劇場公開日 2019年8月10日

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「【色々な意味で哀しく、切ない映画】」マイ・エンジェル NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0【色々な意味で哀しく、切ない映画】

2019年8月10日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

◆感想

 ・序盤、マリオン・コティヤール扮するマルレーヌの安っぽいタトゥが哀しい。
 「フロリダプロジェクト 真夏の魔法」の母親を想起させるからである。
 (あの母親を演じた女性のタトゥは本物であり、一回見たら忘れない位インパクトがあるので、メッセージ性も含めて迫力が段違いなのである。)

 ・後半は子役のエイリーヌ演じるエリーの母を見つめる眼差しの変化と表情が哀しい。口をきりっと結び、何かを決意したようなエリーの健気な姿。
 彼女の小さな体から発せられる叫びは心に刺さる。

 ・ラストも”ああっ!”と思って手に汗を握るが、印象深いシーンである。

 ・この映画はこの子役のエイリーヌの演技に依るところが大きいと思う。

 <マリオン・コティヤールは出演する映画を吟味するそうだが、今作品は彼女の華麗なキャリアの中で、どういう位置づけになるのだろうか?、と思った作品である。>

<2019年8月10日 劇場にて鑑賞>

NOBU