劇場公開日 2020年3月20日

「肯定と否定が交錯する三島の言葉」三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実 t.toraさんの映画レビュー(感想・評価)

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4.0肯定と否定が交錯する三島の言葉

t.toraさん
2020年3月27日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

三島由紀夫の小説には敬意を持ちつつ、極端な政治的言動や天皇観についていけず、10数年以上三島の作品を読んでいない。三島と東大全共闘の討論会もずいぶん前にYou Tubeで見た記憶がある。

やがて他の作家に関心が移り、しばらく三島を忘れていたところ、このような映画が公開されると聞き、久しぶりに三島に関心を抱いた。ネットでは一部しか視聴できなかった三島の肉声をこの映画では存分に聞く(見る)ことができる。

これまで気が付かなかった三島のユーモアや上品さを知ることができた。もっと政治的な議論が中心かと予想したが、哲学的な議論が多かった。全共闘側で印象的だったのは、幼児を抱っこしながら三島に挑んだ芥氏。両者の議論は「毒」と「毒」の対決のように見えた。

三島没後50年の今年、彼の言葉には思想的立場にかかわらず一度は聞くべきだ。聞いたうえで、肯定すべき部分と否定すべき部分を選別し、自分の言葉にしたいと思う。

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t.tora
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