劇場公開日 2021年1月22日

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「明るく彩り豊かな、ビクトリア朝階級社会の波瀾万丈物語」どん底作家の人生に幸あれ! 雨はにわか雨さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0明るく彩り豊かな、ビクトリア朝階級社会の波瀾万丈物語

2021年1月30日
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クセの強い人物たちが入れ替わりに現れて物語を彩る。困難もあるけどクスリと笑ってしまうユーモアがある

工場の過酷な少年労働もあれば、ジェントルマンの卵たちとの私立校での交流もある

漁港で働く人との慎ましくも楽しい生活もあれば、召使いのいる優雅な田園生活もあるし、ロンドンの貧困住宅の生活もある

嫌な奴もいればいい奴もいる

でも暗い話ではない、そんな彩り豊かな物語

そういう話を気軽に楽しめる人には十分面白いと思いますよ。お勧めします

ここ映画.comではいまのところ星二つになっていてびっくり。評価が低い人は映画化に不満なのかなあ。それともプロットの展開が不満なんだろうか

自分は原作は読んでいないので映画単体の評価です。登場人物に多様な人種を割り当てているのは当然原作とは違うでしょうが、現代的な映画化で自分には面白かったです

あと、あまり真面目にプロットの細部を気にする人には向いていないかもしれません。多少はファンタジー的な(?)部分もあるので。終始重厚なシリアスドラマではありません。気軽に見てください

IMDBでは6.4/10、Rotten Tomatoes では92%ですよ

雨はにわか雨