劇場公開日 2020年6月12日

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「タイトルなし」その手に触れるまで ワイルドとみまるさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5タイトルなし

2020年7月26日
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鑑賞方法:映画館

ダルデンヌ兄弟作品を初めて観たのは3年前に観た「午後8時の訪問者」
劇中、ほぼ音楽無しでカメラワークは手持ちで(多分)人物を中心に写すところが印象的でじわじわくる作品だったんですよね。
その後、2人の過去作品を何本か家で鑑賞しましたが、どの作品もドキュメンタリータッチなのに見入ってしまう内容ばかり。
本作でもその手法は健在で、音楽は無いし引きのカメラワークも少なくほぼ人物中心の描き方。ベルギーならでは、というよりは欧州が抱える問題でもあって、その問題をべースに人はどう変わることができるのかというところが焦点な気がしたんだけど、、
少年アメッドはどうだったかというと、握手さえ拒んでいた人間がああなれたのは救いだけれど、あのシチュエーションでそうなったのはいささか突拍子もない演出に感じました。作風も題材も好みですが、、

とみまる