劇場公開日 2019年9月27日

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「愛は人間を変える(ネタバレ極力なし)」WEEKEND ウィークエンド ku-chanさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0愛は人間を変える(ネタバレ極力なし)

2019年9月9日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

ビデオで観たが、すごい映画。感激。2011年のUKの映画で、97分。近日日本公開されるらしいが、絶対ノーカットで公開してほしい。ネタバレがあまりないように感想を書くので私の感想が理解できなかったらコメントを書いてください。

愛の形は、男女の愛もあれば、ゲイ、トランスジェンダーたちの愛もある。愛の表現の仕方、特に肉体的では少しは違いが出ると思うが、人をこころから愛していく(愛する)気持ちにはまったく変わりがない。

この映画には何も大きなイベント(盛り上がり)があるわけではなく、話は淡々に進行していくが、惹かれあって愛しあっていく二人の気持ちの変化、人間の気持ちに盛り上がりがあり、人を愛することにより、こんなに自分自身そのままを出して付き合えて、それによって自分の存在に自信を持てていけるのが素晴らしく、そして、それが私の心に突き刺さった。
特に主役の一人のRさんは恥ずかしがり屋で、自信がなく、人から褒められたことがないと。それに、内向的で表現力が乏しいし(私も彼のいっていることがよくわからなかった)、人の目を気にしているから人と手をつなくごとすら冒険になってしまう。それに、自分が人を愛する気持ちを人にあかしたり見られたくない。もう一人の主役Gさんは全く対照的で、大胆、攻撃的、敵を作りやすいタイプ。それに、タイプA であり、ADDかもしれない?自分が何をしたいかを知っていて、自分に自信を持っている(彼の口から出る言葉もストレートで、その意味が深い)からそれに向かって動ける人。最初、Gさんにとって、Rさんは歯がゆかったと思う。それとは逆に、RさんはGさんの大胆な態度に恥ずかしくなっていたと思う。でも、最後の、駅でのシーンで、はっきり二人が変わっていったのがよくわかる。Rさんはもっと積極的に自分を表現することができるようになっていった。Gさんはそこで泣いた。愛は人を変える。

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