劇場公開日 2020年8月28日

  • 予告編を見る

「人がやり直すには」ソワレ プールサイドさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0人がやり直すには

2020年9月8日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

予告映像で虹郎くんが言っていた「なんで必死な奴ばかりこんな目に遭うねん」というセリフ。
とても強い言葉で、どのような場面で、経緯で放たれるのか楽しみでした。
それがほとんど導入のパートで出て来たからビックリ…
まあ、世の中の不条理さを嘆く方より、やり直せるんだよと伝えたい映画なのかなと思ったので、仕方がないのかな。
それにしても、この言葉に対する背景が薄過ぎたよな…

昨日、テレビで犯罪者向けの求人雑誌を発行している人のドキュメンタリー番組を見ました。
「道を間違った人たちがやり直したいと思ってもやり直せないのはおかしい。チャンス、希望が必要だ。」
この様なことが取り上げられていた。僕もそうだと思う。
だけど、中には加害者よりやり直すのが難しい被害者がいるのかもしれない。
芋生悠さんを見てそうも思いました。
昨日のテレビと、今日の映画を見て、人がまた立ち上がるには、自分とは別の人の存在が不可欠なのだと強く刻まれました。
この人だけは悲しませてはいけない、この人が一緒にいてくれるなら、と。
やはり人は1人では生きていけないんですね。

他の皆さんからも上がっているように、脚本に少し無理矢理な箇所が見受けられましたが、演出は好きでした。
音が生々しくて良かったのに、隣のお爺さんがうるさくて勘弁して欲しかったです 笑

プールサイド