鈴木さん

劇場公開日

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鈴木さん

解説

お笑いタレントのいとうあさこが主演を務める異色のディストピア映画。現人神である「カミサマ」を国家元首にいただく、某島国のとある町。少子化にあえぐその町では、市民投票により、45歳以上の未婚者は市民権を失うという条例が制定された。市民権を剥奪された者は町を出ていくか、軍に入隊してお国のための強制労働に就くか、いずれかを選ばなければならない。町で介護施設を営む未婚のよしこは、45歳を目前に控え、排除される不安を抱えながら日々を過ごしていた。市民権をあきらめて町を出るという選択もあるが、施設に入居している老人たちを見捨てることはできない。そんな中、施設にひとりの身元不明の中年男性が迷い込んでくる。よしこはその男と結婚することを考えるが……。監督は、自主制作映画「ぴゅーりたん」が第31回ぴあフィルムフェスティバルに入選した佐々木想。共演に佃典彦、大方斐紗子、保永奈緒、宍戸開ら。

2020年製作/90分/PG12/日本
配給:Incline

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(C)映画「鈴木さん」製作委員会

映画レビュー

3.5「きまじめ楽隊のぼんやり戦争」に続く意欲作。佐々木想監督のこれからに期待

2022年2月26日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

笑える

悲しい

映画のタッチはかなり違うけれど、着想は池田暁監督の「きまじめ楽隊のぼんやり戦争」に近いものを感じる。太平洋戦争時の日本、全体主義社会と隣組など、現代でも同調圧力という形で引き継がれているこの国の“おかしさ”を、パラレルワールド的な虚構の“町”を舞台にした物語で風刺する姿勢。また本作では、敗戦後に天皇がいわゆる「人間宣言」をしたにもかかわらず、今なお自由に論じることがはばかられタブーのように扱われる天皇制のありようについても、わかりやすいメタファーで果敢に切り込んでいる。

いとうあさこについては、お笑いやバラエティの番組でしか見たことがなかった気がするが、これまでも映画やドラマにも出ていたことをプロフィールで知った。役者としての存在感や、本作での役柄に、ちょっと藤山直美(「顔」「団地」で主演)に似ていると感じた(顔もちょっと似ているかな?)。作品のトーンに合った優れた演技だと思う。園子温監督作「恋の罪」での怪演が忘れられない大方斐紗子が、本作でもすみこ役で独特の雰囲気を醸し出し、よいアクセントになっている。

にやりとしたり、はっとさせられたり場面も結構あるのだが、全体としては十分に描き込まれていないというか、少々食い足りない印象だった。それでも、佐々木想監督はたいていの作り手が避けがちな題材に挑む希少な存在なのは確かだし、これからの作品にも大いに期待したい。

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高森 郁哉

3.5『美しすぎる国』の美しさとは一体誰に向けてのものなのか

BONNAさん
2022年5月2日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

国が強制的に家族を作って子を成す政策を進めたら、一体どうなるかという究極のテーマに挑んだ問題作。
運良く監督と主演の佃さんの舞台挨拶に参加できましたが、この作品、近未来日本(と言うか千葉)のいち町村が舞台のようです。経済的な問題で10日間で撮影敢行。
ここ最近の邦画の風当たりの強さをご存知の監督さんより、撮影中のみんなのフォローが出来たかどうかわからない……とオドオドしいコメントを出されていましたが。余裕のあるスケジュール=経済的に余裕があること、なのでクラファンで資金調達&兼プロデューサーをされつつ、役者さんやスタッフさんのフォロー……。

ろ、ロングラン公開になると良いですね(号泣)。

さて、肝心な内容ですが、一見して地味に見える映画ですがなかなかに世情が反映された面白い作品でした。
ちょっとあちらの国々にも似た世界のような。反政府の人間を捕まえたらお金をあげるよ、と言われて何も考えずに同調してしまう人々。
でもこれ、結構起こりうる可能性あるんですよね。面倒くさいのは嫌だし、除け者にされるのも嫌だから長いものに巻かれろ的な。
ある意味、イジメが生まれる根本の理由ですね。
それをこうして映画を通して客観的に見てしまうと、なんというか。背筋が一気に薄寒くなりました。

『美しすぎる国』の『美しすぎる』とは一体誰に向けての美しさなのか。
思いやりが欠如した人々を果たして美しい人と呼べるのか。

良い作品。
ロケ地である元ラブホ現グループホームも気になりました。なお、実在する場所のようです。

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BONNA

1.5イオンはあります

Bacchusさん
2022年2月13日
Androidアプリから投稿

単純

寝られる

現人神である「カミサマ」を国家元首とする国の小さな町で、45歳以上の独身者は町を追放されるか軍に入隊しなければならないという条例が制定され巻き起こる話。

体調不良によりカミサマが人前に現れなくなって20年。3ヵ月後に45歳になる未婚の主人公がラブホテルの跡地で営むグループホーム に、管理No.の刻まれていないホームレス風の男、鈴木さんが現れて巻き起こっていくストーリー。

若者ばかりを囃し立てる片寄った行政と、それに乗じて増長していく若者達。
そんな中で生きにくい年配者で特に独身でもある主人公と鈴木さんの関係をみせていく展開で、設定自体は嫌いじゃないけれど、頻繁にたっぷりの余韻を持たせて、兎に角マッタリ進んで行く。

鈴木さんの正体は判りきっているのが有りきで進むし、最後はある程度の予想がつく訳で、そんな中で結構な中途半端さを感じる締まらなさでエンドロール…投げっぱなしが多過ぎた。

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Bacchus
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