劇場公開日 2020年5月29日

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「トーキングヘッズの「サイコキラー」を聴くと学生時代を思い出す。」ブラッドショット kossyさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0トーキングヘッズの「サイコキラー」を聴くと学生時代を思い出す。

2020年6月6日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 先輩によって無理やり好きでもないパンクバンドのメンバーにさせられ、演奏した曲の一つがこれ。うぉー、記憶が蘇ってきた!復讐してやる!とまではならなかったものの、なんだか学生時代を思い出してしまいました。いや、でも懐かしかったです。

 サイボーグになってしまったのはいいのですが、記憶が戻らない。そうだ、復讐したい奴がいるんだと思い出したビン・ディーゼル演ずるレイ。妻ジーナを殺しやがって~許せん!と、いきなり暴走する。しかも、組織のコンピュータにアクセスして、何やらいっぱい検索してしまう頭脳まで備わっていた。

 組織には義足の男や義眼の男もいたのだが、ナナイトによる改造が成功したのはレイが初めて。こうなったら鬼に金棒、ビンにナナイト、あそこには15センチだ。強い、強すぎる、不死身すぎる・・・しかし、バッテリー切れ。なんだか血を入れ換えなければならないとなったら、まるで人工透析みたいじゃないですか・・・

 こんなSFは大好物。しかも記憶をいじって人の尊厳を無視してる悪党。てめーの復讐やってんじゃねーぞ!的な展開にはわくわくさせられました。完璧なマインドコントロール。似たようなSF作品もあったかと思いますが、ビン・ディーゼルの肉体も魅力的なので強烈です。まぁ、今の世の中だったら自殺に見せかけるという陰謀が多いんでしょうけどね・・・

kossy