劇場公開日 2020年10月23日

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朝が来るのレビュー・感想・評価

全285件中、41~60件目を表示

4.0ひかり

2022年2月14日
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鑑賞方法:VOD

正直「あん」はいかがなものかと思ったけど、
本作は境遇が近いせいかびしばし刺さった。

子役を含めた全員の演技が素晴らいし、
やはりこういう、社会の片隅に光を当てるような作品が僕は好き。

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mar

5.0不妊治療中の人は絶対号泣するやつ

2022年2月12日
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鑑賞方法:VOD

脅迫するならもっとオラつくだろうし、ミステリー文脈は全く感じなかった。そして、2013年でも体外受精は東京であれば全然できたはずなもんで北海道文脈で諦めるパターンはちと消化不良だったけど、そんな些細なことよりも、途中のドキュメンタリー要素により、ただただ家族ってなんだろう、ということを考えさせられた。
みんな演技うますぎじゃない?バーベキューシーンはほんとにリアルバーベキューっぽい中に、演技が入ってくるんだけど、もはや全部リアルにしか感じられなかった。

貧困層ではなくても精神的保全がないと堕ちてしまう可能性があるという現実が多々あるんだろうな、とも。孤独はいかんよね。

私は今、長ーい不妊治療中である。そして、友人は3歳の養子を取った。うちも、もう諦めて養子って手も…というのが現実味を帯びてきたので、ビシバシ刺さった。
もはや、特別養子縁組事業やりたくなってきた。

不妊治療で男性側に原因がある場合の方がしんどいよね。井浦新の居酒屋での演技がまた泣ける…。最後の最後まで涙なしには観れない作品だった。

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soleilヾ(´ε`○)

3.0予想と違った展開

2022年2月11日
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鑑賞方法:VOD

ストーリーなど先入観持たずに鑑賞。
そしたら予想と違った展開に。
ほう、そうきましたか。
片倉ひかりがいい演技してる。
浅田美代子も美味しい役だよね。
年相応になって、我々もいい歳になってきたな。

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千恵蔵

3.5ドキュメンタリーのようなシーンもありリアルさを感じました。 子供は...

2022年2月8日
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泣ける

悲しい

ドキュメンタリーのようなシーンもありリアルさを感じました。
子供は生んで終わりではないというのは当たり前だけど、周辺の大人たちが『なかったこと』として処理しようとしている風景が気持ち悪くて、本当のケアはいったいなんなんなろうと思った。勝手に観賞前に予想した方向(どっちが相応しい親か、どっちが子どもにとって幸せか)とは違っていい意味で覆された気がします。養子縁組された子と産みの親と養父母にとって幸せな世界であることを願っています。
ラストシーンを思い出すと胸がつまって涙が出る。

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ふたり映画

3.5鑑賞後に止めどなく涙が溢れた

2022年2月7日
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鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

悲しい

難しい

予告から気になってたものの劇場に行くタイミングを逃しようやく今回視聴。
結論見て本当に良かった。
私は母性愛を持つような成熟した者ではないからこそ、永作さん演じる佐都子のような"人間力のある"女性に憧れる。

子が出来ぬ悩める夫婦の養子縁組までの前半パートと、若すぎるゆえの孤独な少女の逃避行である後半パート、全く違った視点で描かれる二人の母親が出会うことで朝日が上るクライマックスで一気に感情が高ぶりました。

ただ、原作があり多少予備知識がなければ河瀬直美監督の映像表現だけでは悟ることのできない画のストーリーは難しく、私には間延びしたテンポに感じてしまった。
電話BOXで彼女がどのような心情で、あの信じられない言葉を発したのか、その背景をもっと描いて欲しかったように思う。
ドキュメンタリー風の台詞回しも少し見辛い印象を持ってしまった。

賛否はあるが様々な人の受け取った主観を聞いてみたいものだ。

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月子

4.0世界の裏側で… 少女たちの苦難

2022年1月30日
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いい映画です。

一昨年映画館で観た時よりもWOWOWでの2回目の今回の方がすごく心に響きました。
…なぜだろう?

ストーリーは、子宝に恵まれなかったある夫婦が、事情があって産んでも育てられない親から子供を貰い受ける養子縁組制度を利用して、男の赤ちゃんを迎え入れ家族となるが、産みの親が6年後に現れて… という話。

夫婦の事情、そして13才でボーイフレンドの子供を妊娠してしまった女の子の事情を丁寧に描きながら、『妊婦の駆け込み寺』とも言える広島のNPO法人【ベビーバトン】の存在が軸となる。
その施設長を、浅田美代子があたたかく演じ、夫婦役は井浦新と永作博美。

ドキュメンタリーのようなカメラタッチで淡々と進む話に、夫婦や女の子の回顧録が絡み、妊娠・出産を機に人生がガラリと変わってしまう女の子を蒔田彩珠(まきたあじゅ)。痛々しくも時にみずみずしく演じる。上手い。

世間を見回すと

この夫婦に子供がいたら、最高なのに。
絶対いい親になれるのに。子供は幸せなのに。

という夫婦に子供ができなかったりする。

反対に、ろくでもない夫婦に次々と子供が産まれたり…

「子供は親を選べない』とは言うけれど
神様は時に残酷だ。

この夫婦には愛があり、良識があり、責任感もあり、と同時に産みの母親に対しても敬意を払い思いやる余裕がある。
果たしてこんなに強く優しくいられる? って
永作博美を見て感じた。尊敬に値する。

突然現れて『私が産んだ子供を返して欲しい。無理なら、お金をください』と言われて、動揺するも
相手の目を真っ直ぐに見て、息子への愛を示し、突き返し、後に人違いを詫び、涙する。
息子にもちゃんと会わせてあげるんだね…

そんな妻を優しく、強くしっかりと支える夫を井浦新さんがごくナチュラルに演じてて、とても素敵。
不妊という困難を共に乗り越えた2人は、互いに信頼し合い、絆が強い。なんか羨ましい。

そして何よりも、ベビーバトンの浅田美代子が素晴らしい。
看護師である彼女自身も子宝に恵まれず、過去に思うことがある様子。『不幸な子供を少しでも減らしたい一心で』この施設を広島・瀬戸内の離島に設立。
ベビーバトンに大きなお腹で現れる少女たちを娘のように包み込み、優しく支え、励ます。束の間であっても、ちゃんと受け入れて貰えるあたたかい場所がある事で、どれほど少女たちが救われることか。

牡蠣筏の浮かぶ瀬戸内海の優しい波音が、それぞれ色んな事情を抱え、傷つき、家族と離れ、見知らぬ土地で出産に挑む少女たちを穏やかに癒し、少女たちはほんの少しずつ心の平穏を取り戻していく。

でも、産んだあとはすぐに赤ん坊とお別れ…
「愛情がわかない。生まれた子供の顔を見るつもりもない」と言い放つ子もいれば、この主人公のようにお腹の子にあだ名をつけ、慈しみ、産まれた我が子を愛おしく抱きしめる子もいる。切ないですね。

彼女たちに共通しているのは、複雑な家庭の事情で、たいてい、母親との関係が気薄で、この少女の場合はまるで厄介ごとそのものといった風に娘の妊娠を責めて、ひた隠し、世間体ばかり気にして、辛くあたる。
娘が広島から帰宅した時など、本当にきつくて、なんとも言えない悲しい気持ちになった。

この映画を2回観てあらためて感じたことは
苦難と向き合うことの大切さ。
この夫婦も、少女も、最後にはちゃんと現実をしっかりと受け止め、真摯に向き合うことで、救われたように思う。
逃げずに、目を背けずに。
そうすることで、また一歩前に進めた気がする。

生きていくには、やはり人と支え合うことと
「希望」を持てる環境がいるんですよね。

そういう意味で、世間の裏側で人知れず子供を産んでいる少女たちの存在を知ることができて良かったと思う。この映画のおかげ。

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Mariko

4.0ノンフィクションを見ているようだった。 実母と養母の葛藤を丁寧に描...

2022年1月24日
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ノンフィクションを見ているようだった。
実母と養母の葛藤を丁寧に描写してあり、冗長なところはあるが、全て必要な一コマだった。

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jyojyo4649

4.0役者さんの演技はよかったけど、ちょっと言葉足らず

2022年1月19日
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泣ける

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kano

4.5名作ですね、間違いなく。

2022年1月12日
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河瀬直美監督の作品は、おもしろいけど、重い。
そんな印象があります。テンポのいい爽快感のある
作品とは対極に位置する気がします。
う〜ん、と考えさせられるような内容のものが多いので、
見終わった後、すごく疲れるんですよね。
あと、ストーリーの展開があまりなく、静かに時が流れていくような
ドキュメンタリー風の作品ばかり。
そういう映画は、眠くなったり、途中で見るのを辞めたりしたくなるんですが、
この監督の作品は、不思議とそうならない。それが凄さなんじゃないかな
と感じます。

「朝が来る」も、見事に河瀬ワールド。原作は未読ですが、
他の監督がメガホンを取ったら、全然違う雰囲気の作品になると思います。
河瀬監督の作品は苦手だという人にも受け入れられるんじゃないでしょうか。

役者では、永作博美、井浦新という二人が上手いのはわかっていましたが、
蒔田彩珠の才能には驚き。すごい役者になりそう。

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tochi06

4.5なかったことにしないで・・・という抒情詩

2022年1月10日
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「きっと君に辿り着くよ。
        会いたかった。」

これがこのストーリーの帰着点だと思う。
そして、それは、なかったことにしないでという声を、
一度は消された声から甦らせ、そこから生まれたものだった。

夫婦の想いが、
幼い淡い恋心が、
そこに宿った小さな命が、
なかったことにしないでと囁きかける。

この囁きが映像全般にわたって私たちに語りかけてくる。
煌めくひとつひとつが、
風にそよぐひとつひとつが、
とても綺麗だ。
この彩が鮮やかで、また音もまた抑制が効いて静かである。

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critique_0102

4.0養子縁組

2022年1月3日
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アンディぴっと

4.5泣けた

2021年12月16日
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さな

2.0会いたかったよ

2021年12月11日
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笑える

悲しい

楽しい

命を題材に扱った作品。元々テレビドラマの映画化なので、取ってつけた様な物足りなさを感じた。女性目線の話の組み立てや違いには驚いたし構成にも二分割のサスペンス要素が取り入れられ楽しく見れた。心をマッサージしてくれる様にテレビドラマの方が楽しそうだ。

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コバヤシマル

1.5ひとつの不自然で駄作が誕生

2021年11月30日
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美猴王

4.5演技力に圧倒される。

2021年11月7日
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泣ける

悲しい

難しい

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T-KAZU

4.02人の母のごめんなさい

2021年11月2日
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ものすごく沢山の言葉が詰め込まれている、2人の母のごめんなさい。
朝斗の明日の朝が幸せな朝であることを願う。

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上みちる

4.0

Jさん
2021年10月31日
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自然光の描写が美しい
光の純粋さ清らかさのような

周りの大人の汚れが
この清い少女を汚していく

正直に生きる人が理不尽な目にあう
永作博美演じる義母と
実母である少女に共通している

間違えを起こしたら謝るという当たり前のこと
できていないとこの映画を通して痛感

子供のような素直な心でいたい

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J

5.0余韻がすごい、観てよかった

2021年10月26日
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のん

3.5母は母の気持ちが…

2021年10月24日
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KEI

4.0丁寧にしっかりとした作品

2021年10月16日
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原作は未読です。

「特別養子縁組」。それは受け入れた側の戸籍となり、出した(産んだ)側とは縁が切れる。
その双方の話を、時間軸を時に戻しながら進んでいく。
そうなるとわかりにくそうですが。
小説でいうと「第1章:受け入れ側」「第2章:産んだ側」等とメインをチェンジしていく。
なので大丈夫でした。

途中ドキュメンタリー風に進むところもあって。
話にリアリティさを増してました。

時々で受け入れ家庭に、無言電話がかかってきます。
その時の「爪の色」。誰だろう?出した側の女性じゃないよね。でももしや?。
と予測したのですが、そういうことかそれで、ってわかるところは。
出した側の女性の、出産時以降の人生の荒波ぶりを感じたな。

生命の営みとの結果として、命を授かり、生まれる。
その子供がみんなに歓迎される。ばかりじゃないんだよね。
生まれない命もたくさんある。
その難しさを感じました。

重めの内容ではあるけど、見終わった後は「うん」ってうなづける。
140分あっという間でした。

⭐️今日のマーカーワード⭐️
「色々あったね」

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ゆき@おうちの中の人