守護教師のレビュー・感想・評価
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片寄ったストーリーながら…
この映画の為の片寄ったストーリーながら…主人公の不器用な真っ直ぐさわかる推理アクション映画と言う感じ。
マ・ドンソクの為の映画だけど周りの俳優さん女優さんありきの見応えのある映画でした!
ゆけ!マ・ドンソク!クズ野郎どもをやっつけろ!!
閉鎖的な田舎町で、失踪した友人を探す女子高生と転勤したばかりの元ボクサーの教師マ・ドンソクが、クズ野郎どもをブチのめす。
愛嬌ある笑顔と岩のようなガタイと筋肉持つ、マ・ドンソクが、ともかく強くてカッコイイ。
ドアをパンチでブチ破り、多勢に無勢もなんそのでヤクザどもをノックアウトする。痛快爽快。
あまりに強すぎてサスペンスに問題が出てくるが、役者の魅力で許せるし、映画的にも高レベルな面白さもある。
大人になったら綺麗で自由な人に
「鉄拳肉まん兄貴のための映画」という感じではあるが、話が進むにつれて増してくる悲壮感と胸糞の悪さの描写はなかなか。
片田舎の街の性質にウンザリする。
臭いモノには蓋をして、長いモノには巻かれる。
触らぬ神に祟り無しとばかりに明らかな異常事態に目もくれず保身ばかり。
下っ端は権力者に媚び、権力者もさらにその上の権力者に媚び、まさにズブズブの関係。
気持ち悪いったらありゃしない。
ユジンに強く当たる女性教師に一番腹が立った。
おなら連発していたおっさんも気持ち悪いことこの上ない。嫌だ嫌だ。
明らかに怪しい犯人と見え見えの動機に、突き抜けた魅力も恐怖も無かったのが残念。
どの人物も後ろ暗いものがあり、誰が何をしていてもおかしくない気味の悪さは良かった。
コメディ要素もほんのり挟みながら、わりとシリアスに進む展開に好感が持てる。
ユーフォーキャッチャーに全力で挑むギチョル先生かわいい。閉鎖的な空気かなかったら一発で人気者だろうに。
終盤の静かにブチ切れた表情とやり切れない表情には思わず鳥肌。
アクションのアイディアは薄く、事の真相もまあ予想通りではあったけど。
け破られるドアの主のミスリードなど、ところどころで光る演出が好き。
起きている事に比べて、のんびりしたテンポにまったりした音楽でグダグダしてしまったけど、後半で加速してくれて良かった。
持つべきものは諦めない友達かな。
行方不明になったのがあのヤンキー少女だったらどうなっていただろう。
ひねり少なく。
こんな単純明快でまっすぐなドンソクはやっぱり気持ち良い。韓国らしいいつもの内容だけど非道さは控えめなほう。いっぱつでのされちゃう悪党が多くてやられ方が爽快。拳いっぱつだし。楽しかった。
きちんとまとまった脚本
冒頭から面白いの。打ち上げの場で「いいから俺に任せておけ」みたいな話をしてる二人のところへ来た主人公が「二位」のトロフィーを叩き付けて「ボクシングをやめるそうだ」って。
これだけで、どうも不正があって、主人公の教え子が優勝できなかったんだなって解るの。うまいよ。そこからの展開で主人公の性格がきっちり解るしね。
話はそこまで「えー!」ってなる展開ではないけど、きちんとした脚本で描かれてて面白かったな。
副主人公のキム・セロンが可愛いの。浅川梨奈にちょっと似てんだけどね。高校生ぐらいの女の子って「神聖にして侵すべからず」って可愛さ・綺麗さがあるけど、そんな感じで良かったな。
主人公・副主人公に対する鬱展開は入れないで、それでエンタメとして成立してくるし、韓国映画は相変わらずレベル高いなと思ったよ。
マ・ドンソク好きなら
マ・ドンソクが女子校の教師という設定に、マ・ドンソクが童貞っぽく挙動不審になったりするのかと勝手に想像して萌えていたがそんなことはなく、普通に女子高生と接していました。
ストーリー的には町の権力者がすべてを握っていて町全体が何かを隠している感じが『トガニ』を思い出させる。
それでマ・ドンソクが悪者の権力者を倒していくが、相手が文化系の若者だったりおじさんだったり弱いのであまりスカッとしない。あと元ボクサーの設定なので攻撃のほとんどがパンチでやや迫力不足に感じた。
結果、『トガニ』的なことがやりたいのかマ・ドンソクのアクションをみせたいのか中途半端になってしまった気がする。
でもマ・ドンソクが見れただけで満足でした。
あとキム・セロンが大人になって可愛くなっててびっくりした。
シリーズ化望む
今まで見たマ ドンソク映画の中で1番キャラと合っていたと思う。ボウズ頭も似合ってるしあの納得いかない眼差しというか、目つき。最高ですね。ストーリー的には捻りがないし、マ ドンソク キャラにかなり頼ってるけど、悪役は憎たらしさが出ていてよかったし、わかりやすい所も悪くなかったと思う。
相変わらず韓国の恥部や、ヒステリックな国民性が描かれておりまあまあリアリティも感じた。ラストはもう少し別の描き方があったような気がするが、次作、シリーズ化期待!!
犯行の動機が?
こつ然と姿を消してしまったその生徒を、他の教師は単なる家出と取り合わず、警察の捜査もまったく進展が無い事件をマ・ドンソクが奮闘するという作品。
それなりにマ・ドンソクが頑張っているのだか、犯行の動機が良くわからないので、緊迫感が伝わってこないのが残念。
マ・ドンソクはも、もっとシリアスな作品で暴れてくれる作品の方が好きだな!
マブリーを楽しむ
ストーリーは凡庸。
困ったり、怒ったり、戦ったりするマブリーを愛でる映画であり、それ以上でもそれ以下でもない…
しかしそういう意味では成功しているし、期待通り。
あの子がアジョシの子だったとは気付かなかったな〜…
マ・ドンソク主演作品ってなぜいつもこうなの?
いってみれば、これまでのマ・ドンソク主演作品と同じく、イマイチパッとしない内容だった。
というか、マ・ドンソクが出てるから辛うじて成立してるだけで、有名じゃない人が出演だとおそらくスルーされてしまいそうな内容。
いうほど酷くはないけど、設定も展開も手垢つきまくりで目新しさがなく、過去の映画のツギハギ感が否めない。意外性もないし、ひねりもない。多分記憶にはカケラも残らない作品。
しかしながらこの人、脇で出てる作品は結構スケールが大きかったり、設定も内容も練られてたりするのに、主演作品になると忽ちスケールも内容もショボくなるのは何故なのだろう?
単に脚本選びが下手なだけなのか?
それともマ・ドンソク主演にしとけばある程度売り上げが見込めるから、やっつけでも作っとけという映画会社の方針なのだろうか?
マ・ドンソクが強すぎるのも…(複雑なファン心理)
女子校の体育教師として働くことになったボクシング元東洋チャンピオン。「無双の鉄拳」では誘拐された妻を助けるために大暴れしたが、本作は生徒のために献身的に大暴れすることになる。
犯人が何をしたいのか今一つわからないため、犯人への怒りがあまり湧いてこない。ドンソク先生が悪い奴らを殴り飛ばしていく爽快感はあるが、今回の先生強すぎない?格闘シーンというより一方的に(しかもほぼ一発で)やっつけていくだけだった気がする。傷を負うのは相手の卑怯な手段のみ。「無敵の鉄拳」ってタイトルがついてもおかしくない。そういう意味での物足りなさを感じてしまった。
ちなみに先生と一緒に同級生疾走の謎を追う女生徒は「アジョシ」に出てたあの子!大きくなったなーと感慨深くなること間違いなし!
う~ん、何か残念
映画の設定や題材は凄くいいし、役者も良いので期待してたのに何か残念な仕上がり。あ~もやもやする。もったいない。ところどころは良かったのだけれど。全体的に緊張感に欠ける。それが致命的。使われている脳天気な音楽も映画をぶち壊していた感じ。主人公は顔芸だけでちょっといまいちな感じだったけどキム・セロンちゃんの成長は凄く嬉しい。賢そうだしやはり演技が抜群。それで★0.5個おまけ。監督変えて取り直して欲しいわ。ほんとに。
もっと街ぐるみ全員の闇の深い作品を期待していたが、街の権力者とその...
もっと街ぐるみ全員の闇の深い作品を期待していたが、街の権力者とその息子とヤクザの在り来たり話だった。ただドンソクの豪腕アクションは健在だったので、スカッとして面白かった♪
恐い町
アマチュアボクシングの指導者だったが協会の体質への不満から暴力沙汰を起こし追放された主人公が、郊外の高校教師となり赴任した学校で起きた生徒の行方不明事件に絡んで行く話。
体育教師兼学生主任ということだが、仕事は学費滞納の生徒の取り立て…って生徒に交渉するんかい!?というところから始まり、友達が行方不明になったと言って自分で捜す女生徒と絡んで行くストーリー。
怪しげな店や背後にみえる組織、更には黒い権力と絡んで行く展開だけど、犯人はすぐにわかってしまうし、犯人が何をしたかったか良くわからないし、いまいちスリリングさに欠ける。
たまにみせるすっとぼけた笑いは嫌いじゃないけど。
主人公を演じるマ・ドンソクの豪腕ボディアッパーを楽しむ作品という感じかな。
アクション的には Aigoo?
主演のマ・ドンソク。彼の映画を見れば、一瞬にして、彼の肉体から繰り出される強烈パンチに目が点になり、彼のファンになった方は多いと思うのだが、今回の作品は、彼が、新しくやり直すために女子高の先生になり、慣れない仕事に慣れるために必死で取り組む様子が、コメディ色もあり、彼の暴力だけではない、むしろ、言い方が悪いが“お茶目”な面がいいアクセントとなっている。最近見た、映画「神と共に 第二章 因と縁(2018)」でも"屋敷守護神”となってコミカルな面も見せている。
学園ものアクションスリラー映画と紹介されている本作、女子学園の生徒の失踪事件に絡んで、失踪した無二の親友を探す生徒、ユジンをキム・セロン、親友思いの彼女が必死で探しているのにもかかわらず、街全体がそのことを知らないかのように警察も失踪した学園側も何故か無関心で関わりたくない様子に映る。何故.....?
ストーリーとあまり関係のないものとしては、ところどころ日本ではないような学校のシステムがあって、例えば、"BK teacherともTeacher BK”とも称される先生がいて、生徒や生徒の保護者に会って授業料の滞納を催促するものも登場する。そんな、やりたくない仕事を、雄牛ことマ・ドンソクがいやいや、やらなければならなくなるところも見どころか?しかし、そのことがきっかけでユジンとの接点ができるようになり、物語が進行していく。
シナリオ自体も少し、首を捻りたくなるようなところも見られるが概ねサクッと観ることが出来た。
この映画の重要な登場人物の一人、ユジンを演じているのが、口角がキリっと上がっているキム・セロン。彼女を初めて見たのが、8年前のテレビ「天上の花園(2011)」で、しっかり者で家族思いの心優しいウンス役を演じていた彼女が、ここまで成長し、その当時から天才子役として活躍していたのを思い出す。
ソウルに拠点を置く日刊英字新聞、Korea Heraldでは、「確かに心のこもったアクション映画を演出して、俳優もうまく演じているが、シナリオに一捻りやスリル感が欠けている。」と、たしかに学園もの映画として、自分勝手に思っていることなのだけれども、ファンからすればブーイングものかもしれないが、敢えて言わしてもらうなら彼のアクションを"愛情のある暴力"、また"人情味にあふれた暴力"と個人的に思っているのだが、今回、マ・ドンソクのアクションシーンが幾分トーンダウンしているかのように思えるのとラストにおいて、しかたないことかもしれないが、煮え切らないように個人的には思うのだが....。
「陽の当たる場所(1951)」、「ジャイアンツ(1956)」、「アンネの日記(1959)」で知られる名匠ジョージ・スティーヴンス。日本映画でもよくインスパイアされた彼の西部劇のジャンルを超えた映画「シェーン(1953)」のアラン・ラッドのようにラストシーンで彼が、ジョーイに何も告げず、立ち去っていくようにギチョルもユジンに何も告げず、次の町に行ってしまう。ちなみに、アラン・ラッドは身長168cmとその当時のハリウッドスターとしてはかなり小柄な方だったのだが、スクリーンを通すと、大柄な方に映っている印象が残っている。
マ・ドンソク、彼のファンなら彼の別の顔が見ることのできる映画かもしれない。
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