劇場公開日 2021年1月29日

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「血」フリーダ・カーロに魅せられて ぷにゃぷにゃさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0

2021年2月7日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

タッシェンの画集を持っているくらい好きな画家。まあ、生々しい絵を描くので、苦手な人もいるかも。

6歳で小児麻痺にかかり右足が発育不全、18歳で交通事故に遭い骨盤骨折、人生のほとんどを痛みに耐えながら過ごした。絵を描くことがはけ口になっていたのだろう。その絵を描くにも、巨人の星ばりに体を固定したり、寝ながら描いたり、大変な苦労を伴う。もう無理と思わないところが、やはり常人と違う。

夫ディエゴ・リベラとの関係も、精神的にきつそう。彼は体もでかいが、作品もでかい。パワーがあり余ってて、浮気もやりたい放題。ただでさえ体が不自由なのに、こんな旦那と付き合うの疲れるわ。それでもどこか依存せざるを得ない部分があるのかな。あんなにきれいにポートレートを撮ってくれたニコラス・ムライより、ディエゴを選ぶんだもの。ディエゴのことは絵にもたくさん描いてるし、やはり特別な存在なんだな。

自分に起きた事や感情をキャンバスに散りばめていくので、日記やアルバムに近いかも。当時走りだったシュールレアリスムだと言われても、自分は夢ではなく現実を描いている、と言い切る。だから、彼女の絵の中には、血がたくさん描かれる。誰かの真似でもない、彼女だけの世界観があるから、作品に惹きつけられるのだと思う。ああ、青い家に行きたいなー。

ぷにゃぷにゃ