ココロ、オドル
劇場公開日:2019年6月22日
解説
沖縄・慶良間諸島の座間味島でオールロケを敢行し、慶良間の美しい自然を背景に不器用ながらも愛を求めて生きる3組の家族の姿を描いたオムニバス映画。座間味島の民宿「満月荘」にやってきた外国人カップルと、民宿のおばぁと孫が、言葉が通じない中で、時にすれ違いが生じながらも交流していく姿を描いた第1話「夫婦になれない男と女」、兄夫婦に息子を任せたまま島を飛び出し音沙汰のなかった男が5年ぶりに帰郷し、人生をやり直そうとする様子を描く第2話「心の通じない親子」、妻が不倫相手と島を出てしまい、残された娘とぎこちない生活を続けるサバニ職人の男のもとに、妻の不倫相手が現れたことで起こる事件を描いた第3話「家族になれない父と娘」の3話で構成される。監督は、沖縄県出身の映像ディレクターで、「琉神マブヤー」「沖縄を変えた男」など、沖縄を舞台にした作品づくりを続ける岸本司。2015年に手がけた短編「こころ、おどる」を、岸本監督が自ら長編化した。
2019年製作/96分/日本
配給:ファンファーレ・ジャパン
スタッフ・キャスト
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2019年6月27日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
ほのぼのさ、いい加減さ、無駄な一生懸命さ、そして、それらを包み込むゆったり感。
舞台挨拶で監督も言ってましたが、ある意味でファンタジーだし沖縄外の者には際立ってそう感じるけど、沖縄だったらこういうことってあるんだろうなと思わせます。
2019年6月23日
Androidアプリから投稿
慶良間諸島座間味村の民宿「満月荘」のおばぁと孫と村の仲間たちの間で起きる出来事。
共に日本語を話せない仕事で海の撮影にやって来たフランス人の男と同行の島にルーツを持つ女というカップルのすれ違いの話。
息子を兄夫婦に預けて島を出た男が横領の指名手配犯として女と共に帰島する話。
嫁に不倫相手と島を出て行かれた16年前に島にやって来たサバニ(漁船)大工の男と整備工の娘の話。
上記3話のオムニバスだけど登場人物は被り、設定上もまとめて数日の出来事になっている模様。
3話共すれ違いと和解の物語でマジメな話だけど、どこかマッタリした空気感とすっとぼけたコミカルさで笑いどころもあり。
一話一話が短いから展開の唐突さは否めないけれど温かく優しくほっこりした良いドラマだった。