劇場公開日 2021年4月2日

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種まく旅人 華蓮(ハス)のかがやきのレビュー・感想・評価

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3.0美味しいレンコンのために

2022年11月9日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

何気なしに食べてるレンコンだけど、
美味しく育つように多大な努力と、
色んなドラマが礎になってる。
ただ、色々とベタすぎる映画。

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上みちる

3.0一通りはおさえているが

2022年9月19日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

「農業っていい」→「そんなに甘いものではない」→「でも頑張ってやったらサラリーマンよりいいことある(かも)」という王道の流れで、農業の良い部分と悪い部分については一通りおさえている。

ただ、「農業女子」とか「スマート農業」とかが入ってくると、やっぱり若い就農者を増やすための啓蒙映画にみえてしまう。あと、やっぱり農家でつらいのは肉体労働や自然の厳しさだけではなく、「経済的に成り立つのが大変」ということ。この視点が欠落していると、やっぱり美化しすぎとみえてしまう。

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にこにこどり

2.0加賀れんこん

2022年9月10日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

今回はれんこん農家が舞台で、跡継ぎ問題もからめている。
農水省御用達の雰囲気だが、農業の問題は差し迫っている。

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いやよセブン

3.5農業に従事する厳しさを、深刻過ぎないレベルで描いた点がよかった。 ...

2022年9月10日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

農業に従事する厳しさを、深刻過ぎないレベルで描いた点がよかった。
よそ見運転で事故を起こし、エンジンオイルを畑に流してしまったのは馬鹿過ぎるが、あまり順風満帆でも映画にならない。
主人公と彼女は別れるしかない流れだったのに、彼女が畑に投げ捨てた婚約指輪が奇蹟的に見つかって寄りを戻したのはちょっと青臭いか。
主人公の実家の農家を担当している血も涙もなさそうな銀行員が、最後に人間的な笑顔を見せたのが印象的。

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省二

3.5いい作品だが実際の農水省が何をやっているかを勘違いされると困る

2021年4月8日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 農林水産省のプロパガンダみたいな作品なのに、何故か感動する。この8年間の政治が腐っていたから、政治家も役人もみんな腐っているというバイアスが出来上がっているのかもしれない。それはそうだろう。モリカケ桜の疑惑まみれで国会で100回以上も嘘を吐いたアベシンゾウから、アベ政治を支え続けて、総理になったらアベ政治を受け継ぐと宣言したガースーことカス総理に至る8年間の政治を見てきたら、政治は裏取引と圧力関係と嘘で出来ていると思うのは仕方のないことだ。おまけに最近露出が増えた二階幹事長の悪どい顔を見たら、政治に何も期待しなくなってしまうのも仕方のないところである。
 栗山千明は本作品の主人公神野恵子を殊更に明るく正しく演じている。農水省の職員にこんな人がいたら少しは希望が持てるかもしれないと思うほどである。平岡祐太が演じた信用金庫に勤める山田良一をめぐるサブストーリーに神野恵子が絡んで大団円に至る、ベタだが爽快な展開に心が躍る。
 久々に純粋に美しい映画を観たが、実際の農水省は農家を苦しめることばかりをしている。種子法を廃止して種苗法を改定、結果として農家は自家増殖が禁止され、種を購入しなければならなくなった。売るのはいち早く種を知的財産権として登録したアメリカのコングロマリットである。
種子法廃止と同時に成立した農業競争力強化支援法では地方自治体はそういうコングロマリットと同等の条件で競争しなければならないとされている。「支援法」と名のついた法律に障害者自立支援法があるが、障害者への援助を断ち切り、自分でなんとか生きていくしかない境遇に追い込むという血も涙もない法律である。
 農業競争力強化支援法も同じで、農家を窮地に追い込む法律である。つまり、農家への地方自治体の安価で優良な種苗の供給を禁止し、採算が取れる価格で売らなければならないと強制する。そして採算ベースで言えばコングロマリットに敵わないから、農家はコングロマリットの提供する種を買わざるを得ない。そしてコングロマリットは種と肥料と農薬をセット販売する。農家の負担は更に増大する。
 コングロマリットが提供するのはGMO(遺伝子組み換え作物)である。GMOはガンや奇形の原因とされているが、日本は法律を変えてGMOを知的財産として保護されることにした。GMOは虫を寄せ付けないから農薬は不要で、GMO以外の種を使う場合は農薬が必要となる。どう転んでもコングロマリットが儲かる仕組みになっている。
 簡単にいうと、アベースガ政権は、国民の健康をアメリカに売り渡したのだ。本作品は感動的でいい作品だと思うが、実際の農水省が何をやっているかを勘違いされると困る。農水省のダークサイドもサブストーリーとして組み込めば、日本の農業の実態が立体的に見えてくる作品になったと思う。

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耶馬英彦

3.5天狗舞美味しそう

2021年4月4日
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鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

難しい

大阪の信用金庫で働いてる山田良一(平岡祐太)に、母さんから電話があり、父さんが脳梗塞で倒れたとの連絡があった。金沢へ帰郷した良一は借金返済のためレンコン畑を引き継ぐか売却するか選択する必要が有るが、大阪で公務員をしてる恋人もいてなかなか決断できない。
また、農林水産省の官僚・神野恵子(栗山千明)が自給率向上のためレンコン農家の視察をしに金沢へやって来る。ある時居酒屋で偶然会ったこの2人と周りの人達の話。
レンコン農家を例にしてるが、日本の農業問題は深刻で、少しでも解決の糸口が見つかればいいなぁ、って観てたが、良一の彼女みたいな人はあまり居ないだろうと思う。
レンコンの穴は何個なんだろうと観賞後ググってみた。
何度か出てきた日本酒の天狗舞が美味しそうだった。
栗山千明のズケズケ女子ぶりが痛快だった。

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りあの

3.5【現代日本の農業が抱える問題を軸にした、加賀蓮根の跡継ぎを避けた若者の人間としての成長物語。】

2021年4月3日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

難しい

幸せ

ー ストーリー展開には”穴が幾つか開いている”し、”先も見える”のだが、吉兆の印だろう・・、
と考えながら鑑賞。ー

■感想

・現代日本の農業が抱える、高齢化、後継者不足、収入の不安定、女性の就農と言った問題を、きちんと絡ませて物語は構成されている。
ー 今作は、鑑賞側が知りたいポイントはキチンと押さえている・・。ー

・加賀蓮根と言えば、金沢野菜として、京野菜と並びブランド化され、収入は安定しているのかと思っていた。
 が、今作では気象の激甚化が進む現代、天候により、蓮の葉が被害を受け、数千万の借金を抱え、跡取り息子の良一(平岡裕太)はキツイ蓮根農家になる事を嫌い、大阪の信用金庫で働いている・・。
ー 安定した仕事に付きたい・・と、跡取りを拒否した彼の気持ちは、分かる気がする・・。恋人も市役所に勤め、このままいけば普通に安定した結婚生活が待っている筈だったが・・。ー

・農林水産省から、農業活性化にために視察に来た神野(栗山千明・・久しぶりだなあ・・)は、農家の男尊女卑思想の払拭や、様々な問題を解決したいと意気込んで、金沢に来るが・・。
ー 良一の恋人が、彼が農家を継ぐと告げた際に言った言葉
  ”農家の嫁にはならない。安定した仕事をしてほしい・・”
  農家と縁がない、幼き頃親を亡くし苦労した女性の言葉としては、分かる気がする。
  だが、ふと思ったのは
  ”安定した仕事なんて無いよ・・”と言う事と
  ”農家って、男尊女卑社会かなあ・・、支えて居るのは女性達ではないのかなあ・・”
  の2点である。ー

<良一と恋人を、再び結び付けた蓮根。
 少し、出来過ぎ感はあるが、日本の農業が抱える問題をキチンと扱った作品として、価値ある作品ではないだろうか。>

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NOBU

4.5ご当地だけでなく全国の人々に観てもらいたい

2021年4月1日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

この映画は金沢のれんこん農家を舞台にしたもので、私にとってご当地映画だ。
2019年9月にクランクインし同年10月には撮影終了、2020年2月に編集も完了した。
しかしコロナ禍で公開が延び延びとなり、ようやく今年4月2日に全国公開、ご当地石川県のみ3月26日より先行公開となったもの。

主演は栗山千明、平岡祐太。
栗山千明は、地域農業の実態を視察に来た農林水産省の役人・神野恵子役で、平岡祐太は加賀れんこん農家の息子・山田良一役だ。
良一は農業を嫌って大阪の信用金庫で働く身だが、実家の父が脳梗塞で倒れてしまう。
家は多額の借金もあり、良一は農業を継ぐか畑を売却するかの決断を迫られる…というストーリーである。

山田家のようないわゆる個人農家=家(父・母・子)の経営体が現代ではいかに厳しいかが、映画前半でかなり暗く描かれる。
一方で「高津農園」という名の会社組織が対照的に描かれ、そこでは女性の就農モデルについて問題提起がなされる。
今の農業が抱える問題、「後継者不在」と「女性の就農の在り方」に正面から向き合っていて評価できる。

そもそも映画の製作目的が地方の第一次産業に携わる人々の生きざまを描くことなので、登場人物達は基本的に善良で真面目である。
また、金沢の街並みや名所も織り込んで、ちょっとした観光PR映画の意味合いも帯びる。
よって役者の演技は、いわゆる日本アカデミー賞を争うような複雑な役作りではなく、もっとわかりやすくて(失礼ながら)ちょっと“くさい”演技・演出で進行していく。
ストーリーはほとんど読み筋通りに進行し、紛れはほとんどない。
安心して最後まで観れるし、最後はホロリと感動もさせてくれる。
非常にまじめな姿勢で仕上げた良質の正統派作品だ。

劇中、栗山が「日本の農業は未だ男尊女卑の風潮が根強く、女性の農業への進出を阻害要因になっている」と論じる。
男尊女卑…これはちょっとひっかかるところだ。
私は仕事で農業従事者と接する機会が多い。
確かに農業関係の会合でしゃしゃり出てくるのは親父ばかりで女性の姿はない。

だが、男を尊び女を卑しんでいるニュアンスとは違う気がする。
少なくとも、私が知る限りの農家の女性は、強く・元気で・明るい。
父ちゃんたちよりよほど快活だし、たいがいは夫婦仲良く支え合っている印象だ。

映画は突っ込みどころも少なからずある。
東京からやって来た恵子は、いつのまにか良一よりも金沢に根付いている。
農林水産省はたかが視察でそんなに長期に出張できるのか。
良一の恋人役は農業を激しく拒絶していたくせに、いきなり泥田に入ってレンコンを見事に収穫していく。
脳梗塞で左半身が不自由になったはずのオヤジは、極太のレンコンをボキッと両手で折る。

まあ、そんなことはささいなことだ。
栗山千明は「呪怨」「死国」「キル・ビル」のイメージで若いころは怖い役が多かったが、最近はすっかりイメチェンし優しく明るいキャラが定着した。
この映画も好演だったと思う。
平岡祐太は人柄の良さが滲み出ていた。
この映画によって加賀れんこんの魅力が幅広い人々に伝われば本当にうれしい。

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K介

4.0ズバズバ女子から農業女子へ

2021年3月30日
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鑑賞方法:映画館

 中学時代、通学路にはレンコン畑がいっぱいあった。今思うと、金沢でも田舎だったのだと痛感するのですが、これが今では15種類の加賀野菜のひとつとしてブランド化されているのです。さつまいも、加賀れんこん、たけのこ、加賀太きゅうり、金時草、加賀つるまめ、ヘタ紫なす、源助だいこん、金沢セリ、打木赤皮甘栗かぼちゃ、金沢一本太ねぎ、二塚からしな、赤ずいき、くわい、金沢春菊・・・生産地まで覚えれば金沢検定で高得点を取れるはずです。

 そんな金沢のレンコン農家を描いた“種まく旅人”シリーズ第4弾。監督も塩谷俊、篠原哲雄、佐々部清、そしてこの4作目では井上昌典と移り変わっています。なぜか配給会社もすべて違います。基本的には農林水産省の役人が地方の農家を視察し、農業の良さを知らしめるといったもの。今作では2作目に続いて神野恵子(栗山千明)が中心となっています。

 最近ではアキタフーズ収賄事件や種苗法改正により農林水産省もイメージが悪くなっていますが、本来は食料自給率の低い日本の現状を立て直す命題が与えられているはず。小学校時代、たしか60%くらいだったと思ったけど、平成28年度には38%まで落ちている現実。やっぱ農業を盛り上げなきゃ!レンコンに謝れ!です。

 ところで皆さんはレンコンの穴の数は知っていますか?ハスの語源は知っていますか?と、興味深い豆知識はPR動画に答えがあるものの、劇中では河北潟干拓地にある高津農園のオリジナルTシャツのロゴに穴8つ!ブーッ、不正解です(笑)。そんなレンコンに関するウンチクや居酒屋のレンコン料理などが描かれ、とにかくレンコン好きになること間違いなし!いいレンコンを採った瞬間の笑顔、『ロード・オブ・ザ・リング』を思い出してしまう指輪のシーン、そして絶妙なドローン撮影(実際の農家でも使われているらしい)、特に夜中のハスの花が咲くシーンは幻想的でうっとりしてしまいそう。

 ストーリーの中にも農家や零細企業のシビアな現実や、農家に嫁ぐという意味と職業選択の自由など、様々な問題提起もなされています。ちょっとうるうるしてしまう後半の流れもいい。ただ、金沢弁がいっさい使われていないことに地元民としては憤慨・・・富山映画に負けてるよ~尚、評価点は地元民としてのバイアスがかかってます。

・栗山千明・・・『キル・ビル』での圧倒的な存在感は、踏みつけられたくなるような女王様のような存在でした。彼女が登場する度にキルビルってます。

・平岡祐太・・・デビュー作である『スウィングガールズ』のボケ役としての印象がずっと残っている。今回も役者としてあまり成長してないなぁと感ずるところあり。

・永島敏行・・・“種まく旅人”シリーズで唯一すべてに出演。死ぬ役や、濡れ場が多い俳優というイメージが強い(あくまでも私的見解)。思えば『透光の樹』も金沢が舞台だったなぁ・・・

・綿引勝彦・・・今作が遺作となってしまいました。発作を起こすシーンは涙なしでは見られない。いい俳優さんでした。

石川県先行上映にて♪

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kossy