劇場公開日 2020年11月14日

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「好みが別れそうな作品だが」国葬 ちゆうさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0好みが別れそうな作品だが

2021年3月9日
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鑑賞方法:映画館

ドキュメンタリー映画は個人的に大きく2つに分類されると考える。
1つはひたすら事実を積み重ね解釈は観る人に委ねるような作風、
もう1つは作者の意図をナレーションで折り込み、作者の主張をアピールするような作風。
後者で記憶に新しいのが「主戦場」だった。それはそれで面白いとは思うが、本作は前者に当たる。
解説やナレーションはなく儀式を延々と流し続けており、ともすれば退屈だの、単なる記録フィルムの垂れ流しだの批判を受けるのかもしれません。
しかしながら、小生、このような何も足さない出来るだけあるがままのドキュメンタリーも面白いと思います。
生来、映画は活動写真ですから、動く写真ですから、そういう意味では実によく撮れた作品だと思いました。
カラーとモノクロームの映像がちゃんぽんになったり違和感は少しありますが、国葬という所謂神聖な儀式に望む群衆の表情はなんとも言えず良かったですね。

ちゆう