「安心して楽しめるオールドファッションなバディものコメディ」STUBER ストゥーバー よねさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0安心して楽しめるオールドファッションなバディものコメディ

2019年12月16日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

LAPDの刑事ヴィクはドラッグディーラーのテジョを追い詰めるが、相棒のサラを殺されてしまう。怒りに燃えるヴィクはレーシックの手術を受けた直後にテジョの手がかりを見つけるが、視界が回復するまで自分で運転することが出来ず、善良なUberドライバーのステュを無理やり自分の相棒に仕立て上げて手がかりを追うが・・・殺し屋がタクシードライバーを無理やり相棒にする『コラテラル』と似たようなプロットですが、こちらは実に軽快でオールドファッションなコメディ。コワモテの巨漢デイヴ・バウティスタと『「ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ」で一躍注目を集めたインド系コメディアンのクメイル・ナンジアニの凸凹コンビが繰り広げるボケとツッコミに父娘の絆や恋愛ドタバタをふんだんに塗した鉄板バディものに仕上がっています。悪役テジョを演じるのがインドネシアの至宝イコ・ウワイスなので冒頭のパルクールアクション他随所に見せ場あり。リラックスして楽しめるなかなか良質な作品となっています。

よね