劇場公開日 2021年7月2日

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「ちょっともの哀しいロードムービー」アジアの天使 琥珀糖さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0ちょっともの哀しいロードムービー

2022年6月21日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

石井裕也監督が韓国オールロケ。
韓国人スタッフで撮った《ロードムービー》
2021年(日本)監督:脚本:石井裕也
決して仲が良い・・・とは言えない隣国、韓国人と日本人。
《わだかまり、憎しみ》をなくすためには、
《家族になる》
それしかないのではないか?

2つの家族がいる。
妻を亡くした池松壮亮とその8歳の息子。壮亮の兄のオダギリジョー。
一方、韓国人家族・・・
元アイドルで売れなくなった中年の歌手。その兄と妹。

2つの家族が、鈍行列車で出会い2泊3日の旅をする顛末が、
ロードムービーで描かれる。
売れない作家(池松壮亮)
事業に失敗した兄(オダギリジョー)
契約を切られた歌手(チェ・ヒソ)
生活力のない兄(キム・ミンジェ)
ひょんなことから、チェ家族の墓参りに同行して、
互いの生き方を見直すことになる。

韓国人も日本人も個人的に付き合えば、思い遣りのある優しい人たち。
《ビールを飲み、食卓を囲み、愛を語る》
きっと未来が見えて来る筈だ。
とても素敵な題名『アジアの天使』・・・
この天使の実物を見たら、笑うしかなかった。

深刻ぶらず、ユーモラスで、居心地のいい作品。

琥珀糖
sow_miyaさんのコメント
2024年4月5日

昨日、早速観ました。
石井監督作品6本目になりますが、これも面白かったです。教えていただかなければ出会えない作品でした。ありがとうございました。

sow_miya