劇場公開日 2020年11月6日

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「コメディタッチの愛と涙の素晴らしい映像・音楽。感激。」愛しの故郷(ふるさと) M.Joeさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0コメディタッチの愛と涙の素晴らしい映像・音楽。感激。

2021年4月8日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

約30分の5つの映画をまとめた中国映画。ここまで映画の完成度が高いとは驚きであった。
故郷がテーマであるが、どれもよく練られた内容・映像美・音楽で、観客を飽きさせない。
映像は空撮あり、SFXあり、長い回しあり、ミュージカル風あり、とても多くの人たちがそれぞれの構図の中でとてもよく配置されている。テンポやストーリー展開も心地よく、とても素晴らしかった。
最近よく宣伝されている邦画を見ることも多いが、今回の映画のような演出はそれとは比べようもないくらい楽しめた。妻と中国人女性の友人と行ったが、全員感動した。
もちろん政治性、社会性などはなく、我がふるさとを思う人たちの思いをいろんなストーリーで描いた純粋に楽しめる映画となっている。UFOの出現とまち起こし、アルツハイマー病の教師と思い出深い学校への疑似タイムスリップ、故郷に錦を飾る事業家、画家と妻のフェイクドタバタ劇、病気と医療保険の替え玉など。
残念なのはほとんど宣伝されず、私が見た映画館でも1週間限定で10:10からの1回のみ。多くの人に見てほしいが、すでに見られる土日は終わってしまった。

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M.Joe