劇場公開日 2019年11月8日

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「アメリカ本位の自由主義。」国家が破産する日 レプリカントさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0アメリカ本位の自由主義。

2020年5月26日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

怖い

興奮

知的

自国ファースト。他国がどうなろうと自国さえ潤えばよい。
インデペンスデイという映画はまさに新自由主義を謳ったアメリカ自信を皮肉に描いた傑作だと今、気づいた。あの映画に出てくるエイリアンは科学力、軍事力に秀でていたが、それ以外は下等な昆虫レベル。イナゴのごとく資源を食い潰して星から星へ渡り歩いてゆく、まさにアメリカの今の姿そのもの。
アジア通貨危機を経てイナゴに食い潰される韓国の様を描いた本作はある意味インデペンスデイのように衝撃的でドラマ性にとんでいる。一方、日本のように自ら知らず知らずにイナゴの侵略を受け入れたパターンはボディスナッチャーズかゼイリブがあてはまるかも。
IMF を影で牛耳りながら、コロナ禍でWHO を中国寄りと批判するアメリカには笑止。

レプリカント