劇場公開日 2019年9月6日

  • 予告編を見る

「生きることが愛おしくなる。」ラスト・ムービースター ちゆうさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0生きることが愛おしくなる。

2020年9月21日
Androidアプリから投稿

泣ける

笑える

幸せ

春・・・遥か先に見える希望の光のみを見上げ坂道を駆け上がる時期。
夏・・・間近に見える希望の星に手をかけ、逃すまいと必死に掴もうとしている時期。
秋・・・希望と不安が綯交ぜになったなかで現実という目の前の相手と対峙して奮闘している時期。
冬・・・果たして自分のしてきたことは正しかったのか?自分が歩んできた軌跡は美しいのかを考察する時期。

そして人は四季の軌跡を残し、死期を迎え鬼籍に入るのだが・・・

この作品は上記の全てが詰まった、小さな小箱である。
それもとびきりの小箱。
この小箱を開けると、涙し、感動に震える。

すばらしきかな人間。

ちゆう