今日から俺は!!劇場版のレビュー・感想・評価
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今俺は!日本映画の番長!!
原作漫画を読み、OVAやVシネを見ていた世代にとっては懐かしくドンピシャ。
福田やキャストのファン、TVドラマを見ていた人には期待通りの面白さ。
でも、そうでなければ…。
弟がTVドラマを見ていたので、暇潰し程度に一緒に見てみたのだけれども、
これ、わざわざ映画でやるようなレベル…?
SPドラマでいいじゃん。日本のドラマだって今、これ以上のレベルのもの、あるよ。
強いて言うなら、クライマックスの大乱闘シーンくらい。
それ以外はベタでおバカなギャグ、顔芸、リアクション、ギャグ、顔芸、リアクションのオンパレード。
一応ヤンキーたちの因縁ロワイヤルみたいな話はあり、おバカであっても男気魅せる熱い姿もあるにはあるが、はっきり言って中身ナシ。
福田と人気&常連俳優たちが織り成すおふざけとアクションに2時間耐え忍ぶだけ。
公開時、コロナ渦の暗い雰囲気を笑い飛ばす大ヒットとなったが、他に無かったのかなぁ…?
それでも福田コメディ。
今までもクスクスやゲラゲラと笑えたりしたが、今回は一つも笑えなかった。
某俳優の不祥事後のリリース。顔にモザイクでも掛かっていれば笑えたかも。
清野菜名と山本舞香のアクション・シーンに★半分。
自分がこの手のジャンルが不得意なだけかもしれないけど、後語る事は何もナシ!
とあるインタビューで福田は言っていた。
自分は作品のクオリティーはどーでもいい。気心知れた仲間たちとワイワイ楽しく作れればそれだけでいい、と。
これ、映画監督の発言としてどうか。
確かに映画監督にはそれぞれのスタイルはあるにせよ、映画を作る為なら一切の妥協を惜しまない黒澤明や宮崎駿ら名匠の前で言えるだろうか。
それでも昨年だけでも、『ヲタクに恋は難しい』が13・4億円のヒット、本作が53・7億円の大ヒット、『新解釈・三國志』が現35・9億円のこれまた大ヒット。
福田はこう思っているかもしれない。
今俺は!日本映画の番長!!
劇場版にする意味は…
原作はリアルタイムで追っかけてました。当時は不良漫画も今より盛んだったし、「今日から俺は」のパクリ漫画なんかもあったくらい一般認知度も高かったと思います。
私自身ドラマも視聴済み。
ドラマ版はかなり掻い摘んで原作をなぞってはいるものの、最終回の相良戦まで再現していて、それなりに楽しめました。
しかしこの劇場版、そもそものストーリーは漫画でいうところの中盤から後半あたりだったと記憶してます。
漫画版で、主人公の三橋も数々の修羅場を潜って成長し、最終的に拳銃向けられても臆したりしない度胸を保てるようになります。
いや、ドラマ版も補填できる部分では納得できるんですが…
しかし原作再現の順番がバラバラになっちゃうと、「拳銃向けられても臆さなかった三橋がナイフ如きでビビるかな」と疑問を抱いてしまいました。
ナイフの描写もなんかしょぼいし…
ここは改変して欲しかったポイントです。
ファン必見
スペシャル版でもよかったんじゃないか?とは感じましたが、ドラマみてたファンとしてはとてもおもしろかったです。
ただ逆にドラマみてないと各キャラの個性というか持ち味を理解するところからはいる必要があるので、どうなんでしょう。
なにはともあれ、あれこれ考えず笑える内容です。
楽しかった!
京子ちゃんと伊東さんのラブラブかわいすぎる…!伊東さんが現れたら京子ちゃんが急にか弱い女子になって、今の今まで喧嘩してボコボコにしてたのに、「この人たちが〜駅がわからないって言うから〜教えてあげてたの♪」って、倒れてる人の前で笑
橋本環奈ちゃんとても合ってる…!
明美さんで一層際立つギャップ笑
それだけじゃなく、色々なキャラクターがちょこちょこ出ては悪ふざけ笑
安定のムロツヨシさん、今井のキャラと谷川のツッコミ、好き。
そしておふざけではないが、柳楽優弥さんのさすがの演技。
狂気的なところが戦いに深みを出してる。
漫画、ドラマ見てなかったので、あまり期待してなかったが、十分!楽しめた!
何も考えたくない日に、ふらっと立ち寄って見ると、笑えて、もっと正直に、仲間だけは大切に生きればいいかな、と肩の荷が少し下りる、かも。
小三の息子と鑑賞
小三の息子と鑑賞。
息子、テレビでドラマ版をゲラゲラと笑いながら見ていたので、映画も観に行く事にしました。
映画の方は、いつも程には笑っていませんでした。コロナ禍の映画館で多少遠慮が有ったのかもしれませんが。
一方、私は原作未読、ドラマは見ていない状態での鑑賞でした。
けれども、開始早々に偶々通りかかった高校生が主要人物達を紹介してくれるので、初見でもすんなり映画に入れて楽しむ事が出来ました。
それにしても山本舞香さん、相変わらず強い目をしてますね。
茶番(誉め言葉)
最初から最後まで見事な茶番劇。顔芸といつもの掛け合いってかじゃれ合いは流石の一言
ただ、あんまり笑えなかったかな。ちょいちょいあるあのアドリブ的なの、もうちょい声張ってやってくれないかな。
ラストのアクションシーンは制服が全員違って見やすかったし、二人の番長のタイマンは中々見応えありました。鈴木と柳楽は言わずもがなだけど、今回特に目を引いたのは栄進と磯村。二人とも今後の活躍に期待したい。
柳との決着なんだけど、特に笑える訳でもないし、ボロボロになった柳を無傷の三橋がぶっ飛ばしただけで漁夫の利通り越して弱い者いじめに見えなくもない。ぶっ飛ばした後の台詞だけど、全然かっこよくねー!
柳楽くんドラマ版にも出てますよね
原作、アニメ、ドラマ、すべて未視聴なのになぜか観ることに。
福田監督の例のノリがいまいち苦手なのに毎回観てしまっているのは既に術中にはまっているという事なのでしょうか。。
これが初見でも大丈夫ですが、ドラマくらいは観ておくと十分に楽しめそうでした。
個人的にもう少しバトルシーンが長くても罰は当たらなかったかもです。
因みに映画観てからドラマ版全部観てしまいました笑
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