの映画の主人公の1人であるし、その娘の和子(麻生太郎の母)がよく出てくるのも興味深い。

良い悪いは置いておいて、その当時の歴史が今もなお健在で、こうやって現在が形作られてきたということが理解できる映画だった。

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hiro

2.0うん、

2023年3月18日
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鑑賞方法:VOD

見た。
どういう映画がはわかった。
もうちょいシンプルなかんじでもよかったかなー。

見た記録のためのレビュー。

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けい

3.5天皇の象徴と戦争放棄

2022年12月26日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

浅野忠信扮する白洲次郎なる名は知ってはいたが、詳しくは分からなかったもののこの映画で吉田茂の甥でありオックスフォード出身であった事からGHQと日本政府の間の通訳として奔走していた事が分かった。

本編は、終戦後如何に日本国憲法が制定されたかを語るものであり、どこまで史実に基づくものか分からないものの3月7日にソ連が入る極東委員会が行われる前までにGHQとして決めた方針をいかにも日本人として制定したものとして扱いたい思惑により急いで憲法方針を作ったとされていた。
それにしても占領下とはいえ米国委員会のメンバーには一人も憲法学者が入っていなかった様で、それでも未だ改正もせず日本国憲法として擁護されている事実がある。
小林薫扮する吉田茂は、早く決めてGHQを早く去らせたいとしていた。白洲次郎も奔走していたとはいえ、単に通訳として役割を担っていたとしか写らなかった。宮沢りえ扮する妻の正子と語らう場面ばかりで、その役割の重要性がいまいち伝わってない気がする。
柄本明扮する松本国務大臣が、何としても日本国の主張を粘り強く頑張っていたと言う印象が強かった。しかし懐柔されざるを得ない無念さも出ていた。
どこまで本当か分からないが、戦後77年経って天皇の象徴と戦争放棄をうたった精神が語られるのはいいことだろうね。

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重

5.0真の日本独立はいつくるのでしょうか? それは他力本願ではなく わたし達日本国民の意志だけにかかっているのです

2022年4月4日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

ウクライナの戦争は勃発して既に1ヵ月半を越えています
大国ロシアにあっという間に侵略されて国を失うだろうと思われていましたが、2022年4月中旬の今も独立を保っています

日本独立?
それはいつの事でしょう?
2月11日?それは建国記念日
神話で2600年前に神武天皇が即位されたとされる日の事です

それ以来日本は、少なくとも千数百年も他国に占領されて主権を失う事はありませんでした

世界史を見渡しても類を見ないことです
普通はウクライナのように他国に攻められしまい、王朝は断絶して、下手をするとそこに元から住んでいた民族が追い出されて、違う民族と入れ替わってしまっている国は沢山あります
それも何度も繰り返している国さえあります

日本はユーラシア大陸の外れの大海のなかの島国だったからでしょう
地理的に大変に幸運であったのです
決して戦前のように神国日本だからなんてことはありません

それでも長い歴史の中で何度か侵略を受けています
二度の元寇は日本の歴史の中でも国家と国民が丸ごと支配されてしまう可能性があった危機でした

鎌倉武士達は今のウクライナ軍のように良く戦いモンゴルの大侵攻軍を撃退しました
調べてみると神風なんてのは後付けの理由のようで、純粋に軍事的に撃退したようです

その260年程前の平安時代にも、満州の女真族が壱岐や対馬、筑前国に侵攻してきた刀伊の入寇という事態が発生し、当時の平安朝が意外にも、大宰府を中心した九州武士団の活躍など的確な防衛行動を行い撃退しているようです

そして16世紀のイエズス会とイスパニアの動きは日本の植民地化の意図があったようですが、当時の日本は戦国時代で世界一の鉄砲保有国であり、動員できる軍隊の規模もヨーロッパの列強をもしのぐほどのものであったため、その軍事力故に断念したようです

次は19世紀に入ると、英米露仏が東アジア植民地化の一環として関心を示し始めます
中国の清国の阿片戦争敗北の情報ももたらされ、それが日本人の危機感を燃え上がらせて明治維新につながっていくのはご承知のとおり

19世紀末になるとロシアの南下は朝鮮半島を伺う情勢となり、次は日本侵攻かと怯えた事が日露戦争になります
もし負けていればウクライナのようなことが日本本土で起きていたでしょう

日露戦争に勝利して以後は調子に乗りすぎ、結局、世界を敵に回して戦争を起こしてしまい日本は歴史上初めて、他国の他民族の占領を受けていまう結果となりました

間接統治という方式で、日本国政府を残したまま、占領軍の指示命令を受ける存在となった訳です
つまり日本は独立を失ったわけです

ポツダム宣言を受託した1945年8月15日、もしくは降伏文書に調印した同年9月2日が、日本が独立を失った日です

では、いつ独立を回復したのでしょうか?
それは1952年4月28日です

サンフランシスコ平和条約調印は1951年9月8日のこと
そして、その平和条約が発効したのは翌1952年4月28日だからです

その日を持って約7年間におよんだ占領が終結し、日本は主権国家として独立を回復したのです
いわば4月28日が日本の独立記念日なのです

今年は2022年です
つまり日本独立から70周年の節目の年なのです
4月28日はもう直ぐ半月後のことです

このような大事な節目の日が訪れようとしているのに、どうもなんの式典も予定されていないようです
情けないことだと思います

2013年には主権回復の日記念式典を開催した記録があります
61年目の事で節目でもなんでもないのに思い出したよつに開催されたようです
それでもやらない遥かによりましです

主権を失い独立国家でなくなってしまう
そんな惨めなことが何故おこったのか
どうしたらもう二度とこのような事態を防げるのか
それを考える映画だと思います

冒頭、日本占領軍の最高司令官マッカーサー元帥が日本人からの手紙を読んで笑い転げているシーンがあります
彼のところにはスターへのファンレターのように大量の日本人からの手紙が届いており、秘書官の英訳がつけられています
手紙の内容は実際にあった有名なものです

日本を軍事的に完全に打ち負かした征服者の王へのへりくだった手紙です
自ら日本を米国の庇護下に永遠において愚かな日本人を導いて下さい
願わくば米国と併合して下さいという内容です

してやったりという笑いであったのでしょうか?
戦争で勝ったり負けたりすることは世の常
ヨーロッパの国の敗戦国民がこんな手紙を書くでしょうか?
それが終盤での米国議会でのマッカーサーの発言につながっていると思います
欧米人が45歳の壮年であれば、日本人は12歳の子供にすぎないという侮蔑です

呆れ返った笑い声であったのです
国が敗北しても、日本人の心までが勝手に敗北しているのです
独立を回復する気概もないのだ
自ら永遠に下僕になりたいと講う卑屈さ
それに呆れ返って笑い転げて、12歳の子供に過ぎないと発言させたのです

この精神は日本国憲法に反映されています
軍備を放棄して、他国の庇護下で永遠にいるということです
日本国憲法の制定の経緯が本作の大部分を構成しています

日本側の人々は政府の人間、野党側の革新陣営の人間でさえ軍備を持たずして独立国家といえるのか!と怒気をもって、こんな憲法で独立を維持できるのかとみな反対をしています
せめて自衛的戦力の保持は記載出来ないのかとのやり取りまであります

ある程度の誇張や映画的な演出もありますので、史実そのものではありません
しかし概ねこのとおりです

日本国憲法は、当面米国に庇護下に置くものとして作られ、日本が独立を回復すれば日本人が自ら改正して自分達の憲法を作り直すものだということで、占領軍も、日本政府も、野党側もみなその認識で大急ぎで作られたものに過ぎないのです
日本の再独立後に憲法改正ありきの憲法だったはずなのです

しかし、日本は独立を回復して70周年になろうとしているのに、精神は未だに占領下にあるようです

ウクライナの戦争はそのごまかしを白日の下にさらしていると言えます

ウクライナのような事にならないように、どうするのか
今までのようにごまかしていては、またマッカーサー元帥に笑われて成長してないと侮蔑されるでしょう

白州次郎と、その妻正子が、本作の主人公です
この二人の事や、終戦後の占領期のことについて、ある程度の予備知識がないと理解が追い付かないかも知れません

この白州次郎は英国ケンブリッジ大学に留学して、英国貴族とも親交があり、キングズイングリッシュを流暢に話しました

正子もアメリカの女子大学に留学しています
なので二人とも、現代人のような欧米人的な思考をしています
独立した精神を持っているのです

劇中に何度も登場する田舎の農家は町田市にあった白州夫妻の疎開先です
小田急線鶴川駅から徒歩20分弱のところ
当時は一面の田畑だったのでしよう
いまはびっしり家が立て込んでいます
それでもこの農家は今も残っていて、その辺りだけ森に囲まれています
一般公開もされています

武相荘(ぶあいそう)と呼ぶそうです
武蔵と相模の国の間の家くらいの意味でしょうが、ユーモアが感じられて人柄が伝わってきます

劇中になんども登場する黒塗りの大型のスポーツカーは実際にあのような車に乗っておられたそうです

武相荘の車庫には本作で登場する車とは異なるのですが、良く似た黒塗りのスポーツカーがあります
1916年型 ペイジ Six-38 フリートウッド製5座席ツーリングカー

水冷直結6気筒の3.7リッターエンジン搭載
5座席ながらもスポーティな車です

英国ケンブリッジ大学留学の前、神戸一中に在学当時 17歳の次郎が、父白洲文平から初めて買い与えられたアメリカ車と同型のものだそうです

白州次郎の師匠的存在の吉田茂ももう一人の主人公と言えます

吉田茂はこのサンフランシスコ平和条約を調印した日本の首相です
敗戦して占領されてから、ここに至るまでの物語が本作です

ラストシーンは、神奈川県大磯の海岸です
彼の屋敷も、近年火災で全焼したものの再建され、旧吉田茂邸として一般公開されています

吉田茂のことについては、1983年の森谷司郎監督の映画「小説吉田茂」をご覧になって下さい
同作での吉田茂は森繁久彌が演じましたが、本作の小林薫も写真に生き写しなほどで感嘆しました

白州次郎は、サンフランシスコ平和条約の時、49歳でした
40代でこれほどの仕事を成し遂げたのです

浅野忠信の白州次郎は、自分のイメージとは異なっていましたが納得のいく造形でした
これくらい鼻柱が強くないとこんな仕事は成し遂げられません

もう一人、戦争小説の名作「戦艦大和ノ最期」を書いた吉田満の物語

敗戦以前の人々との精神的な繋がりを絶つために、GHQ は彼の小説を発禁処分にしたのだという台詞にはハッとさせられました
戦前と戦後で日本人をまったく違う存在にする意図があるという指摘には目から鱗が落ちました
日本人が日本人で無くなる
それが日本独立といえるのでしょうか?

靖国神社のことは、いろいろな意見があるのは承知しています
しかし、自国の人々の慰霊のことについて、他国から指図させられたり、忖度しなくてはならない現状は、それで独立国とは言えるのでしょうか?

ぜひ一度ご自分の目で、現地現物現場に触れて自分の頭で考えてみるべきことと思います
靖国神社の境内に遊就館という博物館があります
戦争を賛美していると批判する人もいるそうです
でもご自分の目で実際にお確かめ下さい
強い反戦メッセージを発している博物館だと理解できるはずです
半日かけて見て回ってでて来たときには号泣していると思います
戦争をしてはいけないと思いを強くするはずです
それがまず、ご自分自身の心を占領から独立させる第一歩だと思います

伊藤俊也監督は、さすが名監督です
手際良く整理されて映画的な起伏も作りつつこの映画を完成させています
恐らく左右両方から攻撃されるでしょう
ことに左翼陣営の多い映画界にあっては、昔なら製作することすらできなかったでしょう
現場の組合から仕事を拒否されたかも知れません
監督が吊し上げされたかも知れないぐらいです
勇気ある製作だと思います
頭がさがります

サントリーのシングルモルトウイスキー白州は
はくしゅうと読みます
なので白州次郎とは関係ないようです
でも自分には何故か白州次郎をオマージュしていると勝手に思えてくるのです

4月28日
主権回復の日
今年は70周年です

ウクライナの戦争と日本独立に思いをはせて、白州を水割りで飲みたいと思います

真の日本独立はいつくるのでしょうか?
それは他力本願ではなく
わたし達日本国民の意志だけにかかっているのです

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あき240

4.0素晴らしい

2022年1月31日
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白洲次郎をメインとした映画は初めて観た
今こそ全国民に観て欲しい映画ですね
GHQの事は少ししか描けてないけど(個人の感想)それでもこの憲法が日本人ではなくGHQが作ったと知らない人に知ってもらえる内容

何も知らない人が入門?的に観るには最適だと思いました

早く憲法改正するべきです

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w_MAXL_rose

3.0淡々と描かれている

2022年1月13日
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鑑賞方法:DVD/BD

白洲次郎と正子に以前から興味があり、関連するドラマ等も観てきたし、敗戦後の日本の置かれた状況は、明治維新と同じぐら興味があるので、これは観なければ!と。
映画館に観に行けなかったのでDVDを借りました。

色々な俳優が色々な脚本と監督で吉田茂と白洲次郎の関係やポツダム宣言からサンフランシスコ講和条約までを物語ってきたけれど、この作品が一番淡々と描いているような気がする。
それでいて、ちゃんと状況や問題点など伝えてくれるので、飽きずに二時間強、観ることができた。
どちら側にも肩入れせずバランスが良いと感じたのは私だけかな?
上手くまとめたな~と。
過去の映像と現代の映像が上手くリンクしていたので、一層臨場感があり物語に深みを与えていると思う。

憲法についてはアメリカの押し付けだといわれてもしょうがないけど、だからと言って悪かったかというと、そんな事もないのでは。
平和ボケしていると揶揄されるぐらい、何気に平和であり、もし軍隊が存続していたら、クーデターが起こってるかもしれないし。
アメリカの押し付け・・・という点だけで「憲法改正」を唱えるのは間違いではないかな、とあらためて考えさせられた。

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Jo

3.5小林薫が凄過ぎる。

2021年9月26日
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鑑賞方法:DVD/BD

ちょっと凄過ぎる。エンドロール見ても??って感じで、改めて見てマジかー!!と。あそこまで特殊メイクする必要あったのか?ってくらい。しかしアメリカさんが、しかも憲法専門家が1人もいないメンバーが作った憲法で今も生きてるって、何も疑問感じないって、つくづく自分はアメリカが思う日本人なんだなぁと思う。日本の国力は上がったのだろうか。せめて成人くらいにはなってて欲しいけど。しかし浅野忠信の英語力は凄い。

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いつこ

3.0史実伝承物語

2021年9月5日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

『アングロサクソンを45歳と例えるなら日本人は12歳の少年です。』興味ある史実でしたが、面白い作品では有りませんでした。

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tuna

3.0GHQ

2021年9月4日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

無条件降伏により、連合軍(実質的にアメリカ軍)が進駐、GHQはソ連がやってくる前に、天皇問題と憲法改正を終わらせたかった。
吉田茂(小林薫)はなんでもいいから早く講和条約を結んで、日本の独立を目指していた。
調整役となったのが英語が堪能な白洲次郎(浅野忠信)だった。
この時期の日本には優れた政治家がいたようだ。

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いやよセブン

2.0思想的に偏りが有ることや嘘が多いことに要注意ですよ‼️❓

2021年8月18日
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憲法改正に与するような方が製作しているのでしょうか。
GHQの憲法制定に対する取り組みが、えげつなく汚くていい加減な姿で描かれています、もちろん史実とは違います。
史実にないところの創作は、ドキュメンタリーではないのでしょうがないですが、あまりにもいい加減過ぎます。
主人公役が、あまり上手く描けていません、通訳しかしていないかのようです。
浅野忠信の演技が良くて、英語も上手いのに、とても残念です。
嘘話を承知で観たら、映像もお金をかけていて、キャストも豪華なので、面白い映画ですよ。

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アサシン5

5.0日本国憲法の制定過程と白州次郎さんの人となりの分かる素晴らしい映画

2021年3月12日
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鑑賞方法:映画館

知的

この映画は、日本国憲法の制定過程と白州次郎さんの人となりの分かるとても素晴らしい映画です。歴史に興味のある方にはお薦めします。ありがとうございました。

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松村 訓明(まつむら のりあき)

2.5日本は二度負けたのか?

2021年2月14日
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難しい

戦後から日本国憲法までを描いた作品
淡々と物語が進み、戦後日本の葛藤がよく分かる。
歴史背景が少し分かっていた方がより深みの出るはず。

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ダルメシアン07

5.0押し付けかどうか?

2021年2月14日
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鑑賞方法:映画館

押し付けかどうかといえば押し付けだが、たとえ押し付けでも日本がハッピーになればそれはそれでいい。
押し付けでなくても日本がハッピーにならなければそれはよくない。
問題は内容。
第一条はともかく、第九条はちょっと無理がある。世界に先駆けて理想を語るのはいいが、あまりにも現実を無視していて、無責任な押し付けの感がある。
しかし、ソ連の介入など考えれば当時の状況からして致し方ない面があるのもわからなくもない。
やはり一番問題なのは九十六条(改正)だろうか?
いずれにせよこうした問題を投げかける作品ですね。
専門家とはいえ、旧憲法にコテコテに染まった松本烝治氏に改正案作りは無理でしょう。柄本明さん、名演技でした。
原作もパンフもないのは残念でしたが、須藤孝光氏の本が「これがタネ本では?」というほど本作品の内容に沿っていて興味深いです。

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村上

2.5吉田茂誰だか分からなかった!!

2021年2月7日
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終戦から憲法制定、独立までの歴史の舞台裏を、日米両国の視点から描く。吉田茂と白洲次郎が米国との交渉にあたるとあり、白洲次郎さんの人物像に興味があったので鑑賞。結果、白洲さんの登場の必要性すら感じられない薄さ…浅野忠信さんはかっこよかったけど、映画としては全然ダメ。戦艦大和の青年達のシーンや白洲夫婦のシーンなど、全体とのつながりを考えると、これはいるの??なシーンが気になりました。一番びっくりしたのがエンドロールの吉田茂さんのキャストが小林薫さんだったこと。特撮メイク技術に拍手👏👏👏

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marimamu

3.5明日へ向かって行け

2021年2月4日
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鑑賞方法:映画館

右だーとか、左だーとか言われると、疲れちゃう質ではありますが、日本好きです。
最近は、吉田茂も白洲次郎もドラマになったりしてるので、程々に周知されているのかな。二人を中心に据えての「日本国憲法」を巡る物語ですが、アメリカ側の内情も描かれるので、何かしらの熱く滾るものがより際立ってる気がします。
アメリカ側と言えば、最近のマッカーサーは「ちょっと良い人補正」が掛かってたりしましたが、この作品の彼は良い感じの嫌な感じでした。アメリカ側がテンプレバリバリなのは案外良いアクセントだったかもしれませんね。
定期的にこの手の作品を観て、日本人の何かをムクムクさせたいので、廃れずに作られ続ける事を願って止みません。

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lynx09b

4.0真の意味での独立とは…

2021年1月24日
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悲しい

難しい

正直、戦後の憲法制定の経緯についてはあまり学校等で詳細を学ぶ機会がなく知識がなかったので初めて聞くことも多く非常にためになった。

世界史の教師が、戦争に負けることこそ真の悪だと言っていたがその意味がわかった気がする。

戦後75年を過ぎたが未だに日本は真の意味で独立していると本当に言えるのだろうか。考えさせられる。

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ks sky

5.0名優たちの豪華共演

2021年1月23日
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近年の映画は、人気若手アイドルを出演させてファンを呼び寄せるパターンが多いのですが、この映画に出演している方々は名俳優ばかりで、内容で勝負しているな、と思わせます。何より日本の俳優さんも、英語話す部分はきちんと英語話しています(しょーもない映画だと、外国語話している場面も日本語で話して外国人がそれを理解しているというご都合主義場面が出てきますが、本作品ではそのような場面はありません。)英語練習したんでしょうね。
本作品に出てくる戦後直後の内閣は、松本大臣のように気骨がある人いて、この内閣だったらコロナもうまく乗り越えられただろうなあ、と思いながら見ていました。

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ぱる

2.5非常に期待したけど、内容が薄く、しりすぼみ、残念!

2021年1月17日
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鑑賞方法:映画館

日本が誇る名優が多数出演、題字は往年の歴史大作(八甲田山や二百三高地など)を彷彿とさせる重厚な筆文字、非常にやる気を感じさせるテーマ、いやがおうにも期待が膨らんだのですが、いかんせん、内容が薄い。薄すぎる。しかも尻すぼみ・・・。新型コロナ蔓延の時期なのでやむを得ない、としても、もう少し何とかならなかったのでしょうか?また、日本の名優陣に比較し、外人俳優陣がどいついもこつも軽いし、へぼい。マッカーサーや民生局のホイットニー准将が出てくると、正直白けました。
映画のテーマとしては、いわば「日本のいちばん長い日」の次であり、日本人とって非常に大事な内容で、たくさんの人が観るべきものであると思いますので、(しかし僕が観た日は場内に僕を含め3人でした、平日の夜ですが)、是非、応援したいと思い、応援レビューを書こうと思ったですが・・・ごめんなさい。
僕の好きな小林薫さんは本当に吉田茂に見えました。過去の映画の中でも3本の指に入る、吉田茂でした。石橋蓮司さんの幣原 喜重郎も悪くはないかな、柄本明さんもまずまずでした。一方松重豊さんの近衛文麿、あれははちょっとないかな、浅野忠信さんの白洲次郎も微妙。
もういいや。

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けいちゃん

3.5今の憲法に全く興味のない人におすすめ

2020年12月31日
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鑑賞方法:映画館

正直、白洲次郎と吉田茂の描き方とか、近衛文麿とか、重要人物についての説明は雑なので、事前情報がないとよくわからないということが起こるようにも思う。
また、戦艦大和についての部分に関しては、憲法改正とは別のストーリーになるので、これも予備知識がないとちょっと難しい。

しかし、他のレビューでも読んだが、今の憲法がどうやってできたか、平和憲法と言いながら、実は全面的にアメリカの押し付けによるものだったという状況を
映画にしたのは初めて。ということを知って、全く興味がなく知らない人たちに知ってもらうためにはいいのかもしれない。

ただ、今の憲法には色々な矛盾をはらんでいるにせよ、このままでいいと思う人も多くいるということも事実だと思う。
たとえ、押し付けられたもので、独立国としての自衛権が脅かされているという内容であったとしても、
その部分をもやっとさせ、その時々で時流に合わせて都合よく解釈して今に至っていることもあるように思う。

もし、この憲法の内容でなく、日本政府が作成した内容だった場合、その後の朝鮮戦争、ベトナム戦争など、日本は参戦せずにいられたのだろうか。

日本は、外交下手だとよく言われる。この映画の中でもマッカーサーにドイツは45歳だが、日本は12歳だったということを言われている。
でも、現在、社会主義は崩壊し、民主主義の理念だけでは立ちゆかなくなっている状況で、
西洋的な何もかもをクリアにし、自分の権利を主張するということが、最後、正解に結び付かないことも起きるのではないか。
曖昧なままで、突き詰めないという、それを国の憲法とするのは正しくないのかもしれないけど、
押し付けられたものでさえも、それを完全に否定しなかったのは、その憲法の内容に共感できる部分もあるんじゃないかと感じる。

戦争に勝つ、負けるというのは、一時のことで、それで国自体が無くなってしまう訳じゃない。
吉田茂が、とにかく早く成立させて、早く独立に持っていくべきだと言っていたのは、一つの選択肢だったんだと思う。

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七星 亜李